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Left to Write

司法書士 岡住貞宏の雑記帳

日経新聞クロスワードパズル

2024-06-16 15:13:34 | 考えたこと

日経新聞の日曜版にクロスワードパズルがあります。

アレ、すっごい難問が多いんですが、難しいのはいいとして、ちょっと間違ってんじゃないの?ということも多いです。

 

例えば、本日令和6年6月16日の出題(カギ)。

「歌枕としても知られる、宮城・松島湾の塩釜浦にある島」とあります。

答えは「浮島(ウキシマ)」。というか、「ウキシマ」と「答えさせたい」ようであります。

 

枕草子にも「島は八十島。浮島」とあるくらいで、確かに「歌枕」として有名です。

 

しほがまの前に浮きたる浮島の浮きて思ひのある世なりけり

みちのくは世を浮島もありと云ふを関こゆるぎの急がざらなん

塩釜の浦の干潟のあけぼのに霞に残る浮島の松

 

みちのくの、塩釜の浮島。ああ、とても有名なんですね。

 

一見、何の問題もないように見えますが、この浮島、「島」じゃないんですわ、実は。

 

 

もう一度、日経の出題に戻ると「松島湾の塩釜浦にある島」と。まるで海に浮かぶ実在の島のように言ってますが、どこの島じゃい?という感じですね。そもそも、「塩釜浦」というのはどの辺を指しているのでしょう?現在の塩竈港とか塩竈湾、その辺りを指しているのでしょうか?現在は地名として「塩竈」という文字を使うようですが、「塩釜」という表記でよろしいの?地元の人、怒らない?「松島湾の」塩釜というのも、地元の人にとって正しい認識なんでしょうか?

 

昔の人は歌枕なんて実際に行く機会はなく、その噂や字面だけでイメージを膨らませていました。都の人にとって世界の果てであるような「みちのく」に、「世を憂き島」があるわけなんですよ。新幹線も飛行機もありませんし、本物の「浮島」を見て歌った人なんていません。あくまでも文学的な表現です。

 

けれども現代、日経編集部。実際に浮島がどこにあるか、どんな島であるかなんて、容易に調べがつくじゃないですか。実際に行かなくても、Google先生が行ってストリートビュー付きでご案内してくれるじゃないですか。それを平安時代そのままに「塩釜浦にある島」なんて、訳知り顔に。恥ずかしくないのかと思います。

 

日経クロスワードのネタ元は「コトバンク」であることが分かっています(自分調べ)。コトバンクで適当に言葉を拾ってきては、パズルを組み立てる。実はパズル作者自身、知りもしない初めて聞いた言葉、身に付いていない言葉なので、今回のような間違いが頻発します。

 

コトバンクで調べてみると、ありました。「うき‐しま【浮島】  宮城県塩竈(しおがま)市の松島湾塩釜浦にある島。歌枕。(精選版日本語大辞典)」と。この受け売り、というか丸写しだったわけです。精選版日本語大辞典の編者も問題ではありますが、それを疑いもせず丸写しの不勉強さに呆れます。ちなみに陸上の「浮嶋」は、塩竈市ではなく多賀城市にあるとのこと。もっとも、塩竈の海からほど近いのは間違いないようです。

 

同日の出題にもうひとつ変なのがありました。

「2つのカップを合わせたカクテル製造用カップ、〇〇〇カップ」

 

カクテル「製造用」のカップだから「シェーカー」かな?と思いましたが、シェーカーカップとは言わないだろうし字数が合わない。答えは「ジガー」カップ。

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いやそれさあ、カクテルの材料を「計量」するための道具だろ?そういうの「製造用」って言うかフツー?

 

まぁ、お遊びなんだから目くじら立てるのもどうかとは思います(笑)けれども、言葉を使ったお遊びだからこそ、もう少し言葉に敏感にならないと。そもそも新聞社って言葉を商売とする会社なんでしょ?「肝心の新聞記事も調べもせずテキトーに書いてるんだろうな」と思ってしまいます。

 

久しぶりのブログがこんな記事ですいません。


気になる言葉(令和編)

2022-12-31 12:21:50 | 考えたこと

 ロシアによるウクライナ侵攻と新型コロナウイルスに翻弄された今年も、いよいよ終わろうとしています。

 今年は有名人であれ身近な人であれ、自分が影響を受けた人々が多数亡くなりました。自分の年齢からして、今後そのようなことはますます増えていくことでしょう。仕方のないこととは思いますが、寂しく、また身に堪えます。自分自身の健康と死についても、考えざるを得ません。

 仕事の面で言えば誠に忙しい1年でした。毎年忙しい忙しい言ってる気もしますが、今年はホントに忙しかったんだよぅ(泣)。その忙しい中で、年末に新刊書を書き上げることができました(発売は来年早々)。これは大きな励みとなりました。来年は2冊書いてやろうと目論んでいます。

 さて、実生活の忙しさとは裏腹に今年も閑散としたこのブログ、年末大晦日に何を書こうかと思ったのですが、かつて3年ばかり続けて「気になる言葉」を書くのが年末の定番となってました。

 気になる言葉2012

 気になる言葉2013

 気になる言葉2014

 毎年恒例の行事にしようかと思いましたが、止めました。なぜなら、飽きたから(呆)。というより忘れてたよ。で、今年はこれを復活させようと思います。なぜなら、気まぐれです。

 早速始めます。

 

1「ネタ」と「シャリ」

 Web上のある記事を読みました。「正式な寿司屋でタブーとされること」みたいな記事です(笑)。こういう雑学が大好物なんです。

 寿司屋における「正式」とは何なのか?その定義が気になるところですが、突っ込みどころはそこじゃありません。記事では、大意次のようなことを言ってました。

――お茶のことを「あがり」、お勘定のことを「おあいそ」というのは寿司職人の符丁であって、客の側でそれを使うべきではありません。それは恥ずかしいことです。また、寿司に醤油を付けるときは、ネタに付けるようにしなければなりません。シャリに醤油を付けてはいけません。

 って、分かりますかねぇ突っ込みどころ。「ネタ」も「シャリ」も寿司職人の符丁だろがよお(爆笑)。「ネタ」は「種」をひっくり返した言葉。種には料理などの具、材料という意味があります。「シャリ」は「舎利」。舎利とは仏の遺骨のことで、米の白い粒粒を遺骨になぞらえた表現なのでしょう。

 ネタもシャリも一般化した言葉になっているから客側で使ってもいい?それを言うなら、「あがり」も「おあいそ」も同じことになってしまいます。

 妙に「通ぶって」一般には分からない符丁を使うのは、確かに恥ずかしいことと思います。しかし言葉によるかな。「あがり」と「ネタ」はいいんじゃないですかねぇ?ネタのことを種と言ったら、「ププー!間違えてるよこの人」と逆に笑われてしまいそう。「あおいそ」は語源的に「愛想尽かしのようで申し訳ありませんがお会計をお願いします」という意味のようなので、確かに客の側で言うべきではないかも知れません。「シャリ」は骨でしょ?イメージが悪すぎなんで(客のみならず職人も)使わない方がいいでしょう。

 

2卑下

 最近、こういう表現をよく目にします。

――彼は「岸田氏にはそもそも政治的能力が不足している」と述べて、岸田総理を卑下した。

 分かりますかねぇ?他者を「けなす」「貶める」というような意味で「卑下する」と言っているのです。

 これは落ち着かない表現です。私の中のボキャブラリーでは「卑下する」は謙遜の意味であり、他者を批判するために使うことはあり得ないと思っていました。

――岸田総理は、「私は開成高校という名門校の卒業ですが、東大に3回も落ちた劣等生ですよ」と卑下した。

 岸田総理自身が自分のことを卑下するのは分かりますが、他人が卑下しちゃおかしいだろと思うのです。

 辞書で調べると、卑下には、「1自分を劣ったものとしていやしめること。へりくだること」という意味のほかに、「2いやしめて見下すこと」という意味もあるようです。それでは「卑下する」を「貶める」の意味で使っている人々は、この「2」の意味を自覚し意図して使っているのか?そんなワケねーだんべ!と思うのでございますことよ。そんな使い方、明らかに一般的ではありません。辞書には「2」の用例も載ってましたが、「自修の事を甚だ卑下なる田地に落ち沈ましむるなり」とありました。だけどこれねぇ、明治初期の「西国立志編(中村正直・訳)」の中の一節ですよ。「2」の意味が現代的に残っていることはあり得ないと思うのだけどな。

 

3躊躇う、彷徨う、蹌踉く

 読めますか?順に「ためらう」、「さまよう」、「よろめく」です。難読漢字クイズみたいなサイトを見ていると(だから雑学が好物なんですっ!)よく出てくる言葉です。で、「社会人ならこれくらい読めるのが常識云々」みたいな攻撃材料に使われます。

 だけどさ、これらはもともと「当て字」だよね。文法的には「熟字訓」というのが正しいのかな?意味を取って読み方を当てただけで、「躊躇」が本来的に「ためら」と読むわけじゃないですよ。俗なたとえで言えば、「本気」と書いて「マジ」と読む、みたいなもんです。

 一般的には全てひらがなで書きますし、ひらがなで書く方が正しい(漢字はない)ものだと思います。したがって、これらが読めなくても社会人失格とは言えないでしょう。

 

 と、著しくどうでもいい記事でしたね!来年もまたよろしくお願いいたします。来年も大晦日に「気になる言葉」を書きます!かな?約束はしません。

 

 


思わぬ幸運

2022-11-29 16:03:00 | 考えたこと

 サッカーW杯はグループリーグ最終戦を残すのみとなりました。

 まぁそんなにサッカーに興味ないんですがね(笑)ちょっと面白い現象が起きているように感じますので、一言書きます。

 日本が属しているグループは「死のリーグ」で、ドイツ、スペインという世界的な強豪国が2か国も属しているため、日本のリーグ突破はかなり難しいのではないかと思われていました。

 それでも可能性があるとしたら、「コスタリカには何とか勝利して、ドイツ・スペインには1敗1分に持ち込めれば」という目論見でした。世界の中での日本の実力からしたら、穏当な見解というべきなんでしょう。

 ところが!

 敗か分でよいはずのドイツ相手に日本は勝ってしまいました。がぜん盛り上がり、ここで決勝リーグ入りを決めるぞと意気込んだコスタリカ戦で、日本チームは浮足立ったような感じで負けてしまいました。素人の私が見てもちぐはぐな印象を受けました。

 一方で、コスタリカとしてはどうなんでしょう?多分、コスタリカも日本と同じように、「日本には何とか勝利して、ドイツ・スペインには1敗1分に持ち込めれば」と考えていたことでしょう。コスタリカは初戦、スペイン相手に歴史的大敗を喫しましたが、しかしよく考えてみればスペイン戦は敗か分でよいはずなのでは?そう思えば敗戦も予定どおり。そして「何とか勝利したい」と考えていた日本に勝利したのも、これまた予定どおりです。

 現時点で共に1勝1敗の日本とコスタリカ、しかしどうも気分の上ではコスタリカの方に分があるように感じます。日本はドイツ・スペインに1敗1分でよいと考えてきたんですよね?1分の予定が幸運にも1勝となりましたが、そうすると残る予定は1敗です(笑)コスタリカも、また予定どおりドイツと引き分けたとすると、コスタリカ1勝1敗1分、ドイツ1敗2分で、なんとグループリーグを突破してしまうのです。

 思わぬ幸運に見舞われると、かえって、当初考えていた結果に届かない――そういう好事例なのかなと思う現象ですね。日本としてはドイツ戦の幸運の一方でコスタリカ戦の1敗は予定外・想定外であり、どうにも痛いです。せめて引き分けだったら「思てたのと違がたけど予定どおり」となったのでしょうけど。

 もっとも、まだ試合はこれからですからね。結果がどうなるかは分かりません。私としては日本もコスタリカも共に勝ってリーグ突破、ドイツ・スペインが敗退となったら痛快だろうなと思います。両国の選手とも頑張って欲しいものです。

 それにしてもわが国民様の伝統芸「手のひら返し」は、今回も冴えわたる活躍を見せておりますな。「ドイツ戦の後はあんなに褒めてたじゃないか?1回負けたからって酷いじゃないか?」と、ド素人の私は思うのであります。

【2022.12.2補記】

 いやお見事!

 「奇跡は二度起こらない」というのが私の持論ですが、こうなると日本の勝利はもはや「奇跡ではない」ということですね。決勝Tも是非頑張って欲しいものです。ドイツ戦勝利を「幸運」なんて言ってスイマセンでした。

 コスタリカも一時はドイツに勝ち越し、こりゃ日本とコスタリカでグループ突破かと思いましたが、さすがにそこまでは無理でしたね。それにしても混戦、拮抗のグループでした。

 さて、またまた日本国民様の伝統芸「手のひら返し」が、あちこちでたくさん見られますね(笑)まぁ嬉しい方向での「手のひら返し」だから、良しとしますか。

 


日本の珍名さん

2022-10-20 12:47:26 | 考えたこと

 以前、このブログで取り上げた名字(苗字)の話(「岡住」という名字)。

 岡住ってあまり聞かない名字だけど、しかし「岡」も「住」もありふれた人名漢字だから、さほどの珍名ではないだろう・・・と思ってたら、かなり珍しい名字だったという話です。

 名字の由来や全国人数などを調べられる「名字由来net」というサイトがあり、そこで珍名度を調べることができます。

 このサイトで調べると、岡住は【全国順位】15,184位【全国人数】およそ360人だそうで、かなりの珍名なのでした。

 その後「これは珍しいのでは?」と思う名字を見かけると、つい調べてしまいます。

 その結果を一部ご紹介します。

1 さん

 読めますか?(笑)

 「もたい」さんと読むそうです。または「さかだる」さん。読み方としてもスゴい名字ですね。酒好きの私としてはちょっとうらやましいような。妻の同級生にこの名字の方がいました。

 で、この罍さん、【全国順位】11,574位【全国人数】およそ570人だそうです。えー・・・岡住より珍しくないのか?

2 さん

 これまた読めますか?「つじ」さんと読むそうです。NHKの記者(レポーター?)に逵さんという方がいて、TVに出ていました。

 この逵さん、【全国順位】10,422位【全国人数】およそ680人とのこと。やっぱり岡住より珍しくない・・・というか、岡住の倍くらいの人数がいるじゃないか逵さん。どうなってんだ?いや、どうなってんだは「岡住」に対しての発言です。そんなに岡住珍しいのかなぁ?

3 都成さん

 この名字は有名人がいらっしゃいますね。イケメン棋士の都成 竜馬(となり りゅうま)さん。この名字もなかなか珍しいよなと調べてみると、【全国順位】40,564位【全国人数】およそ60人。やった!岡住より珍名さんでした。

 しかし、都成さんも「都」と「成」でしょ?漢字としてはそれほど珍しくない組み合わせ、「罍」さん「逵」さんの方が珍しそうな感じなんだけどな。

 奥が深いもんですね、日本人の名字。今後も引き続き調べてみたいと思います。

 


専門家と私たち

2022-04-14 22:41:00 | 考えたこと

 不肖私も、ある分野では専門家の端くれであるため、その分野に関する相談を受けることがあります。つーか、それが仕事です。

 大変よく勉強なさってから来る相談者の方もいらっしゃって、大胆な論理展開を開陳せられることもあるのですが……専門家から見ると苦笑せざるを得ないことがあります。つーか、苦笑することばかりです。

 そういうときは、なるべく丁寧に説明してご理解頂くよう努めますが、どうしても共通理解に達しないこともあります。つーか、達しないことの方が多いです。あまり詳しく説明しようとすると専門的な概念に触れざるを得ず、一生懸命に説明しても、最後はお互いアポリアの状態に陥ってしまう。専門家として誠に修行不足を痛感する次第であります。

 こういうこと世の中には多いんでしょうね。新型コロナウイルスのこと、ウクライナ問題のこと。

 専門家の先生たちは、われわれ素人が「コロナってトヨタの昔のクルマだろ?」「ウクライナなんていう国聞いたこともねぇや」とアホなことを言ってる頃から、そればかりを脇目も振らず研究して来た方々であって、そもそも寄って立つ基礎が違うんですよね。

 あんまり軽々しくアホな意見言わない方がいいんじゃないかな?そんなこと言われても苦笑するばかりだと思うよ、専門家の先生方。

 専門家、ひいては第三者の意見をもう少し尊重した方がいいんじゃないかな。自らの小さい脳の考えでテキトーなことをわめき散らす前に。

 もっとも、どの世界にもロクでもない専門家がいるもんで、そういうの見ると絶望。


バカ発見器(ウクライナ編)

2022-03-09 16:45:25 | 考えたこと

 ウクライナの情勢を巡り、また「にわか専門家」が湧いて出ていろんなこと言ってます。

 「ロシア人はこう考えている」「ウクライナとロシアの歴史はこうだ」「プーチンの真意は〇〇にある」等々、なるほど!と感心するものから、何だその妄想は?と嫌になるものまで様々です。

 ですが、だから「ロシアが軍事侵攻するのも仕方がない」とか、「軍事侵攻されたウクライナも悪い」とか、そういう結論にたどり着いてしまう輩はバカとしか言いようがないですな。もう少しアタマ使え、頭。「でも国際法がぁ~」うるさいよ。付け焼刃のにわか知識を振り回す前に自らの良識に照らして考えろ。

 

  “良識はこの世でもっとも公平に配分されているものである”

 

 そうでもないみたいよ、デカルトちゃん。

 新型コロナからこっち、バカ発見器が高性能過ぎて震えるばかりです。

 


SM-3ミサイルのこと

2022-03-05 15:46:25 | 考えたこと

 SM-3ミサイルって知ってますか?

 「まーた戦争ネタかよ?」とページを閉じないでください。案外平和的なネタです。

 SM-3ミサイルはイージス艦に搭載され、敵の発射した弾道ミサイルを撃ち落とします。「飛んでくる弾丸を弾丸で狙い撃ちする」というワザで、イージスシステムと合わせ、大変な精度が求められます。

 以前から思ってるんですが、これって、すっごく良くないッスか?

 ミサイルはミサイルでも敵本体を攻撃するのではなく、あくまでも敵の兵器だけを攻撃し、無力化する。

 子供の頃に読んだマンガで何という作品だったかは全く忘れましたが、敵の軍勢が一斉に射掛けた矢がすべて花びらに変わる、という場面を妙によく覚えています。それを思い起こします。

 どの程度の確率で弾道ミサイルを撃ち落とせるのか、それはトップシークレットのようですが、一説にはかなりの高確率であると言われています。

 何となくオタクっぽい雰囲気もありますよね。ゴリラマッチョ野郎が連発で繰り出す殺人パンチをすべて紙一重で見切り、涼しい顔して「で?」って言うメガネ秀才(青白くてひょろっこい)――そんな雰囲気。ゴリラに勝つことはできなくても、パンチが当たらなければ少なくとも負けません。

 これって専守防衛、オタクニッポンの国防にはとても似合ってるんじゃないですかね。殺人パンチ(核武装)を身に付けるよりもこっちでしょ、やっぱり。

 イージスシステムもSM-3ミサイルも、基本的にはアメリカの開発によるものです(海上自衛隊も一部参加)。しかしこういう軍事技術なら、わが国でも積極的に研究・開発する余地があるのではないでしょうか。わが国では軍事研究は著しく制限されているのが現状です。

 敵の矢を花びらに変えてしまう技術だったら、そんなにタブー視しなくてもいいんじゃないかな?世界中の核兵器が一瞬でゴミになってしまう技術がもし開発されたら、なんて、空想しただけでワクワクしますよね。

 そういうオタクっぽいヤツをいっちょお願いしたいものです。

 


なんちゃら

2021-10-20 13:03:13 | 考えたこと

 なんだかよく分からない、覚えていない(言葉、地名、人名など)という意味の「なんとか」を、「なんちゃら」って言う人がいますよね。「なんとかかんとか」を「なんちゃらかんちゃら」とか。この「なんちゃら」が嫌いです。使ってる人には「お道化てそう言う」というニュアンスを感じますが、全然面白くない。お道化になってない。「なんとか」と言うところを「なんちゃら」と言ったからとて、だから何なん!?と思います。

 これって方言?方言ならばその地域の方が使う分には理解もできるのですが。私も方言の塊ですし。

 あくまでも私の主観ですが、どちらかというと知的レベルの高い方が好んで使うように感じます。

 著しくどうでもいい話題でスイマセン笑。


高齢化社会と「若返り」

2021-10-03 20:12:08 | 考えたこと

 現在のわが国は高齢化社会です。私が指摘するまでもありませんが。

 現在の平均寿命は男82歳、女87歳を超えています。平均寿命とは、今年オギャーと生まれた赤ん坊の平均余命ということなので、若くして亡くなってしまう人々の統計をも含んだ数字です。何が言いたいかというと、例えば、今年70歳の男の平均「余命」は、平均寿命82歳から70歳を引いた12年ではなく、実は16年。女では20年。70歳まで無事に生きて来た人々は平均寿命を超え、男86歳女90歳までフツーに生きるってことです。超高齢化社会です。

 一方で、この超高齢化社会においても、いや超高齢化社会だからこそ(?)、「若返り(の必要性)」ということが声高に叫ばれることがあります。

 例えば、先日行われた総裁選に伴い、自民党四役も一新されるに至りました。この党四役の平均年齢は60数歳、いちばん若い福田達夫総務会長でも54歳だそうで、「これで若返りと言えるのか?」という批判が、主に野党筋から出ています。

 しかしどうなんでしょうね?高齢化社会では社会構成員の平均年齢も当然上へシフトして行く訳で、日本という国全体の政治指導者の平均年齢が60代というのは、高齢との批判を受けるべきなのでしょうか。

 知恵や経験、また人格の円熟が求められる政治の世界では、60~70歳くらいがむしろ一番「脂の乗った」時期ではないでしょうか。政治指導者があまり若くても不安を覚えます。政治に限らず、一定の知的労働においては同様に60~70歳くらいが総合的な能力のピークとなるのではないでしょうか。否、いわゆる肉体労働の分野においてさえ、テクノロジーの進歩により高齢は問題にならなくなりつつあります。

 昭和の終わり頃、日本人の平均寿命は男75歳、女82歳くらいでした。この時代において「70代は引退すべき」という意見は分からなくもありませんでしたが、それをそのまま現代に持ち越すとしたら、あまりに思考が粗雑です。この間、大学進学率も大幅に上昇し(昭和63年31%、令和2年56%)、人々が「社会に出る年齢」も高くなっています。指導者層の高年齢化は、むしろ理にかなっているとさえ言えます。

 さらに言えば、健康な現代人が60歳やそこらで年寄りヅラして引退モードに入るなんて、それこそ責められるべき態度だと思います。だって、労働人口が減少して困っているのでしょう?だったら、もっと高年齢まで働かなきゃ。労働者も企業も、社会全体で覚悟を決めて、今より高年齢まで働くように制度をデザインし直すべきです。現在の60歳再雇用制度のような、高年齢労働者の給与を下げるための「割引券」みたいな制度ではなく、根本的な制度改革が必要です。当然、年金制度の改革も必要となるでしょう。

 私が子供の頃、70歳の男性はとっても「おじいちゃん」に見えました。現在では70歳くらいではまだ若々しい人が多いですね。それだけ健康寿命が延びているということで喜ばしいことだと思いますが、そうであるなら、労働年齢も相応に伸ばさなければ。若い女性の前では「オレもまだまだ若いぜ」と言い、働く場面では「もう年だから」なんて、そんな都合良くはいかないぞう!

 明治維新の元勲と呼ばれる人たちは20代から30代の人が多く、現代の政治家と比較して「今はジジイが云々」という主張も見たことがあります。だけど、明治初年の日本人の平均寿命って40歳代ですぜ(笑)それと比較するのは現実離れしていると思います。

 

注)加齢による心身への影響は人によって差異があり、早期のリタイアを選択せざるを得ない方がいることを否定するものではありませんし、無論、そのような方を責める趣旨ではありません。念のため付記いたします。


予想していたとおりではありますが

2021-07-09 14:47:49 | 考えたこと

 予想していたとおりではありますが、東京オリンピックの無観客が決まると、人々は「落胆」「選手がかわいそう」「開催意義に疑問」と。観客上限1万人にあんだけ反対し、口汚く罵ってたのにね。

 マスコミも平常運転。愚民を煽り、社会を混乱させることが仕事だと思ってやがる。「無観客でも私たちマスコミが充実したオリンピック報道・放映をします。まかせておいてください!」くらい言えないもんかね。ま、そんな気の利いたコト言える訳ないな、あのバ〇やつら。

 右を向いても批判、左を向いても批判。自分の望むとおりに進まないと少しのガマンもできない駄々っ子ばかり。昔から駄々っ子はいたんだろうけど、最近は拡声器を使って駄々をこねるのでやかましくて仕方ない。WebとかSNSとかいう名の拡声器です。

 このブログでも何度か同じようなこと言って来ましたが、もう空しくなってきたよ。愚民によってこの国は、世界は、滅びてしまうのだろうな。


辞書かネット検索か

2021-07-07 16:28:05 | 考えたこと

 スマホを使うようになってから(ここ12~13年くらい?)、辞書はネット検索で代替し、紙のものを使わなくなっていました。ですが、昨今話題の『スマホ脳』やらネット依存やらのことを知るにつけ、「やっぱりスマホばかりいじってちゃダメだなぁ」と、あえて紙(書籍)の辞書を使ってみることにしました。

 ところが自慢じゃないんですが(エッヘン)、現在の年齢まで言葉の蓄積を重ねて来ると、「これどういう意味だろ?」と調べる言葉は辞書にも載っていないということがしばしばあります。無論、広辞苑など引けば出て来るんですが、卓上の新明解国語辞典ではダメです。逆に言えば、新明解レベルの言葉ならほぼ全部分かります(エヘンエヘン)。いやいやいや、自慢じゃな(しつこい)

 今読んでる幸田露伴だと新明解ではまるで歯が立ちません。そうすると、やっぱりネット検索かなぁ・・・

 以前読んだ新聞記事では、「スマホだとついメールやSNSのチェックをしたりゲームに流れたりしてしまうので、敢えて電子辞書を使っている」という人のことが紹介されていました。なるほど一理ありますが、ネット検索には電子辞書にはない利点もあります。例えば、露伴先生に出て来る「綫」という字、読み方が分からなくても「糸へん 戈(ほこ) 戈(ほこ)」と検索窓に入力すれば一発です。電子辞書ではさすがに無理だよね、この方法。

 広辞苑は重いし電子辞書は高いし、だけどスマホ脳は恐いしで、どうしたら良いのか決めかねています。


床屋が苦手

2021-06-09 11:22:04 | 考えたこと

 男性にはそういう人が比較的多いのではないかと思いますが、床屋が苦手です。子供の頃から床屋嫌いで、「髪の毛なんて原始人みたいに伸ばしたままでもいいんじゃねぇか?」と思っていました。いまではさすがに髪が伸びてくると「うっとうしいな、切りたいな」とは思いますが、いざ床屋に行こうとすると憂鬱になります。

 その原因はどこにあるのか、考えてみました。

 

1「注文」の仕方が分からない

 床屋に行くと、「今日はどうしますか?」と聞かれますよね。何て答えたらいいんでしょう?まずこれが分かりません。

 私としてはテキトーに短くしてくれりゃそれでいいんですが、「どうでもいいです、テキトーで」と言うのも相手の仕事を軽んじているような気がして、「ええ、まぁその・・・短く」と何とも要領を得ない注文になります。五分刈りとかパンチパーマとか、明確なスタイルであれば注文しやすいんですけどね。いまのこの髪型、何ていう呼び方をしたらいいのか分かりません。現状を見て、床屋の方で適宜仕上がりを類推してくれないもんだろうかと思っています。

 「耳にかからないようにしますか?」というのもよく聞かれるんですが・・・え?だっていま現在、耳にかかってないですよね私の髪?床屋さん目線で見るとかかっているのかな?だいたい耳ってタテ7㎝ヨコ3㎝くらいあるじゃないですか?「耳にかかる」って、耳のどの部分に髪がどの程度かかることを言うのでしょう?

 「刈り上げますか?」これも謎の言葉です。刈り上げの定義ってどんなんでしょう?言葉としてはよく聞くものですが、正確なところを知りません。バリカンでうんと短くするってこと?うんと短くして欲しいけど、バリカンは嫌だな。だから「刈り上げて」いいとも悪いとも判断つかず、回答に窮することになります。

 床屋に行く前から「今日は何て言おうか」考えて、それだけで少し気が重くなります。

 

2おしゃべりは止めて欲しい

 床屋によりますが、とってもおしゃべりな人がいますよね。退屈させないようにサービス精神でそうしているのかも知れません。私は、おしゃべりは止めて欲しいです。初めから終わりまでムッと黙っていてくれた方がありがたいです。

 ただ、この点は人によって評価が異なるでしょう。無口な床屋は嫌だという人もいるかも知れません。

 

3眠いのに眠れない

 何もせずじっと座って髪を切ってもらっていると、眠くなりますよね。ですが、眠ってしまって首カックンになると床屋さんも切りにくいでしょうから、眠らないよう努力することになります。これが辛い時も多いです。上記の「おしゃべり」は、お客さんを眠らせないようにするための床屋戦略なのかも知れませんね。だけど、その肝心のおしゃべりが嫌いとなると打つ手ナシです。本を読んでいられたらいいんですが、私は眼が悪いのでダメです。髪を切るときは当然眼鏡を外してますから。

 子供の頃は(も?)落ち着いてじっと座っているのが大の苦手で、チョロチョロ動くため床屋がキレて、「もう帰れ!」とトラ刈りのまま帰されたことがあります(笑)それでも料金は全額取られました(爆笑)

 床屋の時間を、退屈せず、眠くならず、有意義に過ごす方法ってないもんですかね?発想の転換で、逆に「眠っていても大丈夫」な方法はないもんでしょうか?寝ている間に髪を切ってくれると。そういう床屋があったら、絶対そこに行くだろうなぁ。

 

 ・・・と、グズグズくだらないことを書いているのはそう、いま、髪が伸びていてそろそろ床屋に行かなければならないから。あーメンドクサイなぁ・・・いっそスキンヘッドにしつちまつたら、どうだろう?

 嘘だからね〇〇君、仲間に引き込まないでね(笑)

 

(リンクは本文と関係ありません)

 


風情

2021-06-07 13:18:18 | 考えたこと

 お風呂の給湯器があるじゃないですか、自動のヤツ。で、お風呂が熱いとき、水を注入する機能があるでしょ?お湯じゃなく水。

 最近給湯器を変えたのですが、あの注水機能(のボタン)、もとの古い機械では「さし水」だったんですけど、新しい機種では「たし水」になっていました。いやボタンは(老眼で)よく見えないんでしばらく気付かなかったんですが、「お湯張りをします」とか「追い炊きをします」とか機械が喋るのを聞いていたら「タシミズをします」と。「え?サシミズじゃないの?」とボタンをよく見たら、確かに「たし水」と書いてありました。

 「さし水」の方が、なんか風情のある感じがしませんか?シュンシュン音を立てている茶釜に柄杓一杯の水を「差す」と、スッと音が消え静寂が訪れる。そんな感じ。水を足すから「たし水」。そりゃそうだけどさそのとおりだけどさ、当たり前すぎてつまらない。

 と、激しくどうでもいいことでした(^^)こんな駄文にお時間を取らせてスイマセン。


54歳をむかえて

2021-06-03 14:41:05 | 考えたこと

――多くの人たち、ときには、特別に天分のある人でさえ、自分が体験するすべてのことについて、即座に判断を下さなければならぬと思っている、たとえば、初めて会ったすべての人について、また二、三ページめくっただけのすべての書物についても。それだから、しばしば判断を誤って、あとになって訂正せざるをえなくなる。あるいは誤りとわかっても自分の考えを固執して、その結果、自分の品性をそこない、さらによくないことに、他人をもしばしば傷つけたりする。もしあなたがこのような習慣をもっているなら、しかも新聞通信員を職業としているというのでなければ、そのような癖をすててしまいなさい。―― ヒルティ『眠られぬ夜のために(第一部)』より

 

 現代人はおっちょこちょいで、よく知りもしないこと、聞きかじっただけのこと、思いついただけのことを断言してしまう。そればかりか、根拠のない言葉の暴力で他人を傷付けて、平気な顔でいる。

 最近著しいのは、やはり新型コロナのこと。その他にも東京オリンピックのこと、小室圭さんのこと、大坂なおみさんのこと等々。妄想と憶測、根拠に乏しい誹謗中傷の嵐。ひどいものだ。

 「現代人は」と言ったが、実際、人間は昔からそうだったのだろう。ただSNS等の発達で、現代ではそれが余計に目に付くようになった。そのことを見抜いていたヒルティの言葉は、時代と国境を越えて響いてくる。

 昨日6月2日に54歳となった。上記の言葉を座右の銘として、日々励んで行きたい。あと禁酒(笑)。ヒルティは禁酒主義者だった。

 しかし面白いのは、「新聞通信員を職業としているというのでなければ」というくだり。新聞通信員(すなわち現代でいうマスコミ)は、しばしば判断を誤り、誤った考えに固執し、品性をそこない、他人を傷つける、そういう悪徳が当たり前のヤツラだ、と。この点も時代と国境を超越して普遍的である。

 

 


煙草と酒、依存の性質の違い

2021-03-02 14:56:36 | 考えたこと

 私は20歳から煙草も酒も始めました。真面目だったので、20歳まではやりませんでした(笑) しかし薬物に対する依存体質なんでしょうか、煙草はヘビースモーカーになりましたし、酒もやや病的な依存をするに至りました。

 

 煙草は35歳頃に禁煙し、現在に至ります。実は30歳頃から止めたいと思っていて、何度も何度も禁煙に失敗し、やっと35歳の時に止められた、というのが実情です。アレン・カーの有名な本「禁煙セラピー」は大変役に立ちました。また、当時「インターネット禁煙マラソン」というのがあって(今でもあるのかな?)、当初3か月くらいはそのアドバイスを受けました。ニコレット(ニコチンガム)も使いました。そういう援助手段を使って、やっと止めたのです。

 禁煙は楽だったか?――率直に言って、苦しかったです。止めて1か月くらいは、起きている間のほとんどの時間、煙草のことを考えていました。半年くらいまで、毎日毎日、猛烈に煙草を吸いたいと思っていました。ところが、半年過ぎたころから、薄皮を1日1枚ずつ剥いで行くように煙草を吸いたい気持ちが薄らぎ、1年経った頃にはほぼ「何でもない」状態になりました。禁煙から1年間で劇的な変化があったということです。

 

 一方の酒。30代の後半から悪酔いをするようになり、ブラックアウト(飲酒時の記憶を失うこと)も頻発、酔って他人に暴言を吐くなどの問題が起こり、多分37歳から42歳まで、5年間禁酒をしました。

 煙草と同じ問いを立てるなら、禁酒は苦しかったか?――これが、たいして苦しくなかったのです。止めようと思い立ち、止めた。それだけのことでした。禁断症状は特にありませんでしたし、強い忍耐力を必要とする場面もありませんでした。抗酒剤という、酒を飲めなくなる薬(「飲みたくなくなる」わけじゃなく、体質的に「飲めなくなる」だけ)を処方してもらいましたが、ほとんどお守り程度で、多分、抗酒剤なんてなくても禁酒はできたでしょう。

 「全然お酒を飲みたくなかったの?」と聞かれるなら、そりゃ飲みたかったです。でも、「あー飲みたいなぁ」と、のんびり思う程度。煙草を止めたときには、ひと月くらい「チックショー!煙草が吸いてぇ!煙草!煙草をくれー!」と毎秒(毎日でも毎時間でもなく)思っていましたから、その差は大きいものがありました。

 

 ところが。

 

 禁酒1か月で「あー飲みたいなぁ」と思った気持ちは、1年経っても同じように「あー飲みたいなぁ」。2年、3年、そして5年経っても「あー飲みたいなぁ」と、全然消えないのです。禁酒5年経ったところで、適当な言い訳のもと飲酒を再開するに至りました。再開しても、すぐに飲みたいだけ飲みまくるということはなく、「これからは節度を持って飲んで行こう」とのんびり思いました。が、1か月後には元通り、5年前と同じ酒飲みになっていました。

 

 これは薬物における依存の性質の違いなんでしょうか?専門的なことは分かりませんが、とても不思議なことです。5年ぶりに飲んだ酒(飛行機内で飲んだビールでした)は、うまくもまずくもなく、「酒ってこんなもんだよな」という印象でした。5年のブランクを感じさせないものでありました(笑)

 私がもし、禁煙後5年ぶりに煙草を吸ったらどう思ったことでしょう?しかし、この仮定はナンセンス。だって禁煙後5年経ったら、私にとって煙草はもはやゴミになっていましたから。煙草を吸ってみろと言われても、「ゴミに火をつけて煙吸う馬鹿はいないでしょ?」と思ったことでしょう。禁煙から5年、日常生活において煙草の存在を忘れていました。20年近く経った今では、あれ?自分は煙草なんて吸ってたっけ?とすら思います。

 

 さて、酒の方ですが、今では年齢的にあまり飲めなくなり、まず実害と言えるほどのこともありません。ですが、飲めば体調は良くないし、習慣的に飲んでいると時々は飲み過ぎてしまうこともあるし、体重は増えるしで、やっぱり完全禁酒したいと思っています。

 実は本日現在、禁酒10日目です。最近はこうして長めの休肝日を設けることが多くなっています。それで飲みたくならないか?そう、のんびりと「あー飲みたいなぁ」と思います。そして、この「のんびり感」が、1年も5年も10年も続くのでしょう。

 

 恐るべし酒、その依存力。強烈な禁断症状より、じわじわ来る方が強力だとは。最近の若い人は酒離れが進んでいると聞きます。とても良いことだと思います。酒の悪魔に魅入られると、一生じわじわ責められ続けるのですから。