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Left to Write

司法書士 岡住貞宏の雑記帳

禁酒セラピー

2006-10-27 18:02:04 | 本の紹介
読むだけで絶対やめられる禁酒セラピー

ロングセラーズ

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 ←のプロフィールにもあるとおり、私はアルコール、つまりお酒が嫌いです。

 いや、笑うとこじゃないですよ。もう8ヶ月間、1滴もお酒を飲んでいません。

 知っている方もいるでしょうが、以前はお酒が好きでした。しかし飲み過ぎました。さまざまなアルコールの問題を抱えるようになって、禁酒するにいたりました。

 禁酒に際して参考にしたのが、この本です。著者は『禁煙セラピー』と同じアレン・カーです。彼のメソッドは「依存症」全般に効くようです。

 人はなぜお酒を飲むのか? ― お酒に依存しているから。

 タバコのときと同じように、これが最終的な結論です。でもタバコの場合とは違い、この結論はなかなか人々に受け入れられないようです。なので、私もこれ以上言いません。言えばきっと不愉快な話になるからです。

 ただ、私と同じようにアルコールの問題を抱えている方は、禁酒を考えてみてはいかがでしょうか?「少しは飲酒量を控えようと思っているのだけど、どうしても飲み過ぎちゃう・・・」という方はいませんか?「節酒はできないが、禁酒ならできる」のが、実は常識なんです。

 お酒をやめて、いままで、どれほどの時間とお金と健康を無駄にして来たのかを知りました。泥酔のうちに捨ててきてしまったこれらの宝を、いま取り戻しつつあります。

グレーゾーン金利廃止へ!

2006-10-25 19:40:58 | 仕事のこと
 高金利引下げ問題で、自民・公明両党は、これまで導入する方針であった「特例高金利」を認めず、いわゆる「グレーゾーン金利」は、3年後に廃止する方向で合意したとのことです。

 まことに喜ばしい結論ですが、自民党内には、こんな声があるそうです。

 「特例高金利を認めないと、消費者金融が『貸し渋り』をするため、破産者が増加する。破産者が増えるようなら、高金利を復活させるべきだ。」

 ヴァカ!としかいいようがありませんね。

 もういっぺん言っちゃいます。

 ヴァァァカ!!!

 破産者を生み出しているのは高金利です。そんなこと、いまさら言うまでもありませんが。高金利の貸し出しを増やすと破産者が減少するなんて、いったいどんな理屈なのでしょう?それに、生活再建のために必要な破産申立てであれば、どんどんすればよろしい。そのための破産制度なのですから。高金利の自転車操業で破産を先送りするなど、愚の骨頂です。

 高利貸を、まるで社会のセーフティ・ネットであるかのように言う「まやかし」は、いい加減にやめてもらいたいものです。

禁煙セラピー

2006-10-24 16:44:56 | 本の紹介
禁煙セラピー―読むだけで絶対やめられる

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 あまりに有名な禁煙本です。

 本書のキャッチフレーズは、「読むだけで絶対やめられる」。「読むだけ」でやめられたかどうかはともかく、私の禁煙成功にこの本の影響が強くあるのは確かです。ただし、本を読んでから禁煙を開始するまで、2年以上かかりました。

 内容は、「なぜ人はタバコを吸うのか」をじっくり時間をかけて解き明かして行くもの。その問いに対する答えは、「タバコに依存しているから」。

 結論を先取りして言ってしまうと身も蓋もない感じですが、なかなか説得力のある内容ですよ。

 タバコをやめたい方は必読です。

タスポ

2006-10-22 20:32:55 | 世の中のこと


 タバコの自動販売機では、成人であることを確認するためのICカード「taspo(タスポ)」を使わなければ、タバコが買えないこととなるそうです。このタスポ、喫煙人口の約7割に当たる約2100万枚の発行を見込んでいるとのこと。

 何もICカードの発行を受けてまでタバコなんて買わなくてもいいんじゃないの、と思います・・・いまでは。

 かつて、私は自他共に認めるヘビー・スモーカーでした。夜中にタバコの残り本数が少ないことに気が付くと、うろたえました。台風が来ても、雪が降っても、タバコだけは絶対に買いに出ました。買わずにガマンする、などという選択肢はあり得ませんでした。それだけに、このICカードの発行を受ける喫煙者の気持ちは分かります。

 私がタバコを止めて、3年半ほど。不思議なものですね、もうすっかりタバコのことなんて忘れています。ときどき、「あ~、そういえば俺タバコなんて吸ってたよな~」と思い出す程度です。15年以上毎日吸っていたタバコを、わずか3年半止めただけで、そうなってしまうのです。

 結局、人がタバコを吸う理由なんて ― 喫煙者は、誰もがもっともらしい理由をたくさん挙げますが ― ひとつしかありません。

 タバコに依存しているから。

 タバコから完全に離れた現在では、はっきりそれが分かります。

西洋史研究・比較文明論…木村尚三郎氏が死去

2006-10-19 10:09:51 | 世の中のこと
ヨーロッパ思索紀行

NHK出版

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西洋史研究・比較文明論…木村尚三郎氏が死去

 著名な歴史学者(西洋史)の東大名誉教授 木村尚三郎さんが、10月17日お亡くなりになりました。

 どのようなご縁があったのかは知りませんが、私が高校1年生か2年生のとき、木村さんが私の通っていた高崎高校でご講演下さいました。

 山猿だった私が、初めて本格的な「知性」に触れた経験でした。木村さんのお話に感銘を受け、「知的興奮」というものを知りました。まじめで淡々とした、しかし力強い語り口は、いまでも鮮明に覚えています。

 しかし、残念なことに、どのような内容の講演だったのかはよく覚えていません。多分、歴史に関するお話だったとは思うのですが・・・

 ま、私の「知性」なんて、こんなものです。

 木村さんのご冥福をお祈りします。

抗ヒスタミン剤

2006-10-17 22:41:40 | 考えたこと



 風邪をひいてしまい、風邪薬のせいで眠くて、ブログ更新できませんでした。どうもスイマセン(って、謝ることじゃないか)。

 風邪薬を飲むと眠くなるのは、風邪薬に含まれる抗ヒスタミン剤のせいです。

 ヒスタミンは、鼻水・くしゃみの原因となるアレルギーを起こす物質であると同時に、脳内で覚醒を維持するために必要な物質でもあります。このヒスタミンの作用を抑える抗ヒスタミン剤は、鼻水・くしゃみを止める効果がある一方で、副作用として眠くなってしまうのです。

 抗ヒスタミン剤の眠くなる効果を利用し、逆に「睡眠改善薬」として売り出し、ヒット商品となったのが「ドリエル」です。

 私は寝つきが悪い方なので、「ドリエル」を試してみたことがありますが、ちょっと使い勝手が悪いかなと思いました。なかなか眠くならず、寝つきはあまり改善されないのに、次の日の昼間には眠くて仕方ありませんでした。

 もちろん、「私の場合は」ということであって、個人差はあると思います。


単位が来た?

2006-10-11 14:27:40 | 考えたこと


 先日紹介した堀井憲一郎著「若者殺しの時代」から、もう一題。

 大学等で卒業までに取得しなければならない「単位」について。

 「単位」は、「取った」と言いますか?それとも「来た」と言いますか?

 単位が来た ― なんて、私には日本語の誤用にしか聞こえません。著者の堀井憲一郎氏も、「来た」と言っている学生に誤用を注意したそうです。

 ところが! 現在の学生は、一般的に「単位が来た」と言うらしいのです。

 身近な人たちに聞いてみたのですが、私と同世代かそれより上の人は、みな、「そんな言い方はおかしい」といいます。しかし、私よりずいぶん年下の人には、「普通に『単位が来た』と言ってました。言わないのですか?」という女性もいます。

 いつからそう言うようになったのでしょう?

 著者の調査によると、ターニング・ポイントは1997年とのこと。この年以降に入学した大学生は、「単位が来た」と言うそうです。また、根拠は明らかではありませんが、早稲田大学では1990年代半ばに「単位が来た」という言い方が一般化したとあります。実は、私の知り合いの上記女性も早稲田大学出身、1995年の入学です。とすると、この言い方の発祥は、早稲田大学なのでしょうか?

 みなさんは、「単位が来た」という言い方をどう思いますか?ご意見や情報がありましたら教えて下さい。

北朝鮮の核実験

2006-10-10 20:44:01 | 世の中のこと


 ついに、この事態を迎えました。

 この記事を書きながらも、警戒のためか調査のためか、上空に航空機のジェット音が聴こえます。平和は危殆に瀕しています。

 楽観してはいけない ― しかし、いたずらに危機感ばかりを募らせるのも間違いです。あらゆる可能性を視野に、冷静に、したたかに、行動することが必要です。

 わが国の、そして世界の試金石です。

 平和を愛するがゆえに、武力行使という可能性も否定できるものではないと、私は考えます。

若者殺しの時代

2006-10-07 16:43:35 | 本の紹介
若者殺しの時代

講談社

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 ずっと不思議に思っていました。

 いったい、いつから、クリスマスは「恋人たちの日」になったのでしょう?

 クリスマスの本家(?)であるキリスト教には、もちろん、そのような意味合いはありません。

 私が子供の頃、クリスマスは「子供たちの日」でした。クリスマス・ツリーを飾り、三角帽子をかぶり、普段めったに食べられないケーキを食べ、サンタさんのプレゼントを待つ日だったのです。「恋人たち」というワードは、クリスマスとは無関係でした。少なくとも、いい歳をしたおにいさん・おねえさんが、狂騒する日ではありませんでした。

 そんなクリスマスが、いつの間にか「恋人たちの日」に変わっていました。現在では、「クリスマスまでには、恋人を作りたい」などという風潮もあります。逆に、恋人のいない人にとって、クリスマスは「みじめな日」とさえなりました。

 いつから?

 著者 堀井憲一郎氏の調査によると、クリスマスが「恋人たちの日」に変貌したターニング・ポイントは1983年、雑誌an・anの記事「クリスマス特集・今夜こそ彼の心(ハート)をつまかえる!」だそうです。ここから、「クリスマスは恋人たちの日である」というテーゼは広まり、1988年頃からは、「クリスマスが恋人たちの日でないわけがない」というクリスマス・ファシズムが始まったとのこと。

 確かに、私が大学生だった1986年~1990年は、ファシズムの嵐が吹き荒れてました。クリスマス前になると、若者たちはみな「空いていれば誰でもいい」とばかりに相手を探し、おしゃれな趣向を求め、狂奔しておりました。えっ!?・・・私?・・・・・・ぇぇ・・・キョウホンしてました。まったくもってメンボクなぃ・・・

 本書は、「昭和の終わり頃」である1980年代をテーマに、その頃に激変した「若者」をめぐる意識や環境の「境目」を検証した本です。

 私には文句なしにおもしろかった!しかし、80年代の激変を知らない世代には、ピンと来ないかも知れません。

「取材源」証言拒絶は正当

2006-10-05 11:58:55 | 世の中のこと
「取材源」証言拒絶は正当、最高裁が初判断

 最高裁は、「取材方法が一般の刑罰法令に触れるなどの事情がない限り、原則として取材源に関する証言は拒絶できる」という判断を示しました。この判断をマスコミ各社はおおむね歓迎し、国民の「知る権利」を保障するために必要不可欠な「取材の自由」を真正面から認めるものと評価しています。

 一般論としては、私も賛成します。

 しかし、以前の記事でも書いたとおり、私はわが国のマスコミそれ自体に、強い不信感を抱いています。

 過剰なセンセーショナリズム、「長いものには巻かれろ」式の独自性の欠如、集団リンチさながらの言論による「ぶっ叩き」・・・こんなマスコミに、広範な「取材の自由」を認める価値はあるのでしょうか?

 マスコミには、この最高裁の判断に値するような使命感と倫理を持って欲しいと思います。期待を込めてそう思います。

慶應MCC

2006-10-03 18:46:20 | できごと



 慶應義塾が社会人向けの教育機関として設置している「慶應丸の内シティキャンパス(MCC)」の講座に、この10月から通い始めました。12月まで隔週の開講で全6回のセミナーです。

 東京駅から徒歩1分、丸ビル隣の三菱ビル内にあるキャンパスなので、高崎から通うのも非常に楽です。

 講座は「会議を変えるファシリテーション・スキル」について。最近、仕事を遂行するうえで同職や関係職種とのコラボレーションの必要を痛感していますので、その能力向上のために受講してみたいと思いました。12月には、私は「会議の達人」となって(いる予定で)います!

 受講生は皆さん仕事を終えてから通って来ています。講座の内容もさることながら、他の受講生の存在が非常によい刺激となります。

 つかの間、学生気分も味わえてリフレッシュされます。ずいぶん薹が立った学生ですがね。

群馬県のマスコット

2006-10-02 14:30:15 | 考えたこと


 ふたたび群馬ローカルな話題ですいません。

 ↑は群馬県のマスコットですが、名前は何か知っていますか?

 正解は「ゆうまちゃん」。

 「え~っ、ぐんまちゃんじゃなかったっけ~?名前変えるなよ~!」と思った方はいませんか?私はそう思いました。

 ところが、「ゆうまちゃん」と「ぐんまちゃん」、別物(別馬?)なんですね。


 ↑ぐんまちゃん

 ぐんまちゃんは昭和58年「あかぎ国体」で、ゆうまちゃんは平成6年「ゆうあいピック群馬大会」で登場したキャラクターだそうです。

 並べてみたら違いは一目瞭然ですね。


 ゆうまちゃん、ぐんまちゃん、失礼いたしました。