
タバコの自動販売機では、成人であることを確認するためのICカード「taspo(タスポ)」を使わなければ、タバコが買えないこととなるそうです。このタスポ、喫煙人口の約7割に当たる約2100万枚の発行を見込んでいるとのこと。
何もICカードの発行を受けてまでタバコなんて買わなくてもいいんじゃないの、と思います・・・いまでは。
かつて、私は自他共に認めるヘビー・スモーカーでした。夜中にタバコの残り本数が少ないことに気が付くと、うろたえました。台風が来ても、雪が降っても、タバコだけは絶対に買いに出ました。買わずにガマンする、などという選択肢はあり得ませんでした。それだけに、このICカードの発行を受ける喫煙者の気持ちは分かります。
私がタバコを止めて、3年半ほど。不思議なものですね、もうすっかりタバコのことなんて忘れています。ときどき、「あ~、そういえば俺タバコなんて吸ってたよな~」と思い出す程度です。15年以上毎日吸っていたタバコを、わずか3年半止めただけで、そうなってしまうのです。
結局、人がタバコを吸う理由なんて ― 喫煙者は、誰もがもっともらしい理由をたくさん挙げますが ― ひとつしかありません。
タバコに依存しているから。
タバコから完全に離れた現在では、はっきりそれが分かります。
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