夢と現実 2

2016-02-27 14:12:34 | 日記
恋をして以来、自分の中にあった違和感のようなものを、
やっと言葉で理解できるようになった。

恋をして以来、私は何をしていても彼のことを考えていた。
仕事をしている時、「彼は私がこんなことをしているなんて知らないんだな」と思う。
家事には身が入らない。
若い時は、恋をしたらその分他のこともがんばろうと思った。
恋のエネルギーで勉強もがんばろう!とか。
恋をしたせいで成績が落ちたなんてことには絶対にしたくないと思っていた。

今は、そのエネルギーをつぎ込むものが何もないような気がしていた。
大体成就させてはいけない想いなのだから、頑張る気力なんて持てなかった。
そうやって何カ月…。

少しわかってきた。
彼は、私の夢の中の住人なのである。
だから、仕事とか家事とかの私の現実の世界では、彼の存在を感じることができなくて、
それで虚しかったり、哀しかったりするのである。
実際に彼の存在を感じることができるのは、
彼に会えるあの特別な場所と、
あとは、こうして彼のことを書いているときだけ。
だから私は、彼のことを書くことで夢の中に逃げ込む。
現実を生きていない。

だから、彼を現実の世界に引きずり込みたいと思った。
何か、現実の世界での繋がりを持ちたいと思った。
(決して真剣に不倫とかを考えていたわけではない)
でも、そんなちっぽけな繋がりでも持つのはきっと不可能なのだろうと思うと、
どうしようもないほど心が不安定になったのだと思う。

もう何か月も夢の世界に生きてきた。
そろそろ現実に戻らなくてはならないのかもしれない。
そろそろ真剣に考えなくてはならないのかもしれない。