laisser faire,laisser passer

人生は壮大なヒマつぶし。
楽しく気楽につぶして生きてます。

すみからすみまで~

2014-07-15 | kabuki a Tokio

昨日21時過ぎに成田について、自宅にはぎりぎり昨日のうちにたどり着いたというのに、早くも今日観劇の予定をいれるなんて、うちのインナー秘書は何考えてるんだ?w

チケット見たら1000円の席!www

さすがインナーだけあって自分のことはわかってるらしい。くじけてももったいなくないように。
でも、久々に11時間爆睡できたので、インナー秘書に見くびられるのも悔しいから(内なる葛藤)がんばって北とぴあ行ってきました。のすけちゃんのパパと兄ちゃんの襲名オーラスだしね。

とてもよかったのですがきっと感想書く頃には忘れてるw

一応タイトルの意味だけ忘れないうちに。数限りなく口上の「隅から隅までずい~~っと」を聞いてきたのですが、本日の播磨屋さんのそれほど「決まった」のは初めてたったような。さすが台詞の巧い方は口上も巧い。いや、口上そのものはけっこう訥々としてらしたのですがね。

それ以外の詳細はたぶんいずれ忘れた頃に。

 

と思ったのだけど一生書かない気がするのでとりあえず三行コメント。そして永遠に書かないw

 

角力場

のすけちゃんの与五郎に尽きる。よくぞ播磨屋さん、お兄ちゃんに二役じゃなくてのすけちゃんに与五郎を振ってくださった!

絶対無理だと思ってたのよ、白塗りつっころばし。これがまあ、なんと。色気とおかしみと、もちろん固いのだけれど、それなりの雰囲気と・・・いいじゃないですか!
やっぱりのすけちゃんはなよ系がいいと思うの。そして女形もいけると思うの。又五郎の息子だからって荒事師にならなくてもいいと思うの。のすけちゃん、こっち方面にぜひともお願いします!

播磨屋さんがもう、芝居してないみたいな余裕ぶっこいて、歌昇くんの放駒との対比が凄かった。たぶんこのくらい差があるのが本当なんだろうな、と思うくらいに。

 

口上

みんな真面目でおもしろコメントが誰もないところが、この一座ならでは?

吃又

吃又の又は又平じゃなくて又五郎じゃないの?と思うくらい、はまり役。
今この人の右に出る人はいないんじゃないかな。個人的には播磨屋よりいい。

というくらいに凄かった。
そしておとくの芝雀も第一人者だし。
こんないい芝居を1000円で見せてもらっていいのだろうか。申し訳ないくらいの高水準。
なにより又平が馬鹿に見えないのが好き。

いやあのすけちゃんとパパの熱演を見ただけでもへろへろの身体を引きずって王子まで来た甲斐、ありました。