錯乱坊の彷徨える日々

フィールドでの出会いに癒しを求めて…

火砕流から27年目

2018年06月03日 | 石ころ

1991年6月3日の午後4時8分に発生した雲仙・普賢岳の火砕流で43人の尊い命を奪った火山災害から今年で27年目を迎えました。
そして、現在の雲仙・普賢岳は何事もなかったかのように静けさを保っています。
ただ、この節目を迎える度にCherryは鹿児島市立東桜島小学校内にある『科学不信の碑』を思い出し、27年前に発生した雲仙・普賢岳の火砕流で人は何を学べたのかと・・・・ 自問自答。
そして・・・・
この火砕流で犠牲者となられた43人の冥福を祈り、有明海を挟んだ対岸から心静かに合掌するCherryでした。

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採卵に使っていたホタルの♀を放してきました

2018年06月03日 | 昆虫・植物

話は前後するのですが強制採卵をしていたゲンジボタルの♀を事前告知していたように元いた場所へと放しに行ってきましたぁ。
と、言うことで・・・・
上👆にUPしている画像にも光跡として写っていると思います。
あっ! それと・・・・
先日にもホタルの光跡画像をUPしましたが圧縮すると、どうしても画像が荒れてしまうので今回だけは圧縮率を控えめにしてUPしてみました。

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羽化ってる

2018年06月03日 | 昆虫・植物

先々月の強制採卵で得られたミヤマカスアゲハを飼育をしていましたが、数日前からポツポツと羽化が始まりました。
と、言うことで・・・・
その与える餌(カラスザンショウ)についてきたクロアゲハ・モンキアゲハ・ナミアゲハなども同時に羽化を始めてます。


でもぉ・・・・
今のところクロアゲハ・モンキアゲハは♂ばかりで、♀と言えばナミアゲハくらい。
しかーし、羽化した♂のクロアゲハ・モンキアゲハは放してあげても、♀のナミアゲハは何かに使えるんじゃね?
って事で、羽化した♂のミヤマカラスと交雑を考えたけど、この♂が交尾に使えるようになるころにはナミアゲハの方が使えなくなっている。
そこで・・・・
近くの山へとミヤマカラスのお婿さんを迎えに行ったのですが、先週まで飛んでいたミヤマカラスは何処へやら?
モンキアゲハやクロアゲハは数多く飛んでるんだけど、こいつらはナミアゲハには使えない。
いや、使えるんだけど遺伝距離があり過ぎて卵を得たとしても成虫までの歩留まりが悪い。
と、言うことで・・・
今回はお婿さんをカラスアゲハに変えてハンドペアリングしてみました。


で、その交尾時間は2時間。
交尾が解けた後にナミアゲハ交尾腔を見ると画像からも分かるように♂が出したスフラギスで充填されてました。
ん!
これで、一応の交尾は成立しているみたい。
後は、このナミアゲハが上手く産卵してくれて、その卵から無事に孵化するかにかかっている。
ただ、これまでの経験ではナミアゲハとカラスアゲハの組み合わせってミヤマカラス×キアゲハと同じくらいの生存率じゃなかったかなぁ?

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思い出の図鑑・・・ その続き

2018年06月03日 | 昆虫・植物

さてと・・・・
ここからは先にUPした記事の続きです。
学研の中高生図鑑を手にしたCherryは、その一つの昆虫Ⅰを開くと保育社の標準原色図鑑全集に掲載された画像ではイマイチだったのが、こちらの図鑑に載っていたキリシマミドリシジミに心を奪われてしまいました。
ん~・・・・ 美しい
でそして、その生態解説文に目を通すと生息地に聞き覚えの地名が記載されているではないですかぁ。
で・・・・
自宅からの距離が片道55km。
ヨシ!
チャリで行ける・・・・ 
どうすると、👆こんな考えになるのか?


で、まだ10代になったばかりのCherryは夜が明けきれぬ前の玄関を、そーーーーっと開けてチャリで駆け出す。
だって、親にでもバレたら後が大変ですからね。
しかーし、良かったのは40Kmまで・・・・
残りの15kmは標高700mまでチャリを押して登ることになるのです。
そんでもって季節は7月下旬、山道と言えども夏の暑さが容赦なくCherryを襲い、現地に着く頃には疲労と暑さでフラフラ状態ですよ。


そして、目的のキリシマミドリシジミは・・・・ 何処よ?
何処で飛んでるの?
そう、その姿すら見ることができなかった。
ここまで来て何もなしですかぁ?
で、あちらこちらへと歩きながら探すと・・・・ 軽トラックに乗ったオヤジが、こんな山の中で子供が何やってんだ!と聞いてくる。
まぁ、何かあったのかと心配してくての事なんだろう・・・・ 正直、うざい。
そして、その甲斐あってか、高い梢の先で、それらしいチョウが飛んでいるんだけど、それを捕獲できるような長竿なんて小学生のCherryは持ってない。
っていうか、当時は長いグラスロッドとカーボンロッドなんて無かったし、竹製の継ぎ竿が『志賀昆虫』から販売されていたけど、そんな高価な代物は小学生のCherryには買えません。


でもぉ・・・・
あの美しいキリシマミドリは何が何でも手にしたい。
そうだ
飛んでいる成虫が無理なら雪が降る前に卵を探せばイイじゃない!
でも、アカガシってどれよ?
小学生のCherryにはどれが樫木なのかすら分からない。
しかーし“好きこそ物の上手なれ”ってやつかなぁ?
積極的に植物園などを訪ねたりして、なんとかウラジロ・アラガシ・アガシなど樫の木の区別がつくようになったんですぅ。
そうなると念願のキリシマミドリシジミは手中に収めたも同然で、アカガシの頂芽でキリシマミドリの卵をGET!
そして、卵だけでなく採集の時期を変えることで大きな幼虫を得ることができるようにもなった。


そんな努力もあってか、今では毎年のように展翅版に乗ってるのですがCherryにとっては今でも特別で大好きななチョウの一つになっています。
でもって・・・・
この数年後には夏休みを利用して鹿児島港から沖縄へと渡り、一週間ほど虫採りをして過ごしてました。
もちろんキリシマミドリと同様に家出ヨメシク!とばかりに両親には内緒だったので・・・・
帰ってみるとチャリ没収の上に小遣いを完全カットされてメチャメチャ怒られた。👈当然だな。
でもぉ、どれだけ怒られようとCherryにとっては“何処吹く風よ!”で糠に釘ってね。

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思い出の図鑑

2018年06月03日 | 昆虫・植物

この本は今から50年ほど前に使っていた座右の書・・・ そう、CherryにとってはBibleのようなもの。
その昔、仲の良い友人が、小学館の学習図鑑シリーズの全28巻を持っていた。
そして、その本を開くと現在の図鑑とは比較にならないよう絵で解説されていた。
しかーし、こんな図鑑であっても当時は開く度に夢があったし、採った虫を絵合わせして調べるにも心が躍ったものです。
まぁ、そんなこともあって親を拝み倒して、この図鑑を買ってもらった事を今でも鮮明に思い出します。


それから数年が経ちCherryは、この保育社の標準原色図鑑全集(全20巻)を手にすることなるのだが・・・・
その内容は先の学習図鑑シリーズ『昆虫の図鑑』とは比べものにならない程の情報量と、これまでの絵による解説ではなく写真で掲載されいたことにCulture shockを受けたものです。
しかしながら、この図鑑には生態など現在と比べると解明されていない部分も多くふくまれてましたのも事実だし、現在の沖縄県は琉球地域と表示されますからね。
だから・・・
見返すと、その時代を感じさせてくれる一冊なのです。


でもって・・・・
それから更に数年が過ぎると学研の中高生図鑑を手にすることになりました。
で、Cherryは、その内容に再びCulture shock!
っていうか、この本の内容は中・高生が使うような図鑑ではないし、生態を調べたり種の同定だけなら今でも十分に通用する内容に仕上がっているのですから・・・・
そして、これらの図鑑と出会ったことで10代になりたてのCherryはチャリ徘徊という道を突き進むこととなりました。
ちゅうか、この頃になるとCherryは殆ど病気ってヤツで“バカにつける薬はない!”って感じの虫馬鹿になっていたのですが、その話は次の機会にでも・・・・
いや、ちょっと待って。
この話は何か面白そうなので、次、いってみよーーーーっ!ってね

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