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Left to Write

司法書士 岡住貞宏の雑記帳

休眠口座

2022-04-21 13:24:22 | 世の中のこと

 先日、母の用事で母本人を連れて某地方銀行に行きました。

 すると窓口で、「お客様は〇〇支店、△△支店、××支店にも口座をお持ちですね?使わない口座であれば解約をお願いいたします」と言われました。

 母が言うには、職場を変わるたびに取引支店の口座を作らされた、G銀行の口座は持っていると言っても「ぜひ当支店で作って下さい。給与振込は当支店でないと困ります」と頼まれたと。母は「そんな口座にロクに金は残ってないから捨てとくれ」と言うのですが、「いえいえ、そういうわけには行きません。お時間のあるときで結構ですので解約にお越しください。その際には通帳とキャッシュカードと当時の通帳印と身分証明書をお持ちください。窓口は9時から3時までです。ただし、お昼は1時間お休みです。土日祝日は1日中お休みです。あ、それから・・・」このとき、本来の用事ではすでに1時間くらい待たされていました。

 司法書士である私も、金融機関の支店で何らかの仕事があるたびに口座を作らされ、その数は母の比ではありません。ロクに金の残ってない口座が数十やそこらあるでしょう。

 休眠口座が問題化していると、マスコミ等で報じられています。銀行や金融庁は「眠っている預金はもったいないから解約手続してください」などとオタメゴカシなこと言ってますが、本音は口座管理コストを減らしたいということなんでしょう。別に預金者のためを思ってのことじゃありません、あくまでも銀行自身の利益のため。

 だけどさぁ、上記のとおり、もともと銀行側の都合で口座を作らされたんですよ?「普通預金からで結構ですからお取引開始を」という営業文句もありましたよね?さんざん無駄な口座を作らせといて、今度は解約してくれとは、自分勝手が過ぎませんかね?

 というわけで、口座解約に協力する気はさらさらありません、母も私も。どうせ残高は数円からせいぜい数百円。そんな口座、どうぞ勝手に「捨てとくれ」。

 


専門家と私たち

2022-04-14 22:41:00 | 考えたこと

 不肖私も、ある分野では専門家の端くれであるため、その分野に関する相談を受けることがあります。つーか、それが仕事です。

 大変よく勉強なさってから来る相談者の方もいらっしゃって、大胆な論理展開を開陳せられることもあるのですが……専門家から見ると苦笑せざるを得ないことがあります。つーか、苦笑することばかりです。

 そういうときは、なるべく丁寧に説明してご理解頂くよう努めますが、どうしても共通理解に達しないこともあります。つーか、達しないことの方が多いです。あまり詳しく説明しようとすると専門的な概念に触れざるを得ず、一生懸命に説明しても、最後はお互いアポリアの状態に陥ってしまう。専門家として誠に修行不足を痛感する次第であります。

 こういうこと世の中には多いんでしょうね。新型コロナウイルスのこと、ウクライナ問題のこと。

 専門家の先生たちは、われわれ素人が「コロナってトヨタの昔のクルマだろ?」「ウクライナなんていう国聞いたこともねぇや」とアホなことを言ってる頃から、そればかりを脇目も振らず研究して来た方々であって、そもそも寄って立つ基礎が違うんですよね。

 あんまり軽々しくアホな意見言わない方がいいんじゃないかな?そんなこと言われても苦笑するばかりだと思うよ、専門家の先生方。

 専門家、ひいては第三者の意見をもう少し尊重した方がいいんじゃないかな。自らの小さい脳の考えでテキトーなことをわめき散らす前に。

 もっとも、どの世界にもロクでもない専門家がいるもんで、そういうの見ると絶望。


大嫌いな国

2022-04-09 23:33:08 | 世の中のこと

ロシアへの政府の制裁措置については「手ぬるい」「弱腰」と批判し、

制裁措置の結果のエネルギー価格高騰について「ご理解を」とお願いする政府には、無能と批判する。

 

世界に賞賛される日本という根拠不明のYouTube動画にホクホクする一方、

途上国への5億ドルにのぼるワクチン供与には自国民を優先すべきと主張する。

 

こんな日本国が、日本国民が、私は大嫌いです。大嫌い。

 

制裁措置の結果は国民が負うんだ。世界に賞賛されるためには身を切る行動が必要なんだ。

政府じゃない、自分は何をするのか?その覚悟はどこにあるんだ?

 

本当にこんな国、出て行きたい。