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Left to Write

司法書士 岡住貞宏の雑記帳

ご結婚おめでとうございます

2021-10-26 10:35:27 | 世の中のこと

 小室圭さんと眞子さまは本日ご結婚だそうで、誠におめでとうございます。お二人が幸せになることを心より願っております。日本では煩くて仕方ないでしょうから、アメリカで静かな生活を取り戻せますことを合わせて願っております。

 私は無論、皮肉で上記のように言うのではなく、心から祝意をもって申し上げています。そのことは、これまでこのブログを読んで頂いている方には容易にご理解頂けると思いますし、そうでない方は最近の記事をいくつか読んでみてください。こんなバカな言い訳をしなければならないほど、日本社会の二人に対するバッシングは異常であり、常軌を逸しています。

 本日予定されていた記者会見は、質疑応答を中止、お二人がお話しするだけの形になったとのこと。私はこんな状況では(マスコミも国民も口汚くぶっ叩きたくてウズウズしている状況では)、記者会見自体を止めてもいいと思うのですが、それはともかく、質疑中止のYahoo!ニュースにコメント欄が封鎖される事態にまで至りました。違反コメントが基準を超えたためAIが封鎖を判断したようです。どんだけ酷いこと書いてんだ・・・

 ヤフコメなどを見ていると、かつては小室さんとその母の疑惑()を非難の中心としていたようですが、近頃は風向きが変わり、「皇室は税金で養われてるんだから言いうことを聞け」という論調が強くなっています。もうね、天皇や皇室に対する敬愛、天皇制の歴史に対する尊重など、カケラも残ってないですがな。保守って何なんだろ。

 世界が賞賛するニッポン、皇室は世界の宝、礼儀正しい日本人——バッシングの主は、普段こういうこと喜んで言っている人なんじゃないですかね。そういう気がします。

 これはもうダメかも分らんねニッポン。私も日本を出たくなりました。


なんちゃら

2021-10-20 13:03:13 | 考えたこと

 なんだかよく分からない、覚えていない(言葉、地名、人名など)という意味の「なんとか」を、「なんちゃら」って言う人がいますよね。「なんとかかんとか」を「なんちゃらかんちゃら」とか。この「なんちゃら」が嫌いです。使ってる人には「お道化てそう言う」というニュアンスを感じますが、全然面白くない。お道化になってない。「なんとか」と言うところを「なんちゃら」と言ったからとて、だから何なん!?と思います。

 これって方言?方言ならばその地域の方が使う分には理解もできるのですが。私も方言の塊ですし。

 あくまでも私の主観ですが、どちらかというと知的レベルの高い方が好んで使うように感じます。

 著しくどうでもいい話題でスイマセン笑。


予め言っておきますが(総選挙)

2021-10-19 13:24:30 | 世の中のこと

 さて、総選挙です。

 衆議院議員選挙は政権選択選挙ですから、過半数を取った党(複数の党の場合もある)が勝ち、取れなかった党が負けです。解散前の議席数がどうであれ、前議員が失職した時点でヨーイドン、横一線のスタートです。

 〇〇党は議席を減らしたぁーわが党は〇議席も増やしたぁー得票率がぁー実質的な国民の審判はぁーとかそういうのダメ。過半数を取れなかった。それは敗北であり、次の総選挙を目指し、政権を取るためには何が必要なのかを反省すべきです。

 負け惜しみは見苦しいし、そんなこと言ってるからいつまでもダメなんだよ!と思います。反省という言葉の意味分かってんのかいな?彼らが反省の弁を述べるところを見たことがない。まぁどこの党とは言わないけどさ笑。予めクギを刺しておきます。選挙後、またこの記事読んでみてください。

 ただし、私は割と真剣に政権交代が起きて欲しいと思っているのは、前にこのブログでも書いたとおりです。その意味では期待してるんだけどな。でもダメかも、と早くも諦めムードです。


今度ばかりは違う!

2021-10-16 22:49:51 | 世の中のこと

——偽善な律法学者、パリサイ人たちよ。あなたがたは、わざわいである。あなたがたは預言者の墓を建て、義人の碑を飾り立てて、こう言っている、

『もしわたしたちが先祖の時代に生きていたなら、預言者の血を流すことに加わってはいなかっただろう』と。

 このようにして、あなたがたは預言者を殺した者の子孫であることを、自分で証明している。

 あなたがたもまた先祖たちがした悪の枡目を満みたすがよい。

 へびよ、まむしの子らよ、どうして地獄の刑罰をのがれることができようか——(マタイ福音書23章)

 

 昔のニュース映像などを見ると、国を挙げて祝賀ムードであったかのように錯覚する「皇太子・美智子妃ご成婚」ですが、当時は国民から、また宮中からも激しいバッシングがあったそうです。その理由は?今となっては美智子妃が「皇族でない家」の出身だったことに尽きるのですが、当時はあることないこと、愚にもつかない理由の批判が噴出しました。

 悲劇のプリンセス・英国ダイアナ妃。彼女も今となっては「皆から愛されていた」かのように報道されますが、当時はひどい言われようでした。彼女の一挙手一投足をあげつらい、「上昇志向の塊」「純情な皇太子を誘惑した」等々のゴシップ記事に大衆は大喜びでした。

 ダイアナ元妃を死なせたのは誰か?

 直接的には追いかけ回したパパラッチどもですが、真犯人は低俗なゴシップ記事を嬉々として求めた大衆だと言うべきでしょう。

 さて、眞子内親王のご成婚。大丈夫ですかね?無我夢中でバッシングしているあなたですよ。同じ過ちを繰り返しているんじゃありませんか?

 いやいや今度ばかりは違う!美智子妃のときは今と時代が異なった。それに小室圭は本当にひどい、ひどいんだ!だって母親がくぁwせdrftgyふじk・・・

 ああそうですか(笑)でもあなたの言うそのゴシップ、ネットニュースやテレビから知っただけですよね?自分自身で事実を確かめましたか?小室さんが出した「説明文書」なんて、自分で読んでみましたか?あれ?だいたいあなた、いつも「マスゴミなんて信用できん!」とか息巻いてませんでしたっけ?「今度ばかりは」テレビも信じちゃうんですか?(笑笑笑)

 かつて日本は、国民や朝日新聞など大マスコミも一丸となって戦争への道を突き進みました。

 いまや国民、そして朝日新聞は、したり顔でこう言います。

 「私たちがあの当時生きていたら、決してバカな戦争に賛成しなかっただろう。むしろ命をかけて戦争を止めただろう」

 しかし私には、「預言者を殺した者の子孫であることを、自分で証明している」ようにしか聞こえません。

 ——なんぢら己が先祖の桝目を充せ。蛇よ、蝮の裔よ、なんぢら爭でゲヘナの刑罰を避け得んや。

 今度ばかりは違う、自分だけは違う。こういうの、大変危険だと思いますよ。

 


政権交代に向けて(頑張れ!立憲民主党)

2021-10-05 14:03:43 | 世の中のこと

 総選挙も間もなくですが、私はわりと真剣に政権交代が起きて欲しいと思っています。政権交代というと思い出すのは、やはり2009年に(旧)民主党政権が誕生したときのこと。日本人にとってほとんどトラウマのような経験でありますが、それでもやっぱり政権交代はあった方がいい。失敗を繰り返して徐々に改善していくのは政治の世界も同じです。グズグズダラダラと現政権与党の支配が続くのより、なんぼかマシだと思います。ダラダラしてたら改善の機会も失われるというものです。

 そして現在の日本において、政権交代の主役と考えられるのは立憲民主党w僕らの立憲民主党(爆)みんな大好き立憲民主党(失神)

 どうにも頼りないので、立憲民主党の問題点を指摘し、もって党勢回復の参考にして頂ければと思います。もっとも私が指摘するのは、もっぱら「表面的」なことです。だって立憲民主党についてそんなに深いことなんか知らねーし、『枝野ビジョン』(文春新書)読んでも政策的には自民党と大差ねーし。いや、むしろいいんですよ、「革命を目指す」みたいな大差あったら政権交代なんて任せられませんからね。表面的にこのへん直した方がいいんじゃねーの知らんけど、ということを3点ほど指摘します。

 

1クチのきき方が悪過ぎ

 テレビのニュース等を観ていると、ときどきチョー不遜な物言いをする政治家が出てきます。ルシファーのごとき傲岸さをもって、「自民党などすぐに滅びるであろう!」と力強く断定を下します。

 んんっ!この大魔王様は誰だ!?とよく見れば、枝野サンや福山サンじゃあーりませんか。支持率5%の巨大政党wの大幹部様でありました。

 まぁ別にどんな口のきき方したって「好きにしろい」としか思いませんが、でも嫌われるよね、身の丈に合っていないビッグマウスは。少し前によく言われた「KY」とか「イタい人」とか、そういう印象しか受けません。

 無理にへりくだれと言うつもりはありませんが、普通に話せないんですかね?ごくフツーに。妙にリキんでいて余裕がなくて不快感がいっぱい。静かに、論理的に話せば国民にも通じると思うんですけどね。

 

2自民党のことを気にし過ぎ

 野党ということの性質上、発言の多くが与党批判になるのは仕方ないと思うんですが、それにしても自民党のことばかり言ってますよね。特にアベさんのこと。もうとっくに首相辞めたんですがね。むしろこれだけ気にするのは、逆に自民党大好き、アベさんLOVEなんじゃないかとさえ思います。好きな子にやたらちょっかい出すアレです。

 発言の半分は与党批判・政権批判に充てるとして、もう半分は自党の政治観とか政策提言とか、そういうののアピールに充てた方がいいんじゃないの?共産党との協力関係は、あんたたちの支持者でさえ不安・不信に思ってるよ。よく説明したら。ちょっと前に「政権発足後、初閣議で直ちに決定する事項」というのを出しましたが・・・う~ん・・・もう少しよく考えてから、濃い内容を発信しようよ。

 

3「仲間」しか見てない

 上記1及び2も、結局はこの第3点目に収束するのかも知れませんが、立憲民主党は自分たちの「仲間」しか見ていない、仲間に向けてしかモノを言っていないように感じます。「自民党は滅びる」「ワー!」「アベノミクスは完全に失敗だ」「ワー!」歓声を上げているのは立憲民主党の支持者だけ、他の多くの人たちは白けています。

 ここはよく考えてください、本当に重要なことです。

 現状、どんなことがあっても与党に投票しない「反・与党票」は立憲民主党の支持者を含めて投票者の20%くらいはいるでしょう。いや20%はちょっと甘いかも、でも15%くらいは間違いなくいると思います。一方、どんなことがあっても与党に投票する「与党票」は投票者の30%くらい。こちらも少々辛く見ても25%は間違いなくいると思います。残りは無党派層、場合によって投票先を変える人たちですが、しかしこの無党派層も完全な「無色」じゃないんですよ。恐らく、濃淡はあれ、無党派層もだいたい30:20の割合で与党:反与党の色が付いている訳です。で、全体として与党60:反与党40とか、そういう割合に落ち着く。

 立憲民主党は選挙に勝とうとしたら、いま与党に投票している人たちに投票してもらわなければなりません。確固たる「与党票」はどんなに訴えかけても与党に投票するんですから、鍵を握るのは「通常は与党に投票する無党派層」ということになります。この層の支持がなければ(与党の支持から引き剥がさなければ)絶対に、永遠に選挙に勝つことなんてできやしません。

 気を付けなければならないのは、この層の人たちは「実際に与党に投票していた(投票したことのある)」人たちだということ。例えば枝野サンが「自民党はバカだ」と言う。仲間である反・与党票の人たちは「ワー!」と歓声を上げて大喜びする。だけど、メインターゲットとする無党派・与党支持層はどうですか?「あー自民党はバカなんだぁ、投票するのやめよう」と思いますか?思わないでしょう。「バカな自民党に投票したお前らもバカ」と言われているように感じて、嫌な気分になるだけではないですか?

 つまり、仲間内の心地よい喝采ばかりを求めて、政治の本当の目的を見失ってやいませんか?ということ。国民の幅広い支持を受ける政党が与党となるのです。だとしたら幅広い支持を受けられるような言葉を発しなければ。幅広い支持を受けられる態度を取らなければ。仲間の顔色ばかり窺っていても仕方ないでしょう。いまは仲間でないけれど、仲間になって欲しい人をこそ見るべきです。そのことが分からないと、繰り返しますが、絶対に選挙になんか勝てないですよ。

 

 いかがでしょうか?多少なりとも参考になりましたでしょうか、立憲民主党の皆さん。私は真面目にアドバイスしているつもりです。おちょくってる気持ちは全くありませんので、悪しからずご了解ください。なーんて、多少おちょくってますね(笑)誠にスイマセン。でも、特に上記3は真実を含んでいると思うよ。

 罪滅ぼしに『枝野ビジョン』のリンク貼っときます。

 

 

 

 


高齢化社会と「若返り」

2021-10-03 20:12:08 | 考えたこと

 現在のわが国は高齢化社会です。私が指摘するまでもありませんが。

 現在の平均寿命は男82歳、女87歳を超えています。平均寿命とは、今年オギャーと生まれた赤ん坊の平均余命ということなので、若くして亡くなってしまう人々の統計をも含んだ数字です。何が言いたいかというと、例えば、今年70歳の男の平均「余命」は、平均寿命82歳から70歳を引いた12年ではなく、実は16年。女では20年。70歳まで無事に生きて来た人々は平均寿命を超え、男86歳女90歳までフツーに生きるってことです。超高齢化社会です。

 一方で、この超高齢化社会においても、いや超高齢化社会だからこそ(?)、「若返り(の必要性)」ということが声高に叫ばれることがあります。

 例えば、先日行われた総裁選に伴い、自民党四役も一新されるに至りました。この党四役の平均年齢は60数歳、いちばん若い福田達夫総務会長でも54歳だそうで、「これで若返りと言えるのか?」という批判が、主に野党筋から出ています。

 しかしどうなんでしょうね?高齢化社会では社会構成員の平均年齢も当然上へシフトして行く訳で、日本という国全体の政治指導者の平均年齢が60代というのは、高齢との批判を受けるべきなのでしょうか。

 知恵や経験、また人格の円熟が求められる政治の世界では、60~70歳くらいがむしろ一番「脂の乗った」時期ではないでしょうか。政治指導者があまり若くても不安を覚えます。政治に限らず、一定の知的労働においては同様に60~70歳くらいが総合的な能力のピークとなるのではないでしょうか。否、いわゆる肉体労働の分野においてさえ、テクノロジーの進歩により高齢は問題にならなくなりつつあります。

 昭和の終わり頃、日本人の平均寿命は男75歳、女82歳くらいでした。この時代において「70代は引退すべき」という意見は分からなくもありませんでしたが、それをそのまま現代に持ち越すとしたら、あまりに思考が粗雑です。この間、大学進学率も大幅に上昇し(昭和63年31%、令和2年56%)、人々が「社会に出る年齢」も高くなっています。指導者層の高年齢化は、むしろ理にかなっているとさえ言えます。

 さらに言えば、健康な現代人が60歳やそこらで年寄りヅラして引退モードに入るなんて、それこそ責められるべき態度だと思います。だって、労働人口が減少して困っているのでしょう?だったら、もっと高年齢まで働かなきゃ。労働者も企業も、社会全体で覚悟を決めて、今より高年齢まで働くように制度をデザインし直すべきです。現在の60歳再雇用制度のような、高年齢労働者の給与を下げるための「割引券」みたいな制度ではなく、根本的な制度改革が必要です。当然、年金制度の改革も必要となるでしょう。

 私が子供の頃、70歳の男性はとっても「おじいちゃん」に見えました。現在では70歳くらいではまだ若々しい人が多いですね。それだけ健康寿命が延びているということで喜ばしいことだと思いますが、そうであるなら、労働年齢も相応に伸ばさなければ。若い女性の前では「オレもまだまだ若いぜ」と言い、働く場面では「もう年だから」なんて、そんな都合良くはいかないぞう!

 明治維新の元勲と呼ばれる人たちは20代から30代の人が多く、現代の政治家と比較して「今はジジイが云々」という主張も見たことがあります。だけど、明治初年の日本人の平均寿命って40歳代ですぜ(笑)それと比較するのは現実離れしていると思います。

 

注)加齢による心身への影響は人によって差異があり、早期のリタイアを選択せざるを得ない方がいることを否定するものではありませんし、無論、そのような方を責める趣旨ではありません。念のため付記いたします。