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司法書士 岡住貞宏の雑記帳

免許証の番号の意味

2023-08-02 16:54:17 | 仕事のこと

 運転免許証の番号には規則性があるようで、ある程度はその内容が判明しています。

 「第4286××××0000号」という免許証番号の場合、冒頭の「42」は最初に免許を取得した都道府県の番号(42は群馬県)、次の「86」は最初に免許を取得した西暦年の下2桁です。そして、運転免許証には別途「免許を取得した年月日」の記載があり、冒頭「4286」の免許証には「昭和61年」に何らかの免許を取得したとの記載があるはずです。ちなみに冒頭「4286」は私の免許証の番号であり、昭和61年に群馬県で初めて原チャリの免許を取ったことからこの番号になっています。その翌々年に自動車の免許も取りましたが、番号は変わりませんでした(冒頭「4288」とはならない)。

 この3桁目4桁目(上記「86」の部分)と免許の取得年の齟齬を発見することによって免許証の偽造による「なりすまし」を見破り、「お前はいったい誰だ!」とやるのがドラマや小説でよく使われるネタにもなっているのですが・・・実際には偽造や「なりすまし」でなくても齟齬している例を見かけます。

 どうやら、①免許の更新をうっかり忘れ失効させてしまったことがある人、②昭和41年よりも前に免許を取った人では、齟齬が生じるようです。「ようです」という言い方をするのは「確証まで得られていない」という意味ですので、念のため。また、①②以外の原因でも齟齬が生じることがあるかもしれません。同職の皆さん、本人確認の場面で齟齬を発見したからとて、直ちに「お前は誰だ!」とはやらない方が良さそうです。実感としてはかなりの確率で齟齬していますよ笑。上記①うっかり失効の人がかなり多いということなんですかね。

 ちなみに、上記①うっかり失効の場合、番号は変わらず、免許の取得年が新しくなる(失効後、再取得の年となる)ようなので、番号「4286」なのに取得「平成10年」ということはあり得ます。そう考えると、番号「4286」なのに取得「昭和55年」とかなっていたら、偽造の疑いアリなんでしょうか?また、平成元年生まれの人の免許番号が「4286」だったら、やっぱり偽造なんでしょうか?

 いずれにせよ、番号だけではどうも決め手にはならなそうです。俗説には免許番号で学科試験の点数が分かるとかいう噴飯モノもあって、アテになりません。学科試験の点数なんか免許に表示したって何の意味もねーだろが(爆


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