だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

ラウル・ルイス監督の4時間半

2012-09-26 21:53:02 | 映画
1941年7月25日チリ出身の監督ラウル・ルイス。亡命後、フランス映画で活躍していましたが、2011年8月19日70歳で没。日本公開作品はとっても少なく、「ロック公国/ジャゾンIII世」(84)

「アルマ橋で目覚めた男」(85)「犯罪の系譜」(96未)「三つの人生とたった一つの死」(96未)「悪夢の破片」(98未)「見出された時 “失われた時を求めて”より」(99)「クリムト」(06)

「それぞれのシネマ ~カンヌ国際映画祭60回記念製作映画~」(07)とこれだけ。「悪夢の破片」はアメリカ映画で、ウィリアム・ボールドウィン主演。このうち、私が見たのは、2作品のみ。

それが「見出された時」と「クリムト」。共にジョン・マルコヴィッチ主演でした。「見出された時」は01年3月日比谷シャンテで、「クリムト」は06年10月シネスイッチ銀座で見ました。

ハリウッド映画を中心に見ている普通の映画ファンとしては、ラウル・ルイス監督の名前はなかなか馴染みがないかも…。私も。今は亡くなられた監督の遺作が公開されます。しかもシネスイッチ銀座で。

ミステリーズ 運命のリスボン」(10)です。原作は、“ポルトガルのバルザック”と言われたカミロ・カステロ・ブランコの小説。ところでバルザックとは、フランスの小説家オノレ・ド・バルザック。

「美しき諍い女(いさかいめ)」(91)「従妹ベット」(98)「ランジェ公爵夫人」(07)などの映画の原作者ですね。難しい…。さて話を戻して、「ミステリーズ」の上映時間なんと4時間26分。

映画のコピーは、『人生は愛と秘密に満ちている』うむ。19世紀前半のヨーロッパ。登場人物はリスボンの修道院で暮らす孤児の少年ジョアン、彼の出生の秘密を知るディニス神父。

そして、因習に囚われる老貴族、異国から来た成り上がり者、過去の愛に生きる修道士、嫉妬に駆られる公爵夫人…など、ミステリアスでドラマティックなエピソードが綴られます。物語の舞台は…

ポルトガル、フランス、イタリア、ブラジル。他に「ブロークン・イングリッシュ」(07)のメルヴィル・プポー、「ミッドナイト・イン・パリ」(11)のレア・セドゥーも出演。劇場で見るか、DVDか…。

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