![]() | さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かすマーカス バッキンガム,ドナルド・O. クリフトン日本経済新聞出版社このアイテムの詳細を見る |
先日、日経新聞に広告が出ていたのを見て購入しました。
奥附を見ると「2001年11月30日1版1刷、2008年5月29日20刷」とありますので、この手の自己啓発本としてはかなりのロングセラーですね。
思いっきり内容を要約すると、「人にはそれぞれ天賦の資質がある。その資質を生かした『強み』を持つべきだ。成功の秘訣は『強み』をさらに伸ばすこと。人はとかく『弱点』を克服しようとしがちであるが、それはまちがい」ということです。
著者の調査・研究によると、人の「強み」は34の資質にカテゴライズできるとのこと。そして、この書籍に書いてあるURLにアクセスすると、「ストレングス・ファインダー」という試験を受けることができ、自分の「強み」となる資質が何なのか分かるようになっています。
私も早速受けてみました。な、なんと、この「ストレングス・ファインダー」は全部で80問も質問項目があり、回答するのに30分もかかりました。
で、私の強みとなる資質とは・・・
1着想/Ideation
複雑な物事をうまく説明できる考え方を見つけるのが好き。目新しく逆説的な考え方なら、なお好き。
2活発性/Activator
考えはすぐに行動にうつす。行動しながら学ぶ。
3目標志向/Focus
目標を目指して効率的に行動する。目標に役に立たない行動を嫌う。
4指令性/Command
自分の考えを人に押し付ける。他人を同調させる。対決に怯えない。
5コミュニケーション/Communication
説明すること、人前で話すこと、書くことが好き。「単なる事実」を「物語」に転換させて語る。
う~ん……占いじゃないですから、「当たってる、当たってない」というのも何ですが、かなり「当たって」いるような気がします。34の資質を最初に見たとき、「この中で自分が魅力を感じるのは、やっぱり『着想』かな?」と思っていたら、それが見事ナンバー1に来て驚きました。
それぞれの資質を示す言葉は、日常的な語感とはちょっと違ったニュアンスで使われているようです。例えば、「コミュニケーション」は「他人との交流を好む」のかと思ったら、そうではなく「語ること、表現することを好む」のだそうです。上記の各資質の説明も思いっきり要約してありますので、詳細な内容を知りたい方は、ぜひとも本書で。
それにしても、「指令性」は「自分の考えを人に押し付ける」って……誰だ!「そのとおりじゃねぇか」と失笑したヤツは!?言っておきますが、これは「強み」であって、改善すべき「欠点」ではありません。よーし、これからも指令性を生かしてグイグイ押し付けるぞー!
なお、「ストレングス・ファインダー」を受けるには本書に記載のIDが必要で、しかも1度だけしか受けられません。ですので、ここにURLを記載しても無意味なので、受けたい方は本書を買ってください。