倉野立人のブログです。

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2012-12-07 11:53:41

2012-12-07 | インポート
12/6 Tue. [ クラちゃんの起床時刻 4:55 AM ]
開会中の12月長野市議会は、この日、各会派の 代表質問 が行われ、私の所属する 「 改革ながの 」 は、塩入 学議員が、市政一般の課題について舌鋒鋭く切り込んでおられました。
行政に対する議会の チェック機能 の重要性を強く自認する塩入議員は、昨今の市政の現状や課題について多様な視点から、また独自の調査に基づき議論を展開、ときに理事者を立ち往生させる場面もありました。
ただ、具体的な答弁を引き出さんとする塩入議員に対し、概して部局長の答弁は何とも のらりくらり、何だかウナギをつかもうとするようなまどろっこしさがあります。
先輩議員の丁々発止を見つつ、オ役所答弁を〝打ち破る〟のは一筋縄ではないな、と改めて思いました。
◆ 「 高速道トンネル事故 」 に思う
去る12月2日に発生した、山梨県の中央道上り線の 「 笹子トンネル 」 で発生した天井板崩落事故・・・。
事故のあらましについては報道のとおりですが、ここへきて、今回の事故が〝人災〟である可能性が極めて高いことが明らかになってきました。
1枚1,2トンもの重さのある天井板を 「 吊り金具 」 なる金属棒のみで維持するという構造上の問題、さらに、開通以来35年、それらの部材補修・交換した経緯がないこと、あげく、ネジの緩みや腐食を音で確認する 「 打音検査 」 が、こと笹子トンネルにおいては2000年以降は行われていなかったこと、等々、重大事故が起こってしまってから、さまざまな〝人的要因〟が露呈されるに至っています。
とりわけ、わが国においては、昨年、未曾有の大震災が発生しました。
もし道路管理会社に 「 自覚 」 があれば、その時点で検査を行ってしかるべきでしょうに、その際もそこに念頭がいかなかったのは 不思議 とも思えるほどです。
従前に建造したさまざまな公共施設が、一斉に寿命を迎えるようになった 「 大老朽化社会 」 の訪れは、私たち利用者に大きな警鐘を鳴らすに至っています。
寿命を迎えたからといってすなわちリニューアル、というワケにいかない事情の中で、やはり求められるのは 「 キメ細かいメンテナンス 」 といことになるでしょう。
今回、その〝勤(つと)め〟をしなかったばかりに取り返しのつかないことになってしまった今回の事故。
この面においても、改めて〝チェック機能〟を果たすことが求められている、と申せます。
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