上高地

2017-07-29 11:26:01 | 日記
もう一週間になる。
先週の今ごろ、私は松本駅にいた。(午前10時半現在)

高校1年の時に行った林間学校。
その時のクラスの人たちと、林間学校で宿泊した施設に泊まる計画を立てた。
本当は多分10年以上も前からあった話だ。
みんなの都合を合わせることも難しく、企画が進展することはなかった。
今年は高校1年から40周年。
今年は絶対行こうと少々強引に計画を立てた。

メンバーは6人。
女性は私とMちゃんの2人。
男性は、成り行き幹事に奔走してくれたシゲルくんと、結婚前の大親友だったべーちゃんと、
クラスで成績トップだったアキラくん(東京在住)。
そして静岡県民である脳外科医の眠眠くん。

初日は上高地に行った。
40年前、愛すべき我がクラスは、大正池でおバカなことをやった。
(別に特別人に迷惑をかけるようなことではないはず)
実は、その時のクラスは、6月に林間学校に行くまで、あまり盛り上がりのない地味なクラスだった。
それが林間学校で爆発した。
その後は、他のクラスからやっかまれるほどの、めちゃくちゃ楽しい仲の良いクラスになった。
上高地での出来事は、その象徴のようなものだった。

今回は大正池とは反対の明神方面に向かって歩いた。
時間の都合で、明神池までは行けず、半分くらいで引き返してきた。

夕方宿泊施設に着く。
みんな「変わってない、変わってない」の連発!!
でも、私は、
私は、その施設には多分高校時代に3回、大学生の時に1回行っているはずだが、
よく覚えていなかったのである。
部屋の中の様子などは覚えているが、外観に至っては全然!!
「昔からこんな色だっけー?」

上高地のこともそうだ。
大正池での出来事があまりに象徴的で、他のことはあまり覚えていない。
「上高地って、こういう場所だったんだー!」

夜は楽しかった。
お部屋は、20人くらい入れる部屋で、男女同室にした。
お風呂は、源泉かけ流しの温泉。でも、熱湯風呂だった。
その熱湯の湯船の向こうに大きな窓がある。
窓は開いていて、よしずが立てかけてあるのだが、その2枚のよしずの間が大きく空いている。
外は裏山で、誰もいそうにはないけれど、行こうと思えば行ける場所(多分)。
熱湯を渡って窓を閉めに行くこともできない。
ちょっと躊躇した後、Mちゃんの頼もしいお言葉。
「よぉ~しっ!!見せたるわぁ~!!!」

何度か外にたばこを吸いに行く。
一人で行くこともあれば、シゲルくんやべーちゃんと一緒のことも。
べーちゃんと2人の時に、結婚後初めて、べーちゃんが私のことを想っていてくれた時のことを話した。
そしてその後のべーちゃんの女性遍歴の話には少々びっくりした。

日付も変わった頃、みんな寝ることにしたのだが…。
そこからがべーちゃんのワンマンショーだった。
酔っ払いのべーちゃんが、延々と独り言を話し続けるのだ。
それがおかしくておかしくてたまらない。
特にMちゃんがその一言一言に笑い転げる。
私は、Mちゃんの笑いに弱いらしく、Mちゃんの笑いが伝染する。
真っ暗な中で、べーちゃんの独り言は、仕込んだ缶ビールが尽きるまで続いた。

翌日は朝から雨だった。
予定では新穂高ロープウェイに乗るつもりだったが諦める。
「雨だったら温泉三昧!」その計画通り、温泉のはしごをする。

白骨温泉の泡の湯というところに混浴の露天風呂がある。
企画段階で半分ジョークでシゲルくんが持ちかけてきた話。
私もMちゃんも「いいよー。おもしろそう」と乗ってしまったので、
持ちかけたシゲルくんの方がびっくりしていた。
だって、お湯は白濁していて1メートル先も見えない。
男女入口は別々で、中も広いから、他の客に会うことも滅多にない。
女性にも安心の混浴!ってHPに謳ってあったんだもん!!
ところが、行ってみたら、「広くて会えない」だけは大嘘だった。
でも面白かった。
若いカップルさんとかもいたし。

本当に楽しい二日間だった。
でも、企画途中で私はちょっとだけ不安があった。
去年行った、楽しみにしていた学生時代の友達との30年ぶりの旅行が、
私的には少々悲惨に終わった。
そのことが頭を過ったのである。
30年、いや40年という年月はあまりに長いから…。
また何か嫌な思いをするんじゃないかと。
でもそれは全くの杞憂だった。
そうだ!あのクラスでそんな思いをするはずがなかったのだ!
多分私の人生で一番楽しかった一年だったのだから。

お疲れ 2

2017-07-29 10:32:47 | からだのこと
耳鼻科に行った翌日の木曜日の朝。
もう本当に体がだるかった。
家族を送り出してすぐに二度寝した。
そういうことは滅多にない。

この日は、月に一度のボランティアの集まりがあった。
別に行かなくてもいいのだが、今月はちょっと楽しいプログラムが予定されていた。
ちょうど一番仕事の忙しい日だけれど行こうと思っていた。

でも、今月は疲れのせいで仕事がちっともはかどらない。
幸い今月は月末の曜日の並びなどから、日程に余裕がある。
でも、少し休みたい。この集まりに行こうかどうしようか迷っていた。
前日にはやめておこうと思った。
当日の朝も、それだけ体がだるくてもまだ迷っていた。
でも結局やめた。
二度寝からはほどなく起きたけれど、特に何をするでもなくぼーっとしていた。
午後からは仕事に出かけた。

今週は皮膚科に行く週だ。
大抵は木曜日に行っている。
木曜日の午前中の予定をキャンセルしたのだから、行こうと思えば行けた。
でも、書いた通りぼーっとして過ごしたので行かなかった。
木曜日に行けない時は金曜日に行く。
金曜日の午前中は、溜まっていた仕事を一つ片づけた。
午後からは、体に気を遣いながらも集金の仕事をがんばった。
ちょっとだけ、旅行に出かける前のただ疲れが溜まっているだけの状態に戻ったような気がしていた。

ふと思った。
頑張り過ぎたのかなあ?
こだわりを持ち過ぎたのかなあ?

「あれをやらなきゃいけない」
「ああいう風にやらなきゃいけない」
そんな思いに支配されていたのかなと思った。
でも、よくよく考えてみればそんなことはないのである。
私はずっと無理しないことを信条にしてきたし、手を抜くのがとてもうまいのである。
こだわっている部分も、その時々で、こだわりを緩めてきた。
自分に甘いから。

それでもやっぱり、理屈じゃなくて、
どこかで頑張り過ぎていた。こだわっていた。
あの人もこの人も、あんな風に生きている。
私にだってできるはずだ。
それは、無理と言うより、どちらかと言うと「希望」。

旅行から帰ったら、Mくんにメールをしようと思っていた。
最後に連絡してから2ヵ月以上たつ。
そろそろメール入れてもいいだろうと思う。
まだできていない。
伝えたい言葉は、次々と頭に浮かんでくるけれど、
Mくんへのメールは、やるべきことがいっぱい溜まっている中で、
疲れた頭ではできない。
週明けにしよう。
その頃には、落ち着いているだろう。
疲れは抜けていないだろうけど。

今日は月末の土曜日。
いつもなら、午前中から一回り集金に行く。
(でも、実は、この午前中の一回りというのは、すごく疲れるのである)
幸いにも、どうしても午前中というお客さんもいないので、すべて午後からにまわそう。
そしてやりたかった仕事以外のことをしようと思う。