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Left to Write

司法書士 岡住貞宏の雑記帳

大御心?

2021-06-25 18:01:11 | 世の中のこと

 むかし天皇は御簾の奥にいて、やたらな者には顔を見せなかったし、声も聞かせなかった。

 で、直接話をすることのできる高位の臣が「これが帝の御意じゃ、しかと受けてたもれ」と天皇の意思を伝える。と言っても、ほかに誰も聞いてないんだもの、それが天皇の本当の言葉かどうかも分かりゃしねぇ。

 ちょうど大河ドラマ「晴天を衝け」でもやってるじゃん。慶喜が孝明天皇に拝謁する。御簾の向こうに天皇がいるのだけれど、顔も見えない、声も(よく)聞えない。左右に居流れる公家たちは勝手に「攘夷が御意じゃ!」と威張りまくる。しかし賢き孝明帝は、時々「御簾を上げよ」「人払いせよ」と命じ、公家は驚く、慶喜は畏れ多く平伏する。で、天皇は直接自らの言葉で慶喜に話しかける。

 帝の威を借る公家が現代でも居るとは思わなかった(嗤)バッカじゃねーの。

 だいたいさぁ、こういうのって「天皇の政治利用」ってやつなんじゃねん?なんで文句言わないの?共産党、アカヒ新聞。

 日本国の主権者たる国民様「陛下の大御心を蔑ろにするなんて許せないっ!」

 やめとけやめとけ、なーにが急に「陛下」だ。都合の良いときばかり呼ぶんじゃない。


ちったぁ落ち着け

2021-06-23 15:37:10 | 世の中のこと

 オリンピック会場での酒類販売の件ですが、最初にこれを報じたのは共同通信で、下記ニュースでした。

2021/6/22  0:57配信

 東京五輪・パラリンピック組織委員会が会場で観客への酒類の販売を認める方向で調整していることが21日、関係者の話で分かった。新型コロナウイルス感染症対策のため、時間帯などに制限を設けるとみられる。

 

 ところが、「一転して」見送る方向になったと、その日の夜になって同じ共同通信が伝えました。

2021/6/22  22:01配信

 東京五輪・パラリンピック組織委員会は22日、会場での酒類の販売を一転して見送る方針を固めた。販売を認める方向で検討したが、新型コロナウイルス感染防止の観点から断念へと転じた。

 

 最初の報道、「関係者の話で」って、誰のことだよ関係者?記者の脳内の小人さんではなく実在の人物?こんなヨタ話、真偽の確認のしようがないじゃないか。

 最初の記事こそが共同通信の飛ばしで、夜になってゴマかした、という可能性はないの?いつもマスゴミマスゴミと批判している皆さんどうなの?今回ばかりは共同の記事丸呑み?酒だけに。

 

 そりゃ組織委員会としては、酒類の販売を認めることも禁止することも、両方の可能性を検討して決定することでしょう。その際に、スポンサーの権利(もともと酒を売る前提での契約)のことを考慮する必要もあるでしょう。一方、当のスポンサーは、内心「ビール売れるといいなー」と思いつつも、表面的には「コメントする立場にない」とクールな顔するしかないでしょう。

 で、そんなこんなで最終的に組織委員会としては酒類販売を不可と決めた、ということ。この最終決定がすべてなんじゃないの?他の可能性は思ってもいかん、検討してもいかん、口に出してもいかん、なんて、どこの中国・北朝鮮だよ。

 今回もまた、組織委員会はクソだ丸川さんはバカだアサヒは不買だと、大騒ぎしとりますなぁカシコき国民の皆さん。

 ちったぁ落ち着いたらどうですい?Let’s Enjoy Olympics.

 

 ちなみに私個人の意見としても、酒類販売は反対ですよ。スポーツと酒って相反する事柄なんじゃないかな?酒なんか飲んだら健康に悪いよ。


原則と例外

2021-06-22 10:38:44 | 世の中のこと

 オリンピックは開催するのが原則、中止は例外。日本は自ら手を挙げて、オリンピック開催を引き受けることを国際的に約束した。その約束を「破る」という例外を取るためは、相当の強い理由が必要。

 飲食店の営業は自由なのが原則、制限するのは例外。憲法は営業の自由を保障していると言われる。憲法上の保障に反する制限を取るためには、相当の強い理由が必要。制限に対する補償の有無多寡も、ひとつの判断要素であろう。

 重要なことは、オリンピックも営業制限も、「YesかNoか」が対等でどちらかを自由に制約なく選ぶものではない、ということ。はじめから原則・例外の重みの違いがある(無論、原則が重い)。今回、例外の対処を取るならば、その理由が相当であるかを厳しく吟味しなければならない。簡単なことではない。

 短絡的な批判を招くと嫌なので強調しておくが、すべて「原則が重い、原則どおりにすべきだ」と主張しているのではない。もとより、例外はあり得る。ただ、例外を選択するならその理由がきちんと問われなければならないと言っている。

 さらに誤解を招くと嫌なので付け加えるならば、

「オリンピックを原則どおりやるなら、飲食店の営業も原則どおり自由にすべき」

とは言ってないし、

「飲食店の営業は例外的に制限されたのだから、オリンピックも例外的に中止すべき」

とも言ってない。

 オリンピックの開催と飲食店の営業は別のことだ(関連性はあるにしても)。

 「学校の運動会が中止になったのだから、オリンピックも中止にすべき」

 憤りは理解するが、あまりに飛躍した考えであるのは言うまでもない。こういう声を正面切って報道するのも、いかがなものかと思う。


内閣不信任案と解散と総選挙

2021-06-16 14:13:38 | 世の中のこと

 野党が提出した内閣不信任案を受けて、与党筋が「解散だ」と言ったのが悪いとかどうとか。

 なーにを言っとるんだ、解散当然じゃないか。与党を解散・総選挙に「追い込む」ためにこそ不信任案出すんだろが。

 コロナ禍の最中に選挙なんて・・・という批判があるとかどうとか。

 なーーーにを言っとるんだ、選挙は民主主義の根幹、民意を示す最高の手段。政府のコロナ対策が気に食わないなら、オリンピックが気に入らないなら、それこそ「即刻、選挙せよ!」だろが。

 昨今、政治の基本が滅茶苦茶になっている気がする。与党も悪くないとは言わないが、元凶は間違いなく野党とマスコミ。総選挙しない限りずっと野党のままだ、それでいいのか?

 ああ、そもそも政権なんか取りたくないのか?責任のない立場で口先の批判だけして高給もらってたいのか?それじゃしょうがないねぇ(嘲笑

 今回もオリンピックを控えて「政権はすぐさま総選挙に打って出ないだろう」という見込みの下に不信任出してんだもんな臆病者。恥を知れ。


床屋が苦手

2021-06-09 11:22:04 | 考えたこと

 男性にはそういう人が比較的多いのではないかと思いますが、床屋が苦手です。子供の頃から床屋嫌いで、「髪の毛なんて原始人みたいに伸ばしたままでもいいんじゃねぇか?」と思っていました。いまではさすがに髪が伸びてくると「うっとうしいな、切りたいな」とは思いますが、いざ床屋に行こうとすると憂鬱になります。

 その原因はどこにあるのか、考えてみました。

 

1「注文」の仕方が分からない

 床屋に行くと、「今日はどうしますか?」と聞かれますよね。何て答えたらいいんでしょう?まずこれが分かりません。

 私としてはテキトーに短くしてくれりゃそれでいいんですが、「どうでもいいです、テキトーで」と言うのも相手の仕事を軽んじているような気がして、「ええ、まぁその・・・短く」と何とも要領を得ない注文になります。五分刈りとかパンチパーマとか、明確なスタイルであれば注文しやすいんですけどね。いまのこの髪型、何ていう呼び方をしたらいいのか分かりません。現状を見て、床屋の方で適宜仕上がりを類推してくれないもんだろうかと思っています。

 「耳にかからないようにしますか?」というのもよく聞かれるんですが・・・え?だっていま現在、耳にかかってないですよね私の髪?床屋さん目線で見るとかかっているのかな?だいたい耳ってタテ7㎝ヨコ3㎝くらいあるじゃないですか?「耳にかかる」って、耳のどの部分に髪がどの程度かかることを言うのでしょう?

 「刈り上げますか?」これも謎の言葉です。刈り上げの定義ってどんなんでしょう?言葉としてはよく聞くものですが、正確なところを知りません。バリカンでうんと短くするってこと?うんと短くして欲しいけど、バリカンは嫌だな。だから「刈り上げて」いいとも悪いとも判断つかず、回答に窮することになります。

 床屋に行く前から「今日は何て言おうか」考えて、それだけで少し気が重くなります。

 

2おしゃべりは止めて欲しい

 床屋によりますが、とってもおしゃべりな人がいますよね。退屈させないようにサービス精神でそうしているのかも知れません。私は、おしゃべりは止めて欲しいです。初めから終わりまでムッと黙っていてくれた方がありがたいです。

 ただ、この点は人によって評価が異なるでしょう。無口な床屋は嫌だという人もいるかも知れません。

 

3眠いのに眠れない

 何もせずじっと座って髪を切ってもらっていると、眠くなりますよね。ですが、眠ってしまって首カックンになると床屋さんも切りにくいでしょうから、眠らないよう努力することになります。これが辛い時も多いです。上記の「おしゃべり」は、お客さんを眠らせないようにするための床屋戦略なのかも知れませんね。だけど、その肝心のおしゃべりが嫌いとなると打つ手ナシです。本を読んでいられたらいいんですが、私は眼が悪いのでダメです。髪を切るときは当然眼鏡を外してますから。

 子供の頃は(も?)落ち着いてじっと座っているのが大の苦手で、チョロチョロ動くため床屋がキレて、「もう帰れ!」とトラ刈りのまま帰されたことがあります(笑)それでも料金は全額取られました(爆笑)

 床屋の時間を、退屈せず、眠くならず、有意義に過ごす方法ってないもんですかね?発想の転換で、逆に「眠っていても大丈夫」な方法はないもんでしょうか?寝ている間に髪を切ってくれると。そういう床屋があったら、絶対そこに行くだろうなぁ。

 

 ・・・と、グズグズくだらないことを書いているのはそう、いま、髪が伸びていてそろそろ床屋に行かなければならないから。あーメンドクサイなぁ・・・いっそスキンヘッドにしつちまつたら、どうだろう?

 嘘だからね〇〇君、仲間に引き込まないでね(笑)

 

(リンクは本文と関係ありません)

 


風情

2021-06-07 13:18:18 | 考えたこと

 お風呂の給湯器があるじゃないですか、自動のヤツ。で、お風呂が熱いとき、水を注入する機能があるでしょ?お湯じゃなく水。

 最近給湯器を変えたのですが、あの注水機能(のボタン)、もとの古い機械では「さし水」だったんですけど、新しい機種では「たし水」になっていました。いやボタンは(老眼で)よく見えないんでしばらく気付かなかったんですが、「お湯張りをします」とか「追い炊きをします」とか機械が喋るのを聞いていたら「タシミズをします」と。「え?サシミズじゃないの?」とボタンをよく見たら、確かに「たし水」と書いてありました。

 「さし水」の方が、なんか風情のある感じがしませんか?シュンシュン音を立てている茶釜に柄杓一杯の水を「差す」と、スッと音が消え静寂が訪れる。そんな感じ。水を足すから「たし水」。そりゃそうだけどさそのとおりだけどさ、当たり前すぎてつまらない。

 と、激しくどうでもいいことでした(^^)こんな駄文にお時間を取らせてスイマセン。


54歳をむかえて

2021-06-03 14:41:05 | 考えたこと

――多くの人たち、ときには、特別に天分のある人でさえ、自分が体験するすべてのことについて、即座に判断を下さなければならぬと思っている、たとえば、初めて会ったすべての人について、また二、三ページめくっただけのすべての書物についても。それだから、しばしば判断を誤って、あとになって訂正せざるをえなくなる。あるいは誤りとわかっても自分の考えを固執して、その結果、自分の品性をそこない、さらによくないことに、他人をもしばしば傷つけたりする。もしあなたがこのような習慣をもっているなら、しかも新聞通信員を職業としているというのでなければ、そのような癖をすててしまいなさい。―― ヒルティ『眠られぬ夜のために(第一部)』より

 

 現代人はおっちょこちょいで、よく知りもしないこと、聞きかじっただけのこと、思いついただけのことを断言してしまう。そればかりか、根拠のない言葉の暴力で他人を傷付けて、平気な顔でいる。

 最近著しいのは、やはり新型コロナのこと。その他にも東京オリンピックのこと、小室圭さんのこと、大坂なおみさんのこと等々。妄想と憶測、根拠に乏しい誹謗中傷の嵐。ひどいものだ。

 「現代人は」と言ったが、実際、人間は昔からそうだったのだろう。ただSNS等の発達で、現代ではそれが余計に目に付くようになった。そのことを見抜いていたヒルティの言葉は、時代と国境を越えて響いてくる。

 昨日6月2日に54歳となった。上記の言葉を座右の銘として、日々励んで行きたい。あと禁酒(笑)。ヒルティは禁酒主義者だった。

 しかし面白いのは、「新聞通信員を職業としているというのでなければ」というくだり。新聞通信員(すなわち現代でいうマスコミ)は、しばしば判断を誤り、誤った考えに固執し、品性をそこない、他人を傷つける、そういう悪徳が当たり前のヤツラだ、と。この点も時代と国境を超越して普遍的である。