錯乱坊の彷徨える日々

フィールドでの出会いに癒しを求めて…

2つのウォレマイパイン

2023年04月21日 | 昆虫・植物

👆これは、我が家にあるナンヨウスギ科のウォレマイパイン(Wollemia nobilis)
まぁ、ジュラシックツリー なんて呼び方もされている。
そんなウォレマイパインはオーストラリア (シドニー)にあるウォレマイ国立公園内で1994年に発見されたという比較的に新しい植物。
そして新生代の第三紀に栄えたメタセコイアよりも起原が古く、その発見される化石から推測して1億年ほど前からの生き残りの可能性が高いんだって。
おまけに自生するものは40本ほどしか残っておらず、それに加えて発芽率も悪いとか…
要するにメチャメチャ希少種。
ならば我が手で一度は育ててみたい。
そこで、その頃に数限定で販売されたていた高価な実生株を購入したものの…
環境の変化についていけなかったのか翌年に枯死!
それから何年かが経過した頃。
比較的に安価?な挿し木苗をネットで見つけて即購入。
しかーし!
その翌年の春になると、これまで青々としていた葉は『これから枯れますよー』って感じに茶色く変色してました。
一度ならずも二度までも…
そこで パソコンを立ち上げ ( ..)φカチ ( ..)φカチ と挿し木苗を探して ( ..)φホチッ!と購入。
が!
これって寒さに当たって葉焼けを起こしてただけで、暖かくなるにつれて元の青々とした葉に戻ったんだなぁ。
そんなこんなで我が家には2株のウォレマイパインがある。
ただ、この植物は成長が極端に遅く1年で10cm程度しか伸びてくれない。
と、言うことで…
我が庭で大きく育ったウォレマイパインの雄姿を見るのは… あの世から。

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やけど虫

2023年04月21日 | 昆虫・植物
さて、今日は『やけど虫』のお話を少しばかり…
良く被害をもたらすものは体長7mmほどのハネカクシっていう虫なのですが、正式和名はアオバアリガタハネカクシと言います。
で、このアオバアリガタハネカクシの体液にはペデリンという有害物質が含まれていて、その体液が皮膚についてしまうと水ぶくれを伴い最終的には火傷のような炎症を起こしてしまうという厄介な虫。
あっ、そうそう…
この体液が目に入ると失明の可能性だってあるから要注意。


そして、最近は暑い日が続いたことからか、こんな時期にアオバアリガタハネカクシの被害にあってしまいましたよぉ。
それが 👆これ!
いやぁ、左手の中指と甲の間なんだけど、虫を良く知る虫屋が被害に合うとは全くもってお恥ずかしい話ですね。
ただ、今回は広い範囲でなかったことが幸いだったのですが、今に至ってもマジで痛痒い。
そして、これからの時期はアオバアリガタハネカクシの本格的な発生が始まることから、皆さんも十分に御注意くださいね。
活動期に入ると部屋の明かりに集まり、床や畳の上を這い回る姿を良く見かけますが、こやつらを手で叩いちゃ絶対にダメ!
兎にも角にも叩いたり踏みつけたりして出た体液が僅かでも皮膚に付いたら地獄を見ますよ。
敵を知り己を知れば百戦危うからず…
皆さんも用心!用心!ご用心!

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