倉野立人のブログです。

日々の活動を みなさんにお伝えしています。

〈崇高な心根(こころね)で〉

2012-12-05 | インポート
早朝、とあるJR駅前で、ゴミ拾いに勤(いそ)しむ方々がおられました。
いずれも妙齢の女性で、ゴミをつまむ器具(ピンセットのでっかい版)を手に、タバコの吸い殻や、お菓子の袋などをせっせと拾っておられました。その勤勉ぶりに思わず 「 ごくろうさまです。朝早くからタイヘンですね。 」 と声をかけると、お一人の方が 「 い~え、私たち、健康のために率先してやってるの。 」 とのこと。
またその笑顔がイイ笑顔、何とも明るい表情です。
「朝起きてね、イチバンで散歩を兼ねてこの辺を1時間くらい歩くの。歩いたり止まったり、かがんだりしゃがんだりして、これが〝身体の健康〟にイイのよ。
それから、キレイになった駅前広場を眺めたときの爽快感と、道行く方に 「 キレイにしてくれてありがとう! 」 と声をかけられたときの気持ちの良さったら。これが〝心の健康〟にイイのね。」 と話してくださいました。
ヒトの社会においては、ものごとを行うか行わないかについて、ややもすると、自分にとって 得 か 損 か、また利害があるかどうかに囚(とら)われるものですが、この方々は、そのような俗事とは無縁、社会環境を良くすることを、自らの 「 健康 」 に置き換える感性を内包しつつ、純粋かつ崇高な心根(こころね)で活動されておられます。
その感性が、結果、イイ笑顔につながっているのでした。