だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

案内人に導かれ…

2009-03-12 21:37:35 | 映画
2056年。死に至る奇病が流行し、世界は人類滅亡の危機に瀕していました。人々はパニック状態に陥り、絶望と混沌が渦巻いていました。17歳のシャイロ・ウォレス(アレクサ・ヴェガ)は、生れながらの難病を患い、父ネイサン(アンソニー・スチュワート・ヘッド)から、家を出ることを禁じられていました。

バイオ企業“ジーン社”は、医療会社として奇病の治療に当たっていました。外出を固く禁じられていたシャイロは、次第に外の世界を見てみたいと思うようになっていました。そんなある時、ジーン社の社長ロッティ・ラルゴ(ポール・ソルヴィノ)からの電話を受けます。

『死んだお母さんのことを教えてあげるよ』…その言葉に導かれるように、家の外へ出て行くシャイロ。果たして、シャイロの見た世界とは?そして母の死に隠された秘密とは?映画「REPO! レポ」(08)は、めくるめく映像のゴシック・ファンタジー・ロック・オペラです!

そう!あの「ロッキー・ホラー・ショー」(75)以来のファン、感涙の作品。「ロッキー・ホラー」を愛する私は、もうわくわく。監督・製作総指揮は「ソウ2~4」(05~07)シリーズのダーレン・リン・バウズマン。音楽プロデューサーを日本のYOSHIKIが、務めているのも話題です。

そして共演者も豪華。シャイロの案内人を務めるのは、脚本、音楽を担当(ダーレン・スミスと共同)しているテランス・ズダニッチ。その怪しいムードにク~ラクラ。もしかしてとんでもない人に出会ってしまうのかも!?

他に映画初出演のサラ・ブライトマンが、人気オペラ歌手ラインド・マグ役で出演。ラルゴ家の長女で整形手術中毒の歌手アンバーをパリス・ヒルトンが演じています。亡き母マーニ役は、サラ・パワー。アレクサ・ヴェガは、「スパイキッズ1~3」(01~03)シリーズのカルメン・コルテスです。

ところでタイトルの「レポ」とは、(代金未払いのため)回収された車のこと。この映画の中で、ジーン社は治療費返済遅延の患者から代わりに臓器を回収していたのです。おおっ、ゴシック・ホラー!!

で、思いだしたのがアレッスク・コックス監督、エミリオ・エステヴェス主演の「レポマン」(84)。ローン未払いの客の車を取り立てるのですが、実はその車には宇宙人の死体が…。というSF仕立ての怪作。レポマンは、ハリー・ディーン・スタントン。お勧め~。
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