倉野立人のブログです。

日々の活動を みなさんにお伝えしています。

〈平穏に見えても〉

2012-12-09 | インポート
とある日、用事があって陸運事務所(長野市五分一)に足を運ぶ途中、古牧支所の前を通りました。
その日はたまたま穏やかな日で、そばを流れる北八幡川も、秋~冬の渇水期ゆえにか水量も少なく、川底は見下ろすほどです。

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と、河床に動く姿が・・・あらら、カモのファミリーが仲良く泳いでいます。

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兄弟(姉妹)なのか、はたまた親子なのか、ときに穏やかな流れに首を突っ込みながら、あたかもプールのようになった中を、仲良く泳いでいたのでした。

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しかし、この北八幡川、平穏に見えても、去る7月には、時間39mmの記録的豪雨により溢水し、200軒近い住家に床上浸水などの被害を及ぼすほどに〝暴れた〟のです。
( 7/20豪雨の市内被害状況まとめ ↓ )
北八幡川は、かつて農業用水路として整備されましたが、現在では市街地の雨水排水の〝受け皿〟となっています。
この、カモが泳ぐ辺りは、県による水路改修事業が施されているものの、未だ2500mを超える未整備区間があり、将来的整備が待たれているところです。
当面の対策とすれば、かさ上げやしゅん積などが挙げられますが、この際は、川の水位そのものを下げることや雨水調整池の容量を増やすことなどが必要措置として求められるところです。
先日のトンネル事故でも指摘されたように、社会インフラは、老朽化や、時勢の変化に伴い担うべき役割が変遷することが見受けられることから、その安全性などについて改めて見直すべき時期にきていると申せます。
現下の渇水期を経て、再び訪れるハズの雨期に備え、不断の対応が求められるところです。

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