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Left to Write

司法書士 岡住貞宏の雑記帳

アメリカ政治の混乱

2023-01-06 10:47:46 | 世の中のこと

 昨年のアメリカ中間選挙で共和党が下院の多数派を占めましたが、今度は共和党内の仲間割れで、何度投票しても下院議長の選出ができない事態に陥っています。

 この原因は、やはり前大統領のあのオッサンの存在のようです。オッサン支持派が造反し、共和党多数派の推すオッサンに投票しないのだとか。オッサンばっかりだなw分かりにくいので言い換えると、トランプ支持派がマッカーシーに投票しないのだそうです。

 ここでひらめきました。民主党としては共和党マッカーシーに投票して、さっさと議長選出してしまったらどうでしょうか?どのみち民主党が議長を取れる可能性はゼロですし、仮に議長を取ったところで議会少数派であることは変わらないので意味はありません。民主党がマッカーシーに投票すればオッサン(T)支持派はいきり立ち、多数派が民主党と取引したのではないかと疑心暗鬼になり、共和党内の軋轢は深まります。一方で、民主党は共和党多数派に「恩を売った」形になる。失うものはゼロで、得るものは大きい。ムキになって議長を取りに行かず、それこそ民主党下院議員全員でマッカーシーに投票して、圧倒的多数で議長選出!としてやればいいと思います。

 日本人である私は特に民主党・共和党どちらかを応援しているワケではないですが、トランプだけはダメだと思っているので、トランプ支持派が自滅していくのは歓迎です。人々の憎悪・対立をことさらに煽り立て、その怒りを悪用するトランプの政治姿勢は、まさに民主主義の敵だと思います。

 それにしても混乱していますなぁアメリカ政治。この混乱はアメリカ国内のみならず世界に与える影響が大なので、しっかりして欲しいものです。

 


防衛力強化と増税

2022-12-16 13:14:19 | 世の中のこと

 わが国の防衛力を強化すべきとの議論がにわかに熱を帯びてきています。それも史上空前の規模であり、防衛費倍増とまでは行かないまでも1.5倍増以上の規模で。よろずにヌルいわが政府にしてここまで思い切った決断をしなければならないほど、わが国を取り巻く安全保障環境は厳しいのかと。その現実に戦慄するものであります。

 さて、防衛力を強化するとして、必要になるのは当然カネですわな。増税という政府の方向性を目の当たりにして、国民は色めき立ちあわてふためき右往左往し。でもさぁ、「日本は甘い!もっと軍事力をつけろ!」と大声で言ってた人たちってかなりいたはずじゃん?どこ行っちゃったの?右派とかタカ派とかいう人たち。「よくぞ決断した政府!金は出すからどうぞ使ってくれ!」という国士様の声は全然聞こえません。もしかして、「軍事力をつけろ(ただしカネのかからない範囲で)」という主張だったの?

 みっともねーのはジミントーのセンセーたち。ビクビク怯えて「増税の前にやることがある」だとさ。それって「事業仕分けで無駄金を数兆円生み出せる」と言ってた旧民主党と一緒じゃん。結局ダメでそれ嗤ってたじゃん。もう忘れちゃったの?センセーたち記憶力悪いの?

 先日観たニュースでは猪口邦子さんが「国を守るのに国民が税金で支えないでどうする!」と、飛沫を撒き散らす勢いで熱弁していました。これまでタカ派の印象の強かった彼女ですが、スジの通った主張だと思います。それに比べてイシバとかなんとかいう輩。ポピュリズムのカタログから出てた人ですか?と聞きたくなるようなフニャフニャ感です。わが県選出のセンセェたちはどうなんですかね。確か防衛副大臣1名に防衛大臣政務官(経験者を含む)が2名。「防衛力強化のためには増税も辞さないかどうか?イエスかノーか?」とお聞きしたいもんです。

 ちょっとフラフラ頼りないですが、それでも防衛力強化のために増税も辞さずの姿勢を示し続けている岸田総理。内閣総理大臣の首と引き換えにしても初志貫徹して欲しいものです。それでこそ漢ぞ、それでこそ政治家ぞ。

 私の意見としては防衛費のために消費税率を少し上げるべきだと思います。将来にわたる安定財源ってそれしかないですよ。国民の命と安全のために必要ならば、やむを得ない負担です。国民全体で負担しましょう。

 国債?バカ言うな(笑)、論外。防衛力の前に財政的・経済的に国が潰れる。


デジャブ

2022-11-21 13:34:11 | 世の中のこと

 最近、岸田内閣閣僚の不祥事が相次いでいます。とってもデジャブ。何がって、第一次安倍内閣のときのことですよ。

 事務所費問題の追及を受け自殺してしまった松岡利勝農林水産大臣。後任の赤城徳彦氏にも不祥事発覚が相次ぎました。その他、法務大臣の長勢甚遠氏、税制調査会の本間正明氏、規制改革特命大臣の佐田玄一郎氏なんていう人の不祥事ありましたね。原爆投下を「しょうがない」と言って辞任した久間章生防衛相もいました。皆さん覚えてますか?

 この結果、自由民主党は参院選挙で大惨敗。参院第1党の座を民主党(当時)に明け渡すという凋落ぶり。安定政権であった小泉内閣を引継ぎ、保守のプリンスとして颯爽と誕生した安倍首相も、自身の健康問題が重なったこともあり、わずか1年で退陣。このような結末を政権発足時に誰が予想したことでしょう。

 この当時を振り返ってみるに、やっぱり自民党の驕りがありましたよね。いや驕りなんてカッコいいもんじゃない、「ぶったるんでた」と思います。長く続いた小泉政権のもとで、徐々に根元が腐ってきていたと断じざるを得ません。

 さて、岸田政権。小泉政権なんてもんじゃないほどに長く安定した安倍政権の後で、どうしようもなく腐ってんじゃないですかね、自民党。大丈夫なん?期待の星であった安倍首相(第一次)が、今から思えば自民党政治の「終わりの始まり」だったように、また終局へと向かいつつあるのでしょうか?

 しかしそうするとワンチャンあるで立憲民主党。もっとシュッとして政権を担うに相応しい政党になってもらいたいもんです。党首選の頃はまだマシでしたが、最近物言いが「枝野化」してますよ泉代表。その口ぶり、仲間内でしかウケないから、無党派層は嫌悪感だから、早く気付いて泉代表。

 


民意とマスメディア

2022-11-10 13:16:29 | 世の中のこと

 アメリカ中間選挙は「共和党圧勝」という事前の予想から大きく外れ、むしろ民主党が健闘、特に上院では勢力拮抗という結果になりそうです。中間選挙では「大統領の側でない政党が勝つ」のが当然なのだそうで、その意味では実質的に共和党の負け、トランプ激怒とも報じられています(爆笑)。

 いつから日本人はアメリカの選挙がそんなに大好きになったんやw?とは思いますが、別にそこを揶揄したいのではありません。

 気になるのは、マスメディアの予想の「外しっぷり」。アメリカだけではありません、日本の2021年10月の総選挙でもそうでした。マスコミでは「与党で(かろうじて)過半数確保」という予想が大半でしたが、蓋を開けてみたら自民党単独で絶対安定多数の圧勝劇でした。

 選挙は「水物」といわれていますから、刻一刻と情勢が変わっていくのは当然のことで、選挙戦前半時点での予想が大きく外れたというなら理解もできます。しかし、日でも米でも直前の予想で外してしまっているのですから、目も当てられねぇ。

 これはつまり、マスメディアによる民意の理解が「間違っている」ということではないですか?野党陣営とともにマスメディアでも常套句のように「民意では〇〇」「それは民意に反する」と繰り返しますが、そんなこと言う資格があるんかいな?むしろ「マスメディアが民意を主張するとき、その反対の内容が本当の民意である」というような金言が産まれてしまいそう。

 どうもノイジー・マイノリティの大声に引きずられ過ぎてるんじゃないですかねぇ?マスコミは世論調査が大好きですが、その「伝家の宝刀」があてにならなくなっている現状を受け入れた方がいいのでは?世論調査を実施しても、回答率はいつもせいぜい半分程度。ノイジーな人は喜んで答えるけど、マスコミ不信を背景にサイレントな人(しかしそれはマジョリティかも知れない)は回答を拒否する傾向が強い。そんな状況が生まれているのではないでしょうか。あくまでも想像ですが。

 なお、上記でいう「マイノリティ」とは、単に数的な少数派のことを指しているのであって、社会的少数者のことを指しているのではなく、ましてやその人たちを批判する意図は全くありません。どうぞご了解ください。

 


今村核先生

2022-11-04 10:16:23 | 世の中のこと

 

 

 数多くの冤罪事件を手掛けた弁護士 今村核先生がお亡くなりになりました。今村先生には「群馬司法書士会事件」の司法書士会側代理人を務めていただき、その関係で一時期、緊密な交流がありました。わが国の司法にとって大きな損失であり、誠に残念でなりません。のみならず、私にとっては個人的な思い出も深く、悲しくてなりません。

 いまはただ、ご冥福をお祈りいたします。文字どおり東奔西走のお忙しい毎日だったことでしょう。安らかにおやすみください。

 通常私は、このブログをメインに情報を発信し、Facebookはあまり使っていないのですが、今村先生の思い出はFacebook上に載せました。どうしてもすぐ書きたくて、手元にあった携帯電話で書きました。この記録は残しておきたいので、ブログに転載しておきます。

(Facebookから転載)

今村核先生の思い出

 群馬司法書士会訴訟の第一審の判決が阪神大震災の翌年の平成8年12月、その直後からの控訴審対応で出会ったのが初めてなので、その頃私が29歳、5歳年上の今村先生が34歳だったはずです。もっとも、ずいぶんオッさんに見えました笑。最初は「なんというとっつきにくい人」という印象でしたが、結構すぐに打ち解けて、控訴審の2年間は特に濃密にお付き合いさせて頂きました。会議の後は常に飲み会で、当時は固い話をしてたように思ってましたが、今思うとバカ話もかなり多かったです。時々、今村先生が飲み会の議論(と言ってもバカバカしいこと)を真顔で整理するのが妙に可笑しかった。

 今でも鮮明に思い出すのは、平成9年の年末から平成10年年始の群馬司法書士会訴訟対策委員会合宿のこと。直前に控訴審での和解交渉も決裂し、この後は群馬司法書士会の本当に言いたいことを前面に打ち立てて闘って行こうという局面でした。叩き台として司法書士会側で準備書面の原案を作る手筈で、私がそれを書きました。書いていて、我ながら「これは違う、私たちが言いたいのはこんなことじゃない」と思いながらも、タイムリミットもあり合宿に持ち込みました。今村先生からは散々な酷評を受け、「岡住さん、こんな評論家みたいなことを書いてどうする」「主張を書くべきなのに、ちっとも主張になってない」と。いちいちもっともなので、私はすっかりしょげてしまいました。しかし、そこまで言うなら次は今村先生が書くよね?という流れになり、年始の合宿には今村先生が準備書面案を書いて提示する運びとなりました。

 当日、たぶん平成10年の1月5日か6日、その朝、今村先生から自宅に電話をもらいました。「岡住さん、実は書面の案を書けてないんです」。何とか今日中に書いて明日の朝には合宿に持って行くので、それまで待って欲しいと。良いも悪いも、書面がなければ始まらないので、待ちますとお答えしました。今村先生は、「岡住さん……岡住さんをあんなに貶したのに……私は甘いですかね?」と。いやそんなこと言われても私も困りますので笑、とにかく明日お待ちしてますと申し上げました。

 次の日、今村先生は徹夜で書いた書面の案をお持ちになりました。かなり長い書面でしたが、引き込まれるように一気に読みました。「これは私たち群馬司法書士会の言いたかったこと、そのものだ!」と。それは私だけでなく、その場にいた司法書士全員の思いでした。血の沸き立つような書面でした。そのときの書面は準備書面として提出され、訴訟のターニングポイントとなり、群馬司法書士会は控訴審を逆転勝訴し、最高裁まで勝つことができました。

 この合宿の後も今村先生とは神戸大学の浦部法穂教授(当時)の鑑定依頼等々、いろいろな場面をご一緒させて頂きました。そして仕事が終わると飲み、飲み、また飲み、本当に本当に楽しかった。

 あの日々が思い出されて仕方ありません。

 今村先生、もう一度、一緒に飲みたかったですよ。行くのが早過ぎですよ。悲しくてどうしようもありません。

 終いずいぶん情緒に流されてしまいましたが、今村先生の思い出です。今村先生は冤罪事件の分野で偉大な方であるのは言うまでもないことですが、私としては、パーソナルな部分での思い出ばかりが思い起こされてきます。

(転載おわり)


合格おめでとうございます

2022-10-21 21:57:00 | 世の中のこと

 小室圭さんがNY州の司法試験に合格なされたとの由、誠におめでとうございます。妻の眞子さん共々、さぞかしお喜びのことでしょう。

 以前にも書きましたが、日本語ネイティブでありながらスカラーシップを受けてJ.D.を卒業しアメリカの弁護士資格を取るなんて、並大抵の努力ではできません。いや「並大抵でない」なんてモンじゃないですよ、超絶的な努力をしなければ不可能です。今回の合格前に2回の足踏みもありましたが、だからといってその努力の価値はいささかも傷付くことはありません。どうぞこれからも研鑽を積んで弁護士として活躍なされることを祈念しております。

 それにしても小室さんはこれまで何をしても叩かれるという状態でしたので、合格すらバッシングのネタに・・・かと思ったら、あにはからんや、ヤフコメなどを見ても「おめでとう」「本当に良かった」の声が結構あります。半分くらいは祝福の声のようです。

 これはこの国の国民様お得意の「手のひら返し」なのか、常軌を逸したバッシングの陰にはこのような良識を持った人が多く存在したのか。後者であって欲しいと、祈る気持ちでいっぱいです。小室さんについてはあまりにひどい、気が狂ったのではないかと思うような罵声が渦巻いていましたから。


マイナンバーカードと健康保険証(新型バカ発見器?)

2022-10-15 18:48:53 | 世の中のこと

 マイナンバー(個人番号)制度がスタートしたのは平成28年(2016年)1月1日、今から6年以上も前のことなんですね。そのときマイナンバーカードも同時にスタートしました。

 行政が税制度や社会保障制度、各種福祉制度などを運営するにあたり、効率性・実効性などの観点から国民・住民を一元的に管理する必要があり、その柱としてマイナンバー(とマイナンバーカード)は導入されました。効率性とは、簡単に言えば「安上り」ということ。マイナンバーのシステムを利用することで、例えば「住所・氏名・生年月日」等の名簿で管理していた従来のシステムよりも行政の運営にかかる費用が安くなるということです。実効性とは、例えば行政による給付対象に「漏れ」や「落ち」のない運用を行うということ。Aさんは給付金10万円をもらえたのに、何らかのミスで給付対象であるべきBさんはもらえない、こういうミスをなくしたいということです。これも、マイナンバーによる管理はシンプルで間違いが少なくなるでしょう。単なる数字の羅列より「住所・氏名・生年月日」の方が分かりやすくてミスがない?何言ってんすかwいまはそういうのコンピューターが処理するんですよ。コンピューター的には一意の番号の方が管理しやすいのです。マイナンバーカードのICチップの情報を直接使用できれば情報の転記等にもミスがなくなり、確実な手続きが遂行できます。

 さて、このマイナンバー制度、お世辞にも普及が進んだとは言えない状況にありました。その背景にはいろんなことがあったと思うんですが、どうも誤解が最大の要因だったように思います。マイナンバーで「芋づる式」に様々な個人情報が流出してしまう、所得・資産がガラス張りになり課税強化される等々。こんなアホーな感じの噂でマイナンバー(カード)が敬遠された、それが実情でした。また、行政(省庁)の側でも国民的不人気を背景に、あまり積極的に活用しようとしなかったという側面もあります。ちなみに上記噂に一応反論しておくなら、マイナンバーはそもそも情報を芋づるにぶら下げるのが目的の制度ですが、その芋づるを引くことができるのは権限ある公的機関だけです。民間業者が営利目的で顧客のマイナンバーから情報にアクセスできるわけではありません。また、課税の観点からしたら所得・資産のガラス張りはむしろ望ましいことじゃないんですかねぇ?脱税したい人以外にとっては。

 転機は新型コロナウイルスによって訪れました。定額給付金の受給にマイナンバー制度(マイナポータル)が利用できることになり、かなり利用者が増えました。私もマイナンバーカードを現実に使用したのは定額給付金が初めてでした。定額給付金については各地で様々なトラブルが報じられていましたが、マイナポータルでの手続きは非常に楽で、お金もすぐに振り込まれました。「おーやるじゃんマイナンバー」と、そのとき改めて思いました。その後、電子決済のポイント付与などのインセンティブもあり、どうやら国民の半数程度が持つくらいにまでマイナンバーカードが普及したとのことです。

 このたび、健康保険証はマイナンバーカードに一本化し、紙の保険証を廃止するとの方針が政府から出されました。確かにマイナンバーに健康保険に関する情報が紐づけられれば、保険事務の効率化が図られるのはもちろんのこと、診療情報や投薬情報なども一元管理でき、そのメリットは小さくないものと思います。

 ところが例によって、何にでも反対反対がいますなぁ・・・曰く、「マイナンバーカードの取得は任意だったはずなのに事実上の強制となる」「紙の保険証を選択する自由がある」。なんとも、はや・・・小さい声で言います。アタマ悪りぃなぁまったく。

 いうまでもなく健康保険制度は国の巨大システムです。なるべく効率的に運営する(そしてコストダウンを図る)ことは責務であるとさえ言えます。これまでマイナンバー等で一元管理して来なかったことの方が、むしろ問題だと思います。でもまぁこれからでも結構ですから、効率的・実効的運営を推進して頂きたいと思います。

 そのときに、「私は紙がいい、俺だけは従来どおり紙の保険証を使う」と言い出すヤツがいる。いや、仮にそれを求める「権利」があるとして(ないと思うけど)、紙の保険証を使い続けることによって生じるシステムのコスト増や手続の停滞・遅滞のリスクは、権利を主張する人が負ってくれないと。

 ちょっとたとえ話。

 ある高校では、1年生から3年生まで定期テスト・実力テスト・模擬テスト等の全ての得点データをコンピューターで管理し、各テスト・科目ごとの偏差値、成績の上昇・下降、苦手科目・分野の傾向などを瞬時に分析できるようにしています。その高校に、いろいろ拗らせたO住S宏という生徒が入学して来て、「俺の成績を腐れ教師の運用するコンピューターで管理されてたまるか!俺の成績だけは紙ベースで手計算で集計しろ!」とメンドクサイことを言い出す。そんなヤロー無視してもいいんだけど、一応希望を容れて、手計算で集計するとします。だけど、後回しだよ、そんな岡Zとかいう生徒の得点集計は。遅れても文句言うなよ、すぐに得点情報利用できなくても我慢しろよ、それが条件、そういうことになるでしょう。そしてまた、ソイツの得点集計のために先生は残業しなければならない。そうすると「残業代はお前が払えよな岡住!」と言いたくもなるでしょう、半ば冗談にしても。

 どうしても紙の保険証がいい――結構でしょう、だけどあなたの医療費自己負担率は高くなります、マイナンバーカードの人が受けられる医療上のサービスは受けられません。こうなってもなお、紙がいいですか?だいたい何でそんなにマイナンバーカードを作りたくないんですか?何を拗らせてんですか?もはやそろそろ、意味不明の状態になりつつありますよ。

 新型コロナの流行この方、ワクチンとか小室圭とかアメリカ大統領選挙とか、高性能バカ発見器が次々に誕生しています。さて、また新たなバカ発見器の誕生かな?これ。

 


トナラー

2022-10-11 13:52:58 | 世の中のこと

 飲食店や電車などで、他の席が空いているにも関わらず隣に座ってくる人のことをトナラーと言うそうです。

   がら空きなのになぜ隣に座るの? 10人に1人、トナラーたちの意外な心理

 例によってネット上の記事はすぐ流れてしまうので、「どうしてそういう人がいるのか?」に関する記事の見解を要約するなら、「そもそも他人に隣に座られて不快に思うのは、パーソナルスペースを侵されていると感じるから。ところが、認知の特性で10人に1人くらいパーソナルスペースの概念が希薄な人がいて、他人の隣であることを気にせず席を選んでしまう」とのこと。トナラー本人に悪気はなく、たまたま自分の座りたい席の隣に他人がいて、自分はパーソナルスペースが気にならないので、結果としてそうなってしまうとのことです。

 「あーそうだったのね」と、ちょっと納得しました。というのも、私自身はむしろパーソナルスペースの概念が強すぎて、近くに(隣とは限らないw)座る奴ばらに毎度毎度憤怒していたからです。その心理を知ったので、これからは少しトナラーのことを理解してあげられるんじゃないかな。

 しかし考えてみれば、トナラーよりも私のようにパーソナルスペース概念が「強すぎる」方が社会的には不適合者かも知れません。隣どころか10m四方くらいに他人がいると嫌です。他人の間に座るくらいなら立っています。都会の店舗は他人との距離が近すぎて実に不快です。今の若い子たちは「ぼっち飯」が恥ずかしいそうですが、私は学生の頃からむしろ「ぼっち飯」を愛好していました・・・と改めて書いてみても、こりゃ真に社会性ゼロだな(笑)それなのに勝手に憤怒していてゴメンよ、トナラー。


必 死 だ な

2022-10-09 18:07:27 | 世の中のこと

 ひろゆき(西村博之)氏が辺野古座り込み抗議活動を揶揄するTwitter投稿を上げ、活動を支持する派がブチギレる騒動になっております。

 まあ、どちらが正しいとか間違ってるとか言うつもりはありません。微妙な問題ですので炎上しても嫌ですし笑。

 しかし、あまりひろゆき氏の言うことに正面から反論してもどうなん?という気はしますけどね。彼は最近妙に持ち上げられ気味ですが、政治的・思想的に定見、というか何らかの筋がある訳じゃありません。「論破」なんてしてないしね。言葉遣いの上手さでその場その場を切り返したり、まぜ返したりしてるだけ。今回の件もちょっとからかってみたということではないですか?「今日は定休日や」と笑ってスルーが正解の気がします。

 今回、国会議員や県知事閣下までお出ましでブチギレてる姿を2ちゃんねるのコピペ(懐かしの)で評するなら、

 

     必 死 だ な

 

 そんなにキレてると、「すっっっごく痛かったんだなぁ?パヨク氏」と思われるだけですよ。


福田三代と首相秘書官

2022-10-06 14:26:55 | 世の中のこと

 岸田首相が長男を首相秘書官(政務担当秘書官)に任命したということで、またまた批判のタネになりそうです。

   “岸田首相長男 秘書官起用は時代錯誤” 立民 安住国対委員長

   岸田首相長男の秘書官登用が波紋 野党批判、自民戸惑い

  (ネット上のニュースはすぐ流れてしまうのでご注意ください。まぁ見出しが9割5分のニュースですので消えても問題ありませんが。)

 長男を自らの後継者とすべく、世襲の準備ではないかと。岸田首相自身、自身の祖父・父から続く世襲政治家であり、四代目への世襲教育ではないかと言われています。

 しかし皆さん知っていますか?このような事例、あまり多くはないけど「初めてではない」ということを。

 わが群馬県選出の国会議員であった福田赳夫氏。1976年に首相となりましたが、そのときの首相秘書官は長男・福田康夫氏でした。その福田康夫氏、父の政治基盤を受け継ぎ群馬県選出の国会議員となり、2007年に首相となりましたが、そのときの首相秘書官は長男・福田達夫氏でした。そしてさらに、その福田達夫氏は父の政治基盤を受け継ぎ群馬県選出の国会議員となり、昨今は自民党の総務会長を務めるなど政界出世街道まっしぐらなのであります。

 何という世襲。いいんかこれ?有権者どうなん?

 調べてみたところ、戦後の総理で実子を首相秘書官にしたのは、今回の岸田首相を含め3例しかありません。そう、つまり福田家のシェア66%超(笑)。実子ではない親族を首相秘書官にしたという例を含めても、岸信介首相のときの娘婿・安倍晋太郎氏など、プラス3例しかありません。

 もう一度言うぜ。これでいいんか?群馬県の有権者。

 そりゃ首相秘書官ともなれば得難い政治経験を積めるでしょうし、人脈も大いに広がり、将来の世襲後の役に立つことでしょう。だけど公職ですぜ、首相秘書官。「秘書」と聞くと私設秘書を思い浮かべがちですが、首相秘書官は特別職の国家公務員、給料も国から支払われます。

 公費使って後継者教育かよ。いくらなんでもやり過ぎじゃないの?

 実子・親族を首相秘書官にする例が意外に少ないのも、「やり過ぎ感」が強いからじゃないんですかねぇ?

 この福田三代のお話、まだあまり報道されていませんが、今後大いに問題視される可能性があります。だから先言っときますね。

 というか、問題視しないとダメでしょこれ。

 


国葬の是非

2022-09-21 09:37:50 | 世の中のこと

 安倍元首相の国葬の是非について、またもや喧しい議論が起きています。

 「イギリスの国葬では~吉田茂元首相の国葬では~」の出羽の守は放っておきますよ。聞いても意味がない、時間の無駄。

 指摘したいのは、この是非について、「もしかして国葬ヤバいんじゃないか?」と一番ビビッてんのは実は岸田総理じゃないの?ってことです。

 だって衆参両院において、圧倒的多数を握っているわけでしょう与党。国会に附議してどんなに反対論が出て来たって最後はヨユーで可決できるわけでしょう与太。

 なんで堂々とやらないの?これだけの功績のあった首相です、非業の最期を遂げられた首相です、国葬に値するでしょう、国葬でみすぼらしい式典するわけにはいかんでしょう、その費用がこれだけかかります、外国要人がたくさん来ます、その警備にはこれだけの費用がかかります。堂々と説明すりゃいいじゃないか。何をためらってるんだ。

 あまり話を一般化するのはどうかと思いますが、このあたり、岸田さんの弱点ですよね。グズグズしていて実行力が乏しい。せっかく「新しい資本主義」という良い理念を掲げながら、何ら具体策に移すことができていません。問題の根本は賃金だと分かってんでしょう。なんで早く手を付けない?財界の反対?そんなもん百も承知で理念を掲げたんじゃないのか。

 故・中曽根康弘元首相は、自らを「歴史法廷の被告」となぞらえました。首相ってそういうもんですよね。その覚悟なくして首相なんてやってもらっちゃ困る。長くても数年の在任期間、自らの信じる政策を実現せずに何が首相か。毀誉褒貶は後の歴史が裁くこと。いまのままでは岸田さんは、歴史の評価を受けることさえなく、ただただ消えて行ってしまうことでしょう。

 ま、そんなにビビッてんなら国葬やめて自民党葬にすりゃいいんじゃね?それほど自信なくおっかなびっくり葬式されたんじゃ、安倍元首相も迷惑だよ。知らんけど。

 


憎悪の蔓延

2022-07-09 12:26:51 | 世の中のこと

 安倍元首相が銃撃され、死亡するという恐るべき事件が起こりました。まずは謹んで安倍元首相のご冥福をお祈り申し上げます。

 

 かつて安保法制をめぐって、当時首相であった安倍氏に対し、「病気になれ、入院しろ」などと酷い声が上がったことがありました。そのとき私は、「いくら安倍氏が嫌いでも生身の人間にそんなこと言うもんじゃない」と窘める趣旨の投稿をFacebook上でいたしました。が、それに対して、ある知り合いから、「私は病気にでもなればいいと思いますけどね」というストレートな反論(コメント)を受けました。嘘を言っては問題なので再度確認してみましたが、上記コメントは一字一句そのままの言葉です。2015年8月のことでした。その投稿及びコメントをここに晒し上げてもいいのですが、コメントした人も一時の熱狂から勇み足を踏んだだけのことなのかも知れませんので、やめておきます。

 

 社会に憎悪が蔓延している。膨張した憎悪が爆発した――今回の事件に、そのような印象を受けています。

 

 安倍元首相のような公人、とりわけ彼のようにファンが多いだけアンチも強烈という人に対して向けられる社会の憎悪は、もはや看過できないレベルに達しています。公人はどれだけ口汚く罵ってもよい、欠点・失点は最大限に誇張して(ときには捏造のレベルに及んで)叩くことも許される、そのような風潮さえ感じます。

 

 暴力はいけない、それは多くの人々が同意することでしょう。しかし、暴力にさえ訴えなければ何を言ってもいいということではありません。憎悪はむしろ言葉から生まれ、言葉によってこそ増幅される。そうして極限にまで膨らんだ憎悪の果てが暴力です。

 

 与野党の政治家、マスコミ、言論人、憎悪の拡大に加担してはいませんか?あなたがたのその言葉は本当に適切でしょうか?相手が、政敵が憎いからと、極端すぎる批判を向けてはいませんか?

 

 そしてSNSを使うみなさん。SNSによって、かつてのサイレントマジョリティはもはやサイレントではありません。あなたの流したその憎悪が、どこかで爆発してはいませんか?憎悪が爆発する事態までを想定して発言を、投稿をしていますか?

 

 この憎悪が蔓延する社会を鎮めるにはどうしたら良いのでしょうか?私はもはや悲観的な気持ちでいますが、それでもほんの少しの期待を込めて提案するなら、一歩立ち止まって冷静に考えること、理性と知性を大切にすること。あまりに陳腐かつ月並みで、口にするのもいかがなものかということですが、それしかないと思います。誰かがそうするのではありません、自分が、ひとりひとりがそうするんです。陳腐、ではありますが、多くの人々はそうできていません。

 

 しかし――もう無駄かも知れない。絶望。

 

 


おとしまえ?

2022-07-04 14:21:36 | 世の中のこと

 わが国民はすっかり関心を失っているご様子ですが、本場(?)アメリカでは、いままさにトランプ氏訴追に向けた動きが過熱しているようであります。議会突入をトランプ氏が指示したのではないかという疑いです。

 

 トランプ前大統領に扇動・妨害疑惑 特別委、起訴狙う

 

 ネット上のニュースは掲載期間が短く、また全文を読めない方もいらっしゃるでしょうから、ごく簡単に要約すると以下のとおりです。

 

――米下院の特別委員会は6月からの公聴会の結果を踏まえ、司法省にトランプ氏の起訴を促す構え。公聴会ではホワイトハウス元高官(トランプ政権当時)らが、「選挙不正はないと諫言したが、トランプ氏は聞き入れなかった」との旨を証言した。また、公聴会にあたって、トランプ氏に不利な証言をしないよう脅迫されたことを明らかにする向きもあった。しかし、これらの証言をもっても訴追の直接証拠というにはまだ疑義もあり、ハードルは高いとの見方も根強い。――

 

 大統領選直後には、わが国民もかなり過熱していたと思います。過半数とまではいいませんが相当数の人々が、不正だ!不正だ!とトランプ氏を擁護する発言をしていました。「何月何日には全ての真実が明らかになる!」と息巻き、その期限はどんどん後ろ倒しとなり、やがて期限自体が消滅しました。ディープステート(DS)が世界を支配しているなんてヨタ話を大マジメでSNS拡散する輩も見られました。米議会・米裁判制度の自称専門家が急増し、荒唐無稽な理論を展開していました。クラーケンだドミニオンだグアンタナモだと、にわか仕込みの横文字を口角泡飛ばして羅列するオッチョコチョイもいました。

 

 母さん、あの人たち、どうしたでせうね?

 あの人たちの中には門田隆将氏・百田尚樹氏などという有名人もいたはずなんですが、どうしたでせうね?

 

 トランプ氏が実際に訴追されるかどうか、それはまだ上記報道のとおり分かりません。しかし議会突入を指示したかどうかはともかく、「選挙不正はあったのか、なかったのか」という問いについては、もはやはっきり答えが出ているのではないですか?元高官や側近がそろって、「トランプ氏に『不正の証拠はない』と意見したが、聞く耳を持たなかった」と。その中にはイバンカ・トランプ氏もいます。曰く、「私は選挙不正を否定したバー司法長官の意見を受け入れた」。

 

 あの人たち、恥ずかしくないのかな?それとも、もう忘れてしまったのかな?

 あの当時は真実がよく分からなかった?そんなはずないですよ。当時、不肖私も下記のとおり意見を述べさせて頂いております。この意見を要約するならば――ちっと頭使えば分かるだろ?この〇〇――ということです。

 

 アメリカ大統領選挙の「不正」?

 アメリカ大統領選挙の「不正」?(その2)

 

 市井の人でも、ましてや有名人であればなおさら、自分の表明した意見に責任を持つべきなんじゃないですかね。間違っていたなら間違っていたと、訂正を表明してしかるべきでは?

 

 おとしまえは、ヤ〇ザの専売ではなく言論の世界にもあり得ることです。おとしまえをつけるべきなのではないでせうか、あの人たち。

 


西側の価値観?

2022-05-25 13:28:03 | 世の中のこと

 ロシアによるウクライナ侵攻を契機として、「西側諸国の価値観を押し付けることが問題の元凶だ」という言説が見られます。もっとも、ウクライナ問題に限らず、それ以前から、例えば中国の関係者からも同様の主張がなされることがあります。「中国には西側と違った歴史・価値観がある。それを尊重すべきだ」と。

 各国の価値観を尊重すべきという、ごく広い一般論としてはそのとおりでありましょう。しかし、それが「自由、人権、民主主義」という価値を蔑ろにするための論理だったら、断固反対です。確かに「自由、人権、民主主義」は西側諸国で生まれ、発展してきました。けれども、それらは既に普遍性を持つ価値です。そのような普遍的価値を「西側のもの」という理由で否定するのは、詭弁というほかはありません。

 心配なのは、わが国においても、とりわけ保守層などから「日本には日本の歴史・伝統がある。西側の価値を押し付けるな」という主張が見られること。わが国の歴史・伝統を尊重すべきことはそのとおりだとしても、そのことが「自由、人権、民主主義」を否定する理由にはなりません。場合によっては、わが国の歴史・伝統をいくぶん修正するとしても、「自由、人権、民主主義」を守らなければならないことだってあり得ます。その逆は不可ですよ。

 現在、天皇制、家(家族)制度、男女の関係を巡る議論などにおいて、上記の観点から、やや憂慮すべき言説が見られるように思います。

 


休眠口座

2022-04-21 13:24:22 | 世の中のこと

 先日、母の用事で母本人を連れて某地方銀行に行きました。

 すると窓口で、「お客様は〇〇支店、△△支店、××支店にも口座をお持ちですね?使わない口座であれば解約をお願いいたします」と言われました。

 母が言うには、職場を変わるたびに取引支店の口座を作らされた、G銀行の口座は持っていると言っても「ぜひ当支店で作って下さい。給与振込は当支店でないと困ります」と頼まれたと。母は「そんな口座にロクに金は残ってないから捨てとくれ」と言うのですが、「いえいえ、そういうわけには行きません。お時間のあるときで結構ですので解約にお越しください。その際には通帳とキャッシュカードと当時の通帳印と身分証明書をお持ちください。窓口は9時から3時までです。ただし、お昼は1時間お休みです。土日祝日は1日中お休みです。あ、それから・・・」このとき、本来の用事ではすでに1時間くらい待たされていました。

 司法書士である私も、金融機関の支店で何らかの仕事があるたびに口座を作らされ、その数は母の比ではありません。ロクに金の残ってない口座が数十やそこらあるでしょう。

 休眠口座が問題化していると、マスコミ等で報じられています。銀行や金融庁は「眠っている預金はもったいないから解約手続してください」などとオタメゴカシなこと言ってますが、本音は口座管理コストを減らしたいということなんでしょう。別に預金者のためを思ってのことじゃありません、あくまでも銀行自身の利益のため。

 だけどさぁ、上記のとおり、もともと銀行側の都合で口座を作らされたんですよ?「普通預金からで結構ですからお取引開始を」という営業文句もありましたよね?さんざん無駄な口座を作らせといて、今度は解約してくれとは、自分勝手が過ぎませんかね?

 というわけで、口座解約に協力する気はさらさらありません、母も私も。どうせ残高は数円からせいぜい数百円。そんな口座、どうぞ勝手に「捨てとくれ」。