ラブ★コンの街から西へ東へ

趣味の旅行・街歩き・日常のどうでもいい事をを綴ったブログです。

亀ノ瀬隧道

2009-12-14 20:05:10 | 地理・地図
先日、インターネットや新聞でこんなニュースがありました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
80年前の「タイムトンネル」、大阪で発見
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/life/20091210-567-OYT1T00001.html
明治、大正に大阪―奈良間を結んだ大阪鉄道の路線で、1931、32年の大規模な地滑りで
すべて崩壊したとみられていたトンネル「亀ノ瀬 隧道 ( ずいどう ) 」(大阪府柏原市)の一部が
ほぼ原形のまま見つかり、9日、報道各社に公開された。
約80年前、土砂の下に消えた〈幻のトンネル〉に、関係者は「まさか当時のまま残っていたとは」と
驚いている。
トンネルは1892年、大和川右岸の生駒山地を貫いて建設された。
昭和初期の地滑り後、出入り口が封鎖され、間もなく現場を 迂回 ( うかい ) する
別の路線(現JR関西線)が建設された。
見つかったアーチ状のトンネル内部はれんがで覆われ、幅3・3メートル、高さ4・6メートル。
昨年、国土交通省が排水トンネルの敷設工事で周辺を掘削作業中、
全長約500メートルのうち、66メートルが崩壊を免れているのを確認した。
同市教委と国交省は、一般公開の方法を検討する。市教委の担当者は
「約80年前の空気が詰まったまさにタイムトンネル」と話した。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

昔このあたりがどのようになっていたのか知りたくて、家にある古地図を開いてみました。

【大正13年 駸々堂発行 大和回遊名所案内圖】
この時、関西線は大和川の北側を通り、亀ノ瀬隧道らしきトンネルも描かれています。


【昭和7年 大日本帝國陸地測量部発行 大阪東南部】
地滑りが起きた後で、関西線が分断されています。
亀ノ瀬西口駅と亀ノ瀬東口駅があり、その間は徒歩連絡だったようです。


【昭和44年 国土地理院発行 大阪東南部】
線路が大和川の南側に付け替えられて、新たなトンネルもできています。
現在と同じ形だと思いますが、昭和55年に河内堅上-王寺駅間に三郷駅が開業しました。


元奈良県民の私は、その昔毎日の通勤で国鉄関西線を利用していたので
河内堅上-三郷駅間で線路が不自然に大和川の南側を通る理由が
地滑りのせいだと知っていました。
このニュースで当時のトンネルが発見されたと知り大変驚いています。
いつか一般公開が行われるらしいので、その時にはぜひ行ってみたいと思います。


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
亀ノ瀬隧道の一般公開 (つばた)
2010-11-29 22:18:42
 亀ノ背隧道は私が知る限り、既に2回一般公開されています(直近は11月13日)。現場は柏原市内なので、柏原市の広報や国土交通省(地すべり対策の担当省庁)大和川工事事務所のHPにて案内されているようです。
返信する
つばたさんへ (lisapink)
2010-11-29 22:57:08
かなり前の記事にコメントありがとう
トンネルの見学会があったのは知っていたんですが行けませんでした。
再度見学会があったんですね。
見学会は一回きりと思っていたので気付きませんでした
またいつか見学会があるかな??
時々大和川河川事務所のHPをチェックしてみますね。
返信する