12/26 Wed. [ クラちゃんの起床時刻 6:35 AM ]
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この日、地域が提案する「統合自然エネルギー構想」について、市側にレクチャーを行う機会があり、関係する職員のみなさんにご参集いただきました。
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今回レクを行った内容は、かねてより地域の有志の方が温める 「 地域に内在する自然エネルギーを有効活用し、ひいては地域活性化の原資にしよう! 」 という構想を原案化したものです。
地域を縦横に流れる堰(せき=用水路)の水流を活用した小水力発電をはじめ、豊かな日光を活用した太陽光発電、また、植物系残渣を活用したバイオマスエネルギーの導入などで、地域ぐるみで再生可能エネルギーを創出し「地域から日本を元気に!」をスローガンに掲げるポジティブな提案内容となっています。
このプランについては、かねてより住民自治協議会とも意思の疎通を図り、自治協の H 会長や、環境部会 の賛同も得ながら、各方面に情報発信を行っているところです。
去る12月3日には、信州大学電気工学科の T 教授をはじめ関係職員の方々にもご聴取いただきアドバイスをいただくなど、私案 を 地域ビジョン とするべく、活動が緒に就き始めました。
そんな中、やはり 地域興し につながる本計画については、行政側の理解と協力が不可欠、となり、今回のレクチャーに至ったものです。
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この計画は、いち部局の所管にとどまらないことから、環境政策課・地球温暖化会対策室・農業土木課・河川課、そして自治協活動を所管する都市内分権課の各職員の方にご出席いただき、それぞれの立場で計画を評価していただきました。
発案者の I サンに、資料に基づき概要説明を行っていただきました。
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それに対し市側の反応は、計画そのものには評価を示すものの、各論に対しては ( 案の定 ) 総じて慎重な姿勢に終始したものでした。
この日は主に 「 小水力発電 」 について意見子が交わされたのですが、農業土木課は、当該エリアの堰の上流→下流の 「 高低差 」 が小さいことや、季節ごとの流量の変化による発電量の 小ささ に懸念を示し、河川課は、堰の中に〝異物〟を設置することで、溢水 や 詰まり の発生に懸念を示し、また環境政策課は、規模の小さい器材はコストがかかる旨に懸念を示していました。
マ、この日は〝顔見せ興行〟であったことから、さまざまな課題を内包しつつも、地域が、自主的に 具体的プラン を示したことを充分に受け止めていただき、今後とも適時適切に助言や支援をいただくよう要望し、了としたところです。
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市は現在、都市内分権 を強力に押し進めると同時に、地域の自主的活動を促し 「 地域で儲(もう)けられるような事業展開を! 」 をハッパをかけるに至っています。
今回示した提案は、まさにその 市の求め に応えるものであり、市においては、これだけ住民の意欲を喚起した以上は、上げたハシゴを外すようなことの無いよう 「 できない 」 ではなく 「 どのようにしたら実現可能か 」 というスタンスで市民に向き合うべきでありましょう。
この日は正(まさ)に〝はじめの一歩〟今後も 夢の実現 に向け、共に歩んでいきたいと思うところです。
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