goo blog サービス終了のお知らせ 

Left to Write

司法書士 岡住貞宏の雑記帳

合格おめでとうございます

2022-10-21 21:57:00 | 世の中のこと

 小室圭さんがNY州の司法試験に合格なされたとの由、誠におめでとうございます。妻の眞子さん共々、さぞかしお喜びのことでしょう。

 以前にも書きましたが、日本語ネイティブでありながらスカラーシップを受けてJ.D.を卒業しアメリカの弁護士資格を取るなんて、並大抵の努力ではできません。いや「並大抵でない」なんてモンじゃないですよ、超絶的な努力をしなければ不可能です。今回の合格前に2回の足踏みもありましたが、だからといってその努力の価値はいささかも傷付くことはありません。どうぞこれからも研鑽を積んで弁護士として活躍なされることを祈念しております。

 それにしても小室さんはこれまで何をしても叩かれるという状態でしたので、合格すらバッシングのネタに・・・かと思ったら、あにはからんや、ヤフコメなどを見ても「おめでとう」「本当に良かった」の声が結構あります。半分くらいは祝福の声のようです。

 これはこの国の国民様お得意の「手のひら返し」なのか、常軌を逸したバッシングの陰にはこのような良識を持った人が多く存在したのか。後者であって欲しいと、祈る気持ちでいっぱいです。小室さんについてはあまりにひどい、気が狂ったのではないかと思うような罵声が渦巻いていましたから。


日本の珍名さん

2022-10-20 12:47:26 | 考えたこと

 以前、このブログで取り上げた名字(苗字)の話(「岡住」という名字)。

 岡住ってあまり聞かない名字だけど、しかし「岡」も「住」もありふれた人名漢字だから、さほどの珍名ではないだろう・・・と思ってたら、かなり珍しい名字だったという話です。

 名字の由来や全国人数などを調べられる「名字由来net」というサイトがあり、そこで珍名度を調べることができます。

 このサイトで調べると、岡住は【全国順位】15,184位【全国人数】およそ360人だそうで、かなりの珍名なのでした。

 その後「これは珍しいのでは?」と思う名字を見かけると、つい調べてしまいます。

 その結果を一部ご紹介します。

1 さん

 読めますか?(笑)

 「もたい」さんと読むそうです。または「さかだる」さん。読み方としてもスゴい名字ですね。酒好きの私としてはちょっとうらやましいような。妻の同級生にこの名字の方がいました。

 で、この罍さん、【全国順位】11,574位【全国人数】およそ570人だそうです。えー・・・岡住より珍しくないのか?

2 さん

 これまた読めますか?「つじ」さんと読むそうです。NHKの記者(レポーター?)に逵さんという方がいて、TVに出ていました。

 この逵さん、【全国順位】10,422位【全国人数】およそ680人とのこと。やっぱり岡住より珍しくない・・・というか、岡住の倍くらいの人数がいるじゃないか逵さん。どうなってんだ?いや、どうなってんだは「岡住」に対しての発言です。そんなに岡住珍しいのかなぁ?

3 都成さん

 この名字は有名人がいらっしゃいますね。イケメン棋士の都成 竜馬(となり りゅうま)さん。この名字もなかなか珍しいよなと調べてみると、【全国順位】40,564位【全国人数】およそ60人。やった!岡住より珍名さんでした。

 しかし、都成さんも「都」と「成」でしょ?漢字としてはそれほど珍しくない組み合わせ、「罍」さん「逵」さんの方が珍しそうな感じなんだけどな。

 奥が深いもんですね、日本人の名字。今後も引き続き調べてみたいと思います。

 


マイナンバーカードと健康保険証(新型バカ発見器?)

2022-10-15 18:48:53 | 世の中のこと

 マイナンバー(個人番号)制度がスタートしたのは平成28年(2016年)1月1日、今から6年以上も前のことなんですね。そのときマイナンバーカードも同時にスタートしました。

 行政が税制度や社会保障制度、各種福祉制度などを運営するにあたり、効率性・実効性などの観点から国民・住民を一元的に管理する必要があり、その柱としてマイナンバー(とマイナンバーカード)は導入されました。効率性とは、簡単に言えば「安上り」ということ。マイナンバーのシステムを利用することで、例えば「住所・氏名・生年月日」等の名簿で管理していた従来のシステムよりも行政の運営にかかる費用が安くなるということです。実効性とは、例えば行政による給付対象に「漏れ」や「落ち」のない運用を行うということ。Aさんは給付金10万円をもらえたのに、何らかのミスで給付対象であるべきBさんはもらえない、こういうミスをなくしたいということです。これも、マイナンバーによる管理はシンプルで間違いが少なくなるでしょう。単なる数字の羅列より「住所・氏名・生年月日」の方が分かりやすくてミスがない?何言ってんすかwいまはそういうのコンピューターが処理するんですよ。コンピューター的には一意の番号の方が管理しやすいのです。マイナンバーカードのICチップの情報を直接使用できれば情報の転記等にもミスがなくなり、確実な手続きが遂行できます。

 さて、このマイナンバー制度、お世辞にも普及が進んだとは言えない状況にありました。その背景にはいろんなことがあったと思うんですが、どうも誤解が最大の要因だったように思います。マイナンバーで「芋づる式」に様々な個人情報が流出してしまう、所得・資産がガラス張りになり課税強化される等々。こんなアホーな感じの噂でマイナンバー(カード)が敬遠された、それが実情でした。また、行政(省庁)の側でも国民的不人気を背景に、あまり積極的に活用しようとしなかったという側面もあります。ちなみに上記噂に一応反論しておくなら、マイナンバーはそもそも情報を芋づるにぶら下げるのが目的の制度ですが、その芋づるを引くことができるのは権限ある公的機関だけです。民間業者が営利目的で顧客のマイナンバーから情報にアクセスできるわけではありません。また、課税の観点からしたら所得・資産のガラス張りはむしろ望ましいことじゃないんですかねぇ?脱税したい人以外にとっては。

 転機は新型コロナウイルスによって訪れました。定額給付金の受給にマイナンバー制度(マイナポータル)が利用できることになり、かなり利用者が増えました。私もマイナンバーカードを現実に使用したのは定額給付金が初めてでした。定額給付金については各地で様々なトラブルが報じられていましたが、マイナポータルでの手続きは非常に楽で、お金もすぐに振り込まれました。「おーやるじゃんマイナンバー」と、そのとき改めて思いました。その後、電子決済のポイント付与などのインセンティブもあり、どうやら国民の半数程度が持つくらいにまでマイナンバーカードが普及したとのことです。

 このたび、健康保険証はマイナンバーカードに一本化し、紙の保険証を廃止するとの方針が政府から出されました。確かにマイナンバーに健康保険に関する情報が紐づけられれば、保険事務の効率化が図られるのはもちろんのこと、診療情報や投薬情報なども一元管理でき、そのメリットは小さくないものと思います。

 ところが例によって、何にでも反対反対がいますなぁ・・・曰く、「マイナンバーカードの取得は任意だったはずなのに事実上の強制となる」「紙の保険証を選択する自由がある」。なんとも、はや・・・小さい声で言います。アタマ悪りぃなぁまったく。

 いうまでもなく健康保険制度は国の巨大システムです。なるべく効率的に運営する(そしてコストダウンを図る)ことは責務であるとさえ言えます。これまでマイナンバー等で一元管理して来なかったことの方が、むしろ問題だと思います。でもまぁこれからでも結構ですから、効率的・実効的運営を推進して頂きたいと思います。

 そのときに、「私は紙がいい、俺だけは従来どおり紙の保険証を使う」と言い出すヤツがいる。いや、仮にそれを求める「権利」があるとして(ないと思うけど)、紙の保険証を使い続けることによって生じるシステムのコスト増や手続の停滞・遅滞のリスクは、権利を主張する人が負ってくれないと。

 ちょっとたとえ話。

 ある高校では、1年生から3年生まで定期テスト・実力テスト・模擬テスト等の全ての得点データをコンピューターで管理し、各テスト・科目ごとの偏差値、成績の上昇・下降、苦手科目・分野の傾向などを瞬時に分析できるようにしています。その高校に、いろいろ拗らせたO住S宏という生徒が入学して来て、「俺の成績を腐れ教師の運用するコンピューターで管理されてたまるか!俺の成績だけは紙ベースで手計算で集計しろ!」とメンドクサイことを言い出す。そんなヤロー無視してもいいんだけど、一応希望を容れて、手計算で集計するとします。だけど、後回しだよ、そんな岡Zとかいう生徒の得点集計は。遅れても文句言うなよ、すぐに得点情報利用できなくても我慢しろよ、それが条件、そういうことになるでしょう。そしてまた、ソイツの得点集計のために先生は残業しなければならない。そうすると「残業代はお前が払えよな岡住!」と言いたくもなるでしょう、半ば冗談にしても。

 どうしても紙の保険証がいい――結構でしょう、だけどあなたの医療費自己負担率は高くなります、マイナンバーカードの人が受けられる医療上のサービスは受けられません。こうなってもなお、紙がいいですか?だいたい何でそんなにマイナンバーカードを作りたくないんですか?何を拗らせてんですか?もはやそろそろ、意味不明の状態になりつつありますよ。

 新型コロナの流行この方、ワクチンとか小室圭とかアメリカ大統領選挙とか、高性能バカ発見器が次々に誕生しています。さて、また新たなバカ発見器の誕生かな?これ。

 


トナラー

2022-10-11 13:52:58 | 世の中のこと

 飲食店や電車などで、他の席が空いているにも関わらず隣に座ってくる人のことをトナラーと言うそうです。

   がら空きなのになぜ隣に座るの? 10人に1人、トナラーたちの意外な心理

 例によってネット上の記事はすぐ流れてしまうので、「どうしてそういう人がいるのか?」に関する記事の見解を要約するなら、「そもそも他人に隣に座られて不快に思うのは、パーソナルスペースを侵されていると感じるから。ところが、認知の特性で10人に1人くらいパーソナルスペースの概念が希薄な人がいて、他人の隣であることを気にせず席を選んでしまう」とのこと。トナラー本人に悪気はなく、たまたま自分の座りたい席の隣に他人がいて、自分はパーソナルスペースが気にならないので、結果としてそうなってしまうとのことです。

 「あーそうだったのね」と、ちょっと納得しました。というのも、私自身はむしろパーソナルスペースの概念が強すぎて、近くに(隣とは限らないw)座る奴ばらに毎度毎度憤怒していたからです。その心理を知ったので、これからは少しトナラーのことを理解してあげられるんじゃないかな。

 しかし考えてみれば、トナラーよりも私のようにパーソナルスペース概念が「強すぎる」方が社会的には不適合者かも知れません。隣どころか10m四方くらいに他人がいると嫌です。他人の間に座るくらいなら立っています。都会の店舗は他人との距離が近すぎて実に不快です。今の若い子たちは「ぼっち飯」が恥ずかしいそうですが、私は学生の頃からむしろ「ぼっち飯」を愛好していました・・・と改めて書いてみても、こりゃ真に社会性ゼロだな(笑)それなのに勝手に憤怒していてゴメンよ、トナラー。


必 死 だ な

2022-10-09 18:07:27 | 世の中のこと

 ひろゆき(西村博之)氏が辺野古座り込み抗議活動を揶揄するTwitter投稿を上げ、活動を支持する派がブチギレる騒動になっております。

 まあ、どちらが正しいとか間違ってるとか言うつもりはありません。微妙な問題ですので炎上しても嫌ですし笑。

 しかし、あまりひろゆき氏の言うことに正面から反論してもどうなん?という気はしますけどね。彼は最近妙に持ち上げられ気味ですが、政治的・思想的に定見、というか何らかの筋がある訳じゃありません。「論破」なんてしてないしね。言葉遣いの上手さでその場その場を切り返したり、まぜ返したりしてるだけ。今回の件もちょっとからかってみたということではないですか?「今日は定休日や」と笑ってスルーが正解の気がします。

 今回、国会議員や県知事閣下までお出ましでブチギレてる姿を2ちゃんねるのコピペ(懐かしの)で評するなら、

 

     必 死 だ な

 

 そんなにキレてると、「すっっっごく痛かったんだなぁ?パヨク氏」と思われるだけですよ。


福田三代と首相秘書官

2022-10-06 14:26:55 | 世の中のこと

 岸田首相が長男を首相秘書官(政務担当秘書官)に任命したということで、またまた批判のタネになりそうです。

   “岸田首相長男 秘書官起用は時代錯誤” 立民 安住国対委員長

   岸田首相長男の秘書官登用が波紋 野党批判、自民戸惑い

  (ネット上のニュースはすぐ流れてしまうのでご注意ください。まぁ見出しが9割5分のニュースですので消えても問題ありませんが。)

 長男を自らの後継者とすべく、世襲の準備ではないかと。岸田首相自身、自身の祖父・父から続く世襲政治家であり、四代目への世襲教育ではないかと言われています。

 しかし皆さん知っていますか?このような事例、あまり多くはないけど「初めてではない」ということを。

 わが群馬県選出の国会議員であった福田赳夫氏。1976年に首相となりましたが、そのときの首相秘書官は長男・福田康夫氏でした。その福田康夫氏、父の政治基盤を受け継ぎ群馬県選出の国会議員となり、2007年に首相となりましたが、そのときの首相秘書官は長男・福田達夫氏でした。そしてさらに、その福田達夫氏は父の政治基盤を受け継ぎ群馬県選出の国会議員となり、昨今は自民党の総務会長を務めるなど政界出世街道まっしぐらなのであります。

 何という世襲。いいんかこれ?有権者どうなん?

 調べてみたところ、戦後の総理で実子を首相秘書官にしたのは、今回の岸田首相を含め3例しかありません。そう、つまり福田家のシェア66%超(笑)。実子ではない親族を首相秘書官にしたという例を含めても、岸信介首相のときの娘婿・安倍晋太郎氏など、プラス3例しかありません。

 もう一度言うぜ。これでいいんか?群馬県の有権者。

 そりゃ首相秘書官ともなれば得難い政治経験を積めるでしょうし、人脈も大いに広がり、将来の世襲後の役に立つことでしょう。だけど公職ですぜ、首相秘書官。「秘書」と聞くと私設秘書を思い浮かべがちですが、首相秘書官は特別職の国家公務員、給料も国から支払われます。

 公費使って後継者教育かよ。いくらなんでもやり過ぎじゃないの?

 実子・親族を首相秘書官にする例が意外に少ないのも、「やり過ぎ感」が強いからじゃないんですかねぇ?

 この福田三代のお話、まだあまり報道されていませんが、今後大いに問題視される可能性があります。だから先言っときますね。

 というか、問題視しないとダメでしょこれ。