Left to Write

司法書士 岡住貞宏の雑記帳

パワータイ

2006-11-30 15:35:08 | 考えたこと


 以前このブログで「赤いはちまき」の効用について取り上げましたが、米国では赤い色のネクタイをパワータイと呼び、強い印象をもたらすアイテムとしてビジネスファッションで使われているそうです。

 パワーミーティングにパワーランチと「無類のパワー好き」であるアメリカ人がいかにも言いそうなことですが、やはり「赤」にはそういう効果があるのですね。

 いっそのこと真っ赤なジャケットでも着たらパワー全開でしょうか?



LOVE ~ その2 ~

2006-11-26 13:51:08 | おすすめの音楽
 先に紹介したビートルズ「LOVE」ですが、アマゾンのレビューには、きっと私のようなビートルズファンからの悪罵・怨嗟・呪詛の言葉が書き連ねられているに違いない ― そう思っていたのですが、あにはからんや、ごく一部の悪評を除いて、「素晴らしい演出」「斬新」「こういうのも好き」と好評の嵐です。

 ・・・不自然なまでに。

 関係者や(東芝EMI)社員は、こういったレビューにまで配慮し、組織的に投稿しているのですかねぇ~?本作のように一定の反発・反感が最初から予想される作品では、余計にナーバスになっているのかも知れませんね。

 ところでCDのノーツには、「あの人」がこんなコメントを寄せています。

 このアルバムはビートルズを復活させたよ。なぜなら、いきなりジョンとジョージが僕とリンゴと一緒に演奏しているからね。まるでマジックみたいだ。
                             ― ポール・マッカートニー


 だれかこのボ○老人のアタマを思いきりひっぱたいて!


LOVE

2006-11-25 11:08:25 | おすすめの音楽
LOVE (通常盤)
ザ・ビートルズ
東芝EMI

このアイテムの詳細を見る


ビートルズの「新作」なのだそうです。

ビートルズの曲を切り刻んで、ばらばらにして、適当に重ね貼りした ― そんな感じのアルバムです。

世界一素晴らしい色の絵の具でも、それを宝石に塗りたくったら、絵の具の色も宝石の輝きも台無しでしょう?絶品ともいうべきおいしい料理の数々も、それをごちゃ混ぜにしたら、すべての味が台無しでしょう?

もうこんなことやめませんか?

ジョンもジョージも、この世にはいないのだから。

柳家紫文with東京ガールズin前橋

2006-11-20 13:21:09 | できごと

 柳家紫文さんと、お弟子さんの東京ガールズの演芸会が前橋でありましたので、行ってきました。

 演芸会…というべきなのでしょうか?でも寄席じゃ変だし、ライブというのもどうもねぇ。唄あり鳴り物あり踊りあり、そしてもちろん笑いありの、そう、やっぱり演芸会と呼ぶのが一番しっくり来るように思います。

 紫文さんは音曲師。巧みな三味線に、小唄、長唄、都々逸と、「粋」を絵に描いたような芸人さんです。そして真骨頂は、「火付け盗賊改め方の長谷川平蔵が―」で始まる「長谷川平蔵市中見廻日記」。大爆笑うけあいます!一度聞いたら忘れられません(ここでネタばらしはできませんので、お聞きになりたい方は寄席や演芸会で)。

 紫文さんを初めて知ったのは、このブログでもご紹介したことのある噺家 桂ひな太郎師匠の寄席ででした。その後、紫文さんが高崎市出身であることを知って、直接お会いする機会にも恵まれました。

 この日は「長谷川平蔵」もたっぷり聞けて大満足。東京ガールズも、師匠譲りの脱力系キャラで楽しい芸を披露してくれました。

 紫文さん+東京ガールズの師弟コンビは、来春1月2日の「おはよう笑点」というTV番組にご出演なさるとのこと。題名どおり、朝(6時!)から放送する「笑点」だそうです。ここでも「長谷川平蔵」が聞けるかも知れません。

グレン・ミラー・オーケストラ

2006-11-18 20:38:07 | おすすめの音楽
永遠のグレン・ミラー
グレン・ミラー・オーケストラ, レイ・エバリー
BMG JAPAN

このアイテムの詳細を見る



 近くでグレン・ミラー・オーケストラのコンサートがあったので、聴きに行きました。

 やっぱり音楽は生で聴くに限りますね!

 オープニング、甘くせつない「ムーンライト・セレナーデ」から、スウィングと言えばこの曲「真珠の首飾り」、アンコールのポップな「イン・ザ・ムード」と、楽しいコンサートでした。

 あ~またラッパ吹きたいな~。

利益の資本組入れ

2006-11-12 11:04:52 | 仕事のこと
 新会社法の下では、会社は「利益」を資本に組み入れて増資することができなくなりました。

 …恥かしながら、私は最近まで知りませんでした。

 旧商法第293条ノ2は次のように規定し、会社の「利益の資本組入れ」を認めていました。

 商法第293条ノ2 会社ハ利益ノ処分ニ関スル株主総会ノ決議ヲ以テ配当ヲ為スコトヲ得ベキ利益ノ全部又ハ一部ヲ資本ニ組入ルルコトヲ得

 新会社法では、「利益」という概念は「剰余金」という概念にとって代わりました。そして会社法第450条は、次のように規定しています。

 会社法第450条 株式会社は、剰余金の額を減少して、資本金の額を増加することができる。

 ん?この規定からすると、旧商法と変わりないのではないかですって?

 私もそう思いました。

 しかし、違うのです。会社法施行にともない制定された会社計算規則(法務省令)第50条第2項では、「剰余金」のうち「資本剰余金」について、次のように規定しています。

 会社計算規則第50条第2項 株式会社のその他資本剰余金の額は、前三款及び第四節に定めるところのほか、次の各号に掲げる場合に限り、当該各号に定める額が減少するものとする。
 一 法第450条の規定により剰余金の額を減少する場合 同条第1項第1号の額(その他資本剰余金に係る額に限る。)に相当する額


 それに対し、「剰余金」のうち「利益剰余金」について定めた会社計算規則第52条第2項では、会社法第450条に関する規定を欠いています。

 会社計算規則第52条第2項 株式会社のその他利益剰余金の額は、次項、前三款及び第四節に定めるところのほか、次の各号に掲げる場合に限り、当該各号に定める額が減少するものとする。
 一 法第451条の規定により剰余金の額を減少する場合 同条第1項第1号の額(その他利益剰余金に係る額に限る。)に相当する額

   <注:↑法第450条に関する規定がありません>

 その結果、会社法第450条によって資本に組入れすることができる「剰余金」とは「資本剰余金」に限られることとなり、会社の営業活動等で生じた「利益(利益剰余金)」は、資本に組入れすることができなくなってしまったのです。

 しかし、釈然としませんね~。

 「剰余金」の概念は、会社法第446条できちんと定義されています。この定義によれば、「剰余金」の中には、いわゆる「利益」も当然に含まれています(かつて「利益の配当」と呼ばれていたものは、会社法上は「剰余金の分配」と呼ばれています)。そうすると、会社法第446条で定義されている「剰余金」と、会社法第450条でいう「剰余金」とは、異なる概念のものということになってしまいます。これでは何のために「剰余金」を定義したのか分かりません。

 例えば、会社法第450条を「株式会社は、剰余金の額(政令で定めるものに限る。)を減少して、資本金の額を増加することができる。」とするのであればともかく、このような国民の権利義務の範囲を画する概念について、法律の授権なく、勝手に政省令で定義を変えてしまってよいものでしょうか?

 知り合いの税理士さんは、「親が『いい』と言っているものを、子が『だめ』と言うようなものだね。」とおっしゃってましたが、同感です。


※この記事の内容は、平成21年4月1日以降変更となっています。コチラをご参照ください。

吹奏楽

2006-11-09 10:41:53 | おすすめの音楽
吹奏楽コンクール課題曲集 Vol.3
吹奏楽, 出雲市立第一中学校吹奏楽部(島根県), 渡部修明, 静岡県立浜松工業高等学校吹奏楽部, 遠山詠一, ブリヂストン吹奏楽団久留米(福岡県), 山口清高, 東京佼成ウィンドオーケストラ, 手塚幸紀, 福岡大学応援指導部吹奏楽団
ソニーミュージックエンタテインメント

このアイテムの詳細を見る


 中学・高校と、私は吹奏楽をやってました。

 いまはエレキ・ベースをベンベンやってますが、吹奏楽の時もやっぱりベースで、チューバを吹いてました。「チューバってどんな楽器だっけ?」という人が多いのですが、コレ↓です。

ヤマハYBB-641 II

 小学生の頃は金管楽器なんて触ったこともありませんでしたが、中学2年生の夏のコンクールには、早くも出場しました。もちろん、ほかの多くの同級生たちもそうです。それも決して簡単な曲を演奏したのではなく、自由曲はショスタコーヴィチでした。

 現在エレキ・ベースの腕が遅々として(まったく?)上達しないのに較べ、なんという上達スピードでしょう!やっぱ若い頃とは違うよなぁ~・・・と思っていたのですが、さにあらず、思い出してみると練習量が全然違いました。

 月曜日~金曜日は朝1時間+放課後3時間、土曜日(当時はお昼まで授業でした)は朝1時間+放課後5時間、日曜日は午前中からお昼過ぎまで5時間、1週間で合計31時間も練習してました。しかも、お休みはコンクール後の1週間と年末年始の1週間くらいしかありませんでしたので、練習期間を1年間で50週として、31×50=1550時間!も練習していたわけです。

 こりゃあ上達するわけだ。

 逆にいうと、このくらい練習しないと、一人前に楽器を演奏することなどできないのでしょうね。いまなんか1~2週間に1度、1時間くらいしか練習しないもんなぁ・・・

 紹介したCDは、吹奏楽コンクールの課題曲集。私と同じ時期に吹奏楽部にいた人は、聴くと懐かしすぎて死にます。そうでない人には???でしょうけど。


義理人情

2006-11-03 22:25:47 | 考えたこと



 上州人(群馬県民)は「義理人情に厚い」などと言われます。↑の上毛カルタは上州人なら誰でも知っていますし、つい先日もそのような記事を読みました。

 しかし、この「義理人情に厚い」という言い方、どうも気になるんですよね~。

 「義理人情に厚い」とは、「義理」にも「人情」にも厚いという意味なのでしょう。でも「義理」と「人情」とは、もともと対立的な価値であり、並列的な価値ではないと思うのです。つまり、その二つが並び立つのはおかしいのではないかと。

 ♪義理と人情を秤にかけりゃ~、義理が重たい男の世界ぃ~♪と、健さんも「唐獅子牡丹」で歌ってるじゃないですか。吉良の仁吉は、次郎長親分への義理のため、人情を捨て恋女房と離縁してまで、女房の兄の安濃を討ったではないですか(知ってる人いないか・・・)。

 「義理人情」とは、もともと、その両者の「板ばさみ」を表現するためにこそ使用される言葉なのでは?だいいち、「人情に厚い」という表現は分かりますが、「義理に厚い」という表現は正しいのかな?単に「人情に厚い」と言うべきところを、口が滑って「義理人情に厚い」とした誤用が、広く言われるようになったものかも知れません。

 どなたか詳しい方、ご意見のある方がいらっしゃいましたら、コメント下さい。