眠らない街

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社団戦2日目から

2007年08月07日 | 棋譜
自分らしく指せた試合があったので、紹介します。
    
第1図は、立石流の変化図っぽいですが、実は、右四間模様の▲4六歩に、いきなり△4五歩と決戦を挑んだ変化です。
今、先手は▲2六角と角を手放して、3五の歩を狙った局面。
ひと目こんな手はないと思う。・・・が、問題は次の指し手です。

第1図以下:△4三飛(第2図)▲3五角△3四歩▲2六角△2四歩▲3六歩△2三飛(第3図)

「金銀を繰り替えるために、一番スムーズに運べる手は?」という発想で、手を読んでみました。
△4三飛~△3四歩~△2三飛がその構想。プロだったら、どうするか聞いてみたいところです


かなり進んで、第4図。
直前の▲7五歩で△5ニ金左の余裕が出来ました。第1図からの構想の理想形です。
先手はここで仕掛けてきました。
    

第4図以下:▲2五歩△同桂▲同桂△3五歩(第5図)

一見、▲2五歩が厳しいですが、△同桂▲同桂で一瞬緩和して、△3五歩がカウンターです。
    
▲同角ならば△2五歩▲2四歩△3三飛で角が質駒。
本譜は▲3五同歩ですが、以下△2五歩▲3四歩△3六歩▲2四歩△3七角と反撃して、△5ニ金左が生きる展開になりました。120手まで後手勝ち。

△4三飛~△3四歩~△2三飛の構想と、△3五歩が印象に残る快勝譜でした。