倉野立人のブログです。

日々の思いを、訥々と。

自然の猛威 / 熱中症 ・ 熊など出没

2020-08-20 | 日記

8/19 Wed.

 

◇『推し店プラチナチケット事業』好評をキープ

新型コロナウィルス禍で疲弊した長野市経済を、市民(消費者)の力(購買力)によって押し上げてもらおうという 長野市独自の経済対策『推し店プラチナチケット事業』は、8月初旬に事業が始まって以来、好評をキープしていることが 私の耳にも伝わってきています。

例えば先日、市内 高田で「うどん店」を経営するI社長から「クラちゃん、この『プラチナチケット事業』、お客さんの方がヨク知ってて「長野市のHPを見たんだけど、チケット(購入させて)ください。」とか、電話で「まだ ありますか?」とかの問合せが多くて ウレシイ悲鳴だよ。ただちょっと、(チケット販売の分の)レジ打ちをどうしたらイイか 経理(会計事務所)と試行錯誤の最中(さなか)なので、またカオ出して様子を見に来てちょうだい。」との電話を受けたり、また例えば 犀川南エリアの理容院さんでは、オーナーのKさんが「お客さんとの会話の中で 必ずと言ってイイほど『推し店~』の話題となって、(理容が終わった後)殆(ほとん)どのお客さんが購入していくんだ。」と話してくださいます。

これまで何度も触れていますが、この事業は 顧客さんに大きな金銭的メリットがあり、お店の方はサービス一辺倒なものではありますが、チケット自体が「そのお店だけでしか使えない」ことを強みに〝再来店〟の いわゆる「つなぎ留め」の必須アイテムとして活用できることから、期間中はおおいに販促していただき「その先」の顧客満足度向上に役立てていただくことを期待するばかりであります。

 

 

 

 

 

 

◇「熱中症」に最大限の注意を

過日も触れましたが、現下の日本列島は「コロナ禍」同様、いや それ以上のレベルで「熱中症」に注意しなければならない状況に陥っているようです。

8月10日を過ぎての熱中症による救急搬送者数は 一気に1万人を超え、それに伴う重症者や死者も発生しており、看過できない状態となっています。

 

 

 

 

 

熱中症による死者数は、東京都内だけで 今月に入って79名に及び、この事態に 日本医師会の中川会長は「コロナ禍以上に危険な状態だ。」として強い警鐘を鳴らしておられました。

 

 

 

 

で、その悪しき要因の大きな一つとして「高齢者がエアコンを〝使わない〟で (暑さを我慢しながら)暮らしていること」が挙げられています。

 

 

 

 

報道によると、都内で熱中症により亡くなってしまった人の相当数が エアコンを使用していなかったり、中には エアコンそのものを設置していない家もあるとのこと。

これら 高齢者の方々は、永年に亘り いかなる暑さも団扇(うちわ)や扇風機で凌(しの)いできた経験値があり「去年も(エアコン)無しで凌(しの)げたから、今年も無しでガンバロウ。」とばかりに ついつい頑張ってしまいがちなところですが、今年(今月)に入っての暑さは〝ケタ違い〟となっており、そこに「コロナ禍」による マスク生活や運動不足が重なり、身体には予想以上の負担がかかっていると言えるようです。

 

 

 

 

実は、私のオフクロも ご多分に漏れず〝エアコン使わない派〟の一員であり、聞けば 今年の夏も汗を拭きふき、扇風機と団扇(うちわ)で凌(しの)いでいるようなのです。

「独居老人の我慢大会じゃないんだから…」と、こっちがたまらず直談判に足を運び「頼むからエアコン使ってくれ。」と直訴?してきましたが、訊けば「ウチ(須坂)は、菅平からイイ風が下りてくるので、午後のいっときを我慢すれば大丈夫。」とのことです。

言われてみれば、平地(長野市エリア)よりも 若干涼しいかな…というような陽気でありましたが、いずれにしても〝ヤセ我慢〟はしないよう、そして とにかく水分と塩分(ミネラル)を適度に摂るよう ヨクヨク言い伝えてきたところでした。

 

 

この8月は、今のところ 2020年で一番厳しい月になりそうな気配であります。

「コロナ禍」と「熱中症」のダブルパンチに見舞われ、また その症状が似通(かよ)っていることから、救急搬送者や医療機関は (コロナ想定の)重装備をもっての対応を余儀なくされることになり、この「暑さ」は ご本人にみならず 多方面に過重な負担を強いることになっているようです。

日々の社会生活の中で 何の落ち度も無く暮らす方々が、こんなイレギュラーな要因で健康被害に陥ることの無いよう ご自愛いただくことを願うばかりであります。

 

 

長野エリアにおいては、再び「熱中症アラート」が発令されるとの情報もあり…各個人が注意を喚起すると同時に、周囲の方々も お身内などに異常がないか、気配りしてあげるよう 私の立場からもお願いいたしますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇近郊に「熊」出現相次ぐ =注意喚起を=

この日、長野市北部の「門沢(かどさわ)」エリア(浅川ループラインそば)に「熊」が現れ、犬の散歩をしていた女性を襲い ケガを負わせたまま何処(いずこ)かへ去っていったことが報じられ、警戒が強められています。

 

 

 

幸い 生命には別状なかったものの、腕や顔にケガを負わされ、お気の毒という他ない被害を受けることとなってしまいました。

 

 

長野エリアにおいては、ここのところ熊の出没情報が相次いでいます。

上高地では キャンプ中の人がテントごと襲われたり、

 

 

 

大町エリアの木崎湖畔では、散歩中の人が頭を噛まれる被害を受けたことが伝えられています。

 

 

 

 

また 長野市域においては 戸隠の旅館に熊が侵入した事案が起きたり、さらに 個別の聞き取りでは、飯綱エリアに住むお宅で 自宅の敷地内に飼っていたニワトリが襲われるなどの被害もあったとのこと…どうやら 熊は非常に活発のうちに里山に下りてきているようなのです。

 

 

 

 

この要因には、やはり「熊界の食糧事情」が挙げられるようです。

識者によると、この時期は 山中にあるハズの 熊の食糧事情が悪くなっているところであり、それらの〝マイナス要因〟をもって、熊が食糧を求めて里山に下りて来ざるを得ない状態になっているとのことです。

 

 

 

 

熊に言わせれば「背に腹は代えられぬ」といったところでしょう。

こと ここに至って〝共存共栄〟などと きれいごとばかりは言っておれませんが、いずれにしても 重大な人的被害に及ばないよう、注意に注意を重ねて社会活動を行なうより他なし、として 警戒の手綱(たずな)を強めるところです。

 

 

 

ところで 私は、熊などの鳥獣の〝食糧事情の悪化〟に、かつての林業政策 それも「杉の植林政策」の反動があると思えて仕方がありません。

 

日本の国土の約7割は森林ですが、そのうち6割が天然林・4割が人工林といわれています。

で、その人工林の大半は 戦中戦後の混乱期の建設資材や燃料の不足を補うため、広葉樹を伐採して スギなどの「針葉樹」が占めたのでした。

農林省は 手っとり早く森林を復活させるために、生育が早くて手間のかからないスギを各地に植林していきました。1957年には「国有林生産力増強計画」として、建材用として天然林を伐採し スギを中心とした樹種への転換を図りました。

しかし この政策の効用も長くは続かず、円高による外国材の輸入増加や建築工法の変化によって 国産材は需要の減少から価格も低迷し、林業は産業として成り立たなくなり、やがて スギなどの人工林の木材は伐(き)っても売れない・売れても安い〝マイナス資産〟となり、そして山は荒廃してゆくという悪循環に陥ってしまったのです。

 

そして 植えるだけ植えられたスギの もうひとつのマイナス要因は、広葉樹などと違い 熊のエサとなる「木の実」を生み出さないことに他なりません。

本来 山に自生していた ドングリなどを実らす広葉樹は、季節に応じて 自然鳥獣に〝恵み〟をもたらしてくれました。

しかし「国策」によって広葉樹は切り倒され、そこに植えられた針葉樹は 鳥獣には何の恵みももたらさないまま 現在に至っています。

強いてもたらすのは「花粉」ということでしょうか。

 

人の都合で 自然形態を変えられ、あげくハラが減って里山へ下りなければならなくなった熊さんたち。

これを〝加害者〟と呼べるでしょうか。

 

現下の〝歪められた自然環境〟の象徴ともなる「熊の発生事案」複雑な思いで受け止めるところであります。

 


今、必要なこと ~コロナ禍 ・ 災害対応~

2020-08-19 | 日記

8/18 Tue.

 

◇新型コロナウィルス禍 =重症化患者増加がもたらす新たなリスク=

社会を席巻する「新型コロナウィルス禍」8月に入って以降 その感染者の増加と共に〝感染者の内訳(うちわけ)〟に懸念材料があることが伝えられています。

新型コロナウイルスの国内感染者は この日(18日)922人が新たに確認されました。2日連続で 1日あたりの感染者数が1,000人を下回りましたが、問題は その内訳…〝重症者と死者の増加傾向〟です。

 

例えば 重症者。東京都においては 前日から4名増加の31名で、大阪府においては 重症者が65名となり、その結果 (重症者向けの)病床の訳35%が埋まってしまっているとのこと。

また 例えば死者数。この日は前日から16名の増加で、3日連続で10名を上回っています。

 

 

 

 

私は このこと(感染者の内訳)に触れるにつけ、新型コロナウィルス禍が より深刻さを増してきていると思わざるを得ません。

7月後半から発生した いわゆる〝第二波〟は、初めのうちは 若年層を中心に感染の悪しき輪が広がったものの、その多くは 軽症または無自覚のうちに収まるケースが殆(ほとん)どでした。

しかし 現在、その状況も(前述のとおり)「重症者の増加」との 深刻化の傾向が見られ始めている。

これはもとより、その(重症化の)まま症状が進めば やがて死につながってしまうということと、一度(ひとたび)重症化に陥ると、本人の身体的苦痛はもとより 多くの負担が内外に及ぼされてしまうことが大きな問題になることを示しているのです。

 

コロナ陽性感染者が重症化に陥れば、指定医療機関(専門病院)の病床が長期間に亘って占有されることになる他 複数の医師や看護師(士)が必要になり、やがて呼吸機能に不全が生じてくれば「ECMO(エクモ)」などの高度医療機材が使用されることとなり、専門の資格を有したスタッフの配置が求められることになります。

 

 

 

 

もとより 重症化に陥りやすい高齢者や既往病者などの〝健康弱者〟の人は、肺機能のリハビリなどを含め 相当の期間の入院・治療が必要となることから、これまでの 軽症または中等症状の人のように「完治⇒即 退院」の「ベッドローテーション」が効かなくなり、一人の患者が長期間病床に留(とど)まることによる〝病床不足〟は、重症者が増加するにつれて深刻化することが懸念されるところです。

 

そのうえで 私(たち)は、お盆を経た 約2週間後…今月末の〝隠れパンデミック〟を懸念しています。

と いうのも、さきの〝お盆連休〟では 少ないとはいえ「人の移動」が起こっただろう中、田舎へ行った家族と接した父母や祖父母などの高齢者が いわゆる潜伏期間を経て発症するのが今月末頃・・・それが(高齢者の発症による)〝重症化予備軍〟となりはしないか…と一抹の不安を抱かざるを得ないところです。

 

 

・・・・・・。

述べたように コロナ感染者の重症化は、それが 患者ならびに社会全体に大きな負担をもたらしてしまうことを考え合わせれば、私たち現役世代の者の〝責務〟は自明…それは 自らが感染しないこと、万一感染たとしても (自分の)ウィルスを 健康弱者の人に移さないこと。に 他なりません。

自らを守ることは 健康弱者をも守る。そして ひいては社会全体をも守ることにつながることを再認識したいところです。

 

ちなみに ここ長野市においては、市内で陽性感染者となった患者の全員が 感染症法に基づく「法的入院措置」の解除対象となり、みなさん快方に向かっていることから そういう面では安堵されるところではありますが、いずれにしても 重症化によりさまざまなリスクを招く新型コロナウィルスについては、今後も予断なく対峙してゆくべきことを再認識させられるところであります。

 

 

 

 

 

 

 

◇水害を繰り返さないために =浚渫(しゅんせつ)の重要性=

市内を移動中、夜になって さきの令和元年東日本台風の被災地の集落(津野)を経由していると、道路脇に 立て看板があるのが目に入りました。

 

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そこには 被災地住民のみなさんの切なる願い「決壊しない堤防を!」旨の文言が、強い筆調で記(しる)されていました。

 

 

 

 

このことについては、さきの台風において堤防が決壊し 甚大な被害を受けた方々の〝心の叫び〟であり、政(まつりごと)に関わる者 全ての者が向き合うべき大きな課題と申せます。

 

そのうえで私は、これ以上の水害を繰り返さないために「河道掘削・浚渫(しゅんせつ)」の計画的な実施を行なってゆくべきことを 改めて強く認識するところです。

 

 

(被災)住民の方々のおっしゃる「堤防の嵩(かさ)上げ」これは即(すなわ)ち 河川水が堤防を越水しないようにせよ、ということであり、その(越水しない堤防の)実現のためには 堤防(の嵩/かさ)を上げると同等の対応=河川(の底)を掘って、河川(流量)の容積を確保することが重要かつ現実的であると考えられます。

 

 

 

この作業(事業)については さきの台風被害を受けて、長野市域においては 屋島橋上流部や篠ノ井橫田地籍などで順次行なわれていますが、今後も 流域全体において計画的に行なわれ、河川の容積そのものを増やすことで、河川水が 堤防を越えることなく順調に下流へと流れ下る〝河川の規律〟を維持すべきと認識するものです。

 

 

 

この〝浚渫(しゅんせつ)〟の必要性、さきの台風で被害にあった千曲川流域のみならず、他の河川においても看過ならない状況になっています。

 

松本エリアから流下し 長野市を縦貫する「犀川」この河川流域においても〝浚渫(しゅんせつ)〟の実施が 早期に求められています。

 

 

犀川と裾花川が合流する丹波島橋周辺。ここから川(上流)に目をやると、広く土砂が堆積しているのが現認されます。

 

 

 

 

まるで大きな鯨(くじら)が横たわったような現況は、ここの川底が 極端に浅くなっていることを示しています。

実は ここの地点、さきの「令和2年7月豪雨」の際に河川流量が増加し、一時 危険な状態になりかかったことが記憶に新しいところです。

 

 

 

 

 

長野市域には 縦横に一級河川が流れていますが、その多くの地点で土砂が堆積し 状況によっては水害を引き起こす危険を孕(はら)んでいることが現認されています。

堤防決壊により 甚大な被害を受けた住民の方々の「切なる願い」を我がことと捉え、それに対する より現実的な方策としての「浚渫(しゅんせつ)」を計画的に進める。

 

現在は湧水期であることから 即座の事業開始は難しい面がありますが、いずれにしても 被災住民の要望(悲願)や、今の この看過ならざる現況を踏まえ、今後も計画的に浚渫(しゅんせつ)を行なってゆくよう、関係期間に具申してまいります。

 

「今、必要なこと」を進めてゆくことが 切に求められています。

 


「特別定額給付金」 8月18日が申請〆切り となっています

2020-08-18 | 日記

8/17 Mon.

 

お盆の時季も過ぎ 暦の上では初秋を迎え、葉月から長月へと 朝晩を中心に徐々に〝涼の声〟が聞かれてきてもイイ時節になってきたハズですが・・・。

 

何のこっちゃない。初秋というには あまりに暑い陽気が列島を覆っています。

この日は、静岡県浜松市で、日本歴代最高気温となる 41,1℃を観測、まさに焼け付くような暑さに見舞われたのでした。

 

 

 

 

これまで浜松市の最高気温は 2013年8月11日に 39,8℃を記録したことがあり、今回は7年ぶりの記録更新 そしてそれが歴代最高気温を記録することとなったのでした。

気象庁は この要因として、県の西からの風による『フェーン現象』を挙げておりますが、これまで どちらかといえば内陸エリアに多かった〝高温地点〟が 浜風の吹く海沿い地域にも現認(観測)されたことで、今や 列島のどこに居ても暑い!を実感させられることとなりました。

 

 

長野県域においても、南信濃村で39,5℃を記録するなど、ご多分に洩れず 暑さを共有するに至っていました。

長野エリアのローカルTV局では、(長野市の)茶臼山動物園で 暑さのせいでグッタリとなった おサルさんの姿を映しており「今や、いつでも どこでも、誰でも暑い…」を象徴する絵図となっていましたヨ。

 

 

 

 

長かった雨季が明けた途端の この猛暑、ホントに心身共に「ついてゆけない」という感じですが、私も含めて市中(しちゅう)に暮らす者は、健康被害にだけは至らないよう それぞれに「自衛」に努めることが肝要と申せます。「コロナ禍」への対応と同様に。

 

 

 

 

 

◇『特別定額給付金』申請はお済みですか? ~8月18日に申請期限を迎えます~

新型コロナウィルス禍の影響により疲弊した国民の経済生活を支援するため 国民一人に10万円を支給するために施行される『特別定額給付金』は、5月上旬から始まった 申請受付け ⇒ 給付 の事務事業が佳境を迎えています。

 

 

 

 

長野市においては 人口 約37万4千人・世帯数 約16万2千世帯に対し申請書を(世帯を基本に)送付し、順次 返送(申請)を受け付けると同時に、口座番号等を確認のうえ給付する作業が行なわれています。

 

そして、一連の申請受付については、8月18日(火)をもって 〆切りを迎えることとなります(当日消印有効)。

この日、所管の 総務部庶務課に照会したところ、8月17日現在で 約99%の世帯からの給付申請を受理しており、8月21日(金)を 最終振込日として 最後の事務作業に入っているとのこと。

 

そのうえで これまで申請していない世帯に対しては、7月16日付けで「令和2年7月7日までに申請していない方へお知らせします」との 啓発通知を送付し、期限までの申請を呼びかけています(申請していない人の中には 自らの意思で受給を辞退する方もアリ)。

 

 

 

 

今回の「特別定額給付金」は、いわゆる〝申請主義〟に基づくもので、ご本人から申請が無ければ給付することはありません(できません)。

そのため 市としては、(申請を)取り紛れていたり 失念していたりで申請し損ねている人が、申請の〆切りを過ぎてから(申請しなかったことを)後悔することにだけはならないよう、改めて文書(郵送)をもって イイ意味で催促させていただいているものです。

また 重ねての(イイ意味での)催促作業として、(未申請者のうち)電話番号が把握できる人(世帯)については 職員が電話をかけて申請について意思確認等を行なっている他、地域で 高齢者や独居者の相談等に応じる「民生児童委員」さんに対し、自助による申請が難しいと思われる人に対しては積極的に申請の支援(補助)をしていただくよう 特段の依頼をかけているとのことです。

 

いずれにしても残り1%の方(世帯)への働きかけについては、18日いっぱい 全力を挙げて(電話等で)取り組むよう、私の方からも強く要望いたしたところです。

 

 

 

 

ところで この日、かかる『特別定額給付金』の支給に関して、他の自治体において残念な事案が起きたことが報じられていました。

 

静岡県磐田市で、夫からDV被害に遭っている女性が(磐田市に)提出した 携帯電話の番号などの個人情報が記入してある給付申請書を、市が あろうことか別居中の暴力亭主に渡してしまったそうなのです。

この案件、経緯が ちょいとややこしいところがありました。

今回の特別定額給付金事業に伴い 女性は、世帯主である暴力亭主の口座に 自分と子供の分が(一緒くたに)振り込まれるのを避けるため、予め 市に、自分の口座番号と携帯電話の番号等を記入して 分離振込を申請していました。

その後、女房と子供の分が(自分の口座に)振り込まれていないことを知った暴力亭主は 市役所を訪ね、母子の申請(分離振込)を取り消すよう担当者に求め、さらに この暴力亭主は、自分の口座に家族全員分の給付金を振り込むよう申請したそうなのです。

その際に 市の担当者は、あろうことか 女性が個人情報を記入した申請書を、そのまま夫に返却したとのことなのです。

後の取材に対し 市の担当者は「夫から(DV被害夫人から提出された申請書の)返還を要求されたわけではなく、(市の判断で)勝手に捨てることができなかったので(夫に)返却した。」と答えていることが掲載されており、それを読んだ私は 他の自治体ながら、その愚かな対応に怒りを禁じ得ませんでした。

 

今回の磐田市の対応には、いくつかの問題点があります。

一つは、磐田市における〝横の連携不足〟です。

DV被害に基づき分離振込を受け付けるのは 家庭問題を所管する福祉セクションで、給付金の支給を担当するのは 総務(庶務)セクションです。

今回 磐田市の暴力亭主は、市の総務(庶務)セクションを訪れ〝独り占め〟を画策したようですが、その際 福祉セクションからの、この母子がDVに悩まされている旨の 正しい・そして切実な情報がキチンと伝わっていれば、こんな短兵急なお役所対応にならなかったのではないか。

二つ目は、磐田市の 総務(庶務)職員の『特別定額給付金』への認識不足です。

そもそも 今回の『特別定額給付金』は「国民一人ひとりに 一律10万円を支給する」が事業の目的に据えられています。

世帯(主)に申請書を送付したのは あくまで事務の効率上やむを得ない作業であり、決して「世帯主に家族分を支給するものでは無い」のであります。

それを この暴力亭主は知ってか知らずか「全部よこせ!」と言い出したのでしょうが、その際 磐田市の職員が『特別定額給付金』の主旨を正しく理解していれば「母子の分は あくまで母子に(受給の)権利があるのです。」と適切に説明できたのではないでしょうか。

三つ目は「個人情報守秘義務の怠慢」でしょう。

市民の個人情報を守るのは 市職員とすれば当然の義務行為であり、ましてや この母子がDV被害から逃れていることを鑑みれば、携帯電話の番号を(暴力亭主に)知らせるなどというのは 言語道断の所作でありました。

このことについても 庁内の連携不足を指摘せざるを得ず、もっと言えば 磐田市(職員)全体の、個人情報や DV被害の深刻さに対する認識が不足していたのでは と思わされてしまうところです。

 

その点 長野市においては『特別定額給付金』申請作業における DV被害者対応については、庁内連携に基づき適切に履行されていることが伝えられています。

申請〆切りを間近に控えた段になって照会しましたが、磐田市のようなトラブルは発生しておらず 現時点では安堵したところでした。

 

従前にも述べていますが、この10万円を「砂漠で乾く喉を潤す貴重な一杯の水」と準(なぞら)える人が居る中「国民一人ひとりに10万円」が 正しく行き渡ってくれと願(がん)じるばかりであります。

 

 

 

ところで ある調査によると『特別定額給付金』の〝使い道〟は 人それぞれのようです。

 

 

 

 

使い道のトップは、やはり昨今の 厳しい〝コロナ禍〟を反映しての 生活に身近な「食費(などの生活費)」でした。

意外に多かった(約4人に1人)のが「貯金・預金」です。これは コロナ禍における将来不安の表れとも申せますが、この事業の目的が「消費」という点からすれば やや残念な傾向であります。

もっとも、これほど自粛ムードが蔓延する中では 使いたくともそんな環境(状況)に無い、といえるのかもしれませんが。

 

 

 

いずれにしても 様々な物議をも醸した『特別定額給付金』、8月18日をもって 申請が〆切られます。

読者のみなさんの周辺に 万々が一「未申請」の人が居らっしゃるようでしたら、取りも敢えず申請してくださるよう、お声かけのほど お願い申し上げます。

 

 


〝お盆休み〟最終日に思う

2020-08-17 | 日記

8/16 Sun.

 

◇〝帰省ラッシュ〟目立った混雑も無く

いわゆる「お盆休み」の期間が最終日を迎えました。

本来であれば〝帰省ラッシュ〟として、鉄道などの公共交通機関が混雑したり 高速道路などの幹線道路が渋滞するのが「常(つね)」でありますが、今年は状況が大きく異なりました。

新型コロナウィルス禍による〝自粛ムード〟に伴い、故郷に帰る人(家族)が極端に少なかったのでした。

この日のローカルTVも JR長野駅の〝閑散ぶり〟を報じており、ここ長野市においても〝自粛ムード〟が行き渡っていたことが再確認されました。

 

 

 

 

このことは 市域内の観光産業や交通産業にとっては 大きな痛手ではありましたが、一方で私は、この〝現象〟を「日本国民の良識の表れ」として評価したいと思うところです。

7月末から 国を挙げて「移動を推奨」する『GoToトラベルキャンペーン』が実施される中、思慮も浅く考えれば「お盆だし、費用も安くなるから みんなで帰省しよう。コロナ?ウチは大丈夫。」などとなってしまいがちなところでしたが、多くの国民(家族)が、田舎に帰って 万が一年寄りに移してしまったら取り返しのつかないことになる、と警戒心を高め 帰省を自粛したものと思われます。

このことは、国が軽々(早々)というべきタイミングで打ち出したイベントに その受け手である国民自身が軽々に踊らされることなく、逆に「私たちは今、何をすべきか。」と思慮し検討したうえで適切な判断を下したところであり、そこに「国民の良識」を感じ取ったところです。

 

現下のコロナウィルス禍は、徐々に死者が増えつつあり、それは正(まさ)に 高齢者など健康弱者への感染が広がりつつあることを示しています。

 

 

 

 

自分自身が 家族(高齢家族)の健康を脅かす存在にはなってはならない。

そのうえで 今後、コロナ禍によって生命を奪われる事態だけは避けなければならない。

新型コロナウィルスの感染者は増える一方ですが、せめて 今回のお盆休みにおける国民の良識ある行動が伝播し、早期に感染の勢いが衰えることを期待して止まないところであります。

 

 

なお 今年のお盆休み時期の北陸新幹線自由席の乗車率は、5~10%台に止(とど)まったとのこと。

 

 

 

JRさんもキツいところですが、ここが正念場と存ずるところです。

 

 

ところで…実施中の『GoToトラベルキャンペーン』このままいけば〝不発事業〟に終わってしまうのではないか と懸念(けねん)の念に堪えないところですが…。

もし これが不発のままに推移したとしても、事業予算の1兆7千億円の巨費は そのまま咎(とが)め無しで消化されてゆくのでしょうか?

事業の推移によっては途中で適切に見直し 規模を縮小するなどして、それ(GoTo事業費)を 現下の諸情勢の中で、真に必要とされる分野に適切に流用することがあってもイイのではないでしょうか。

いずれにしても(国においては)臨時国会を開会し、挙げて 状況分析と適切対応を議(ぎ)するべきでありましょう。

 

 

 

 

 

 

◇新型コロナウィルスの陽性感染者発生 ⇒ 表現に違和感が

帰省の自粛で国民の良識が示された一方、この日も県内で 新型コロナウィルス陽性感染者の発生が報告されました。

 

実はワタクシ、その(報告の)中で〝表現方法〟について、従前から違和感を禁じ得ないところです。

例えば、この日は長野県内で 3名の陽性感染者が報告されていますが…。

 

 

 

その筆頭の 20歳代男性(学生)は、8月10日に実家(東御市)に帰省し 14日に陽性判定を受けています。

で、この行動歴を遡(さかのぼ)れば、8月2日から9日の間に 別の陽性感染者と接触しており、おそらく この間(2日~9日)に感染したものと思われます。

つまり 14日は「新型コロナウィルスへの陽性が明らかになった日」であり「感染した日と場所」は 長野県以外なのです。

したがって 厳密に言えば、この学生は「8月16日にコロナウィルスに感染した」のではなく、「16日に陽性感染が判明した」と表現すべきではないかと思うところです。

前者の表現だけを聞けば、感染源そのものが長野県内に存在し その(県内ウィルスの)せいで感染したと解釈されてしまうことになり、そういう面では 正確性に欠けると言わざるを得ませんよね。

 

 

 

 

いずれにしても、この日の県内での(コロナ感染症)発症事例 3例のうち2例が、他県(感染多発エリア)から持ち込まれた事例であることから、さきの〝帰省ネタ〟に併せ、私たちは充分に注意を重ねて生活を送らなければならないことを再認識させられたところであります。

 

 

 

 

 

 

◇渡 哲也さん ご逝去 ~礼節の姿勢に感銘~

昭和の名優が また一人、惜しまれながら旅立ってゆかれました。

俳優の 渡 哲也さんが、8月10日に 享年78歳をもってご逝去されたことが報じられ、驚きと悲しみを共有したところでありました。

 

 

 

 

渡 哲也さんといえば、何といっても「西部警察」の大門警部役が思い起こされるところです。

 

 

 

この番組が放映された1980年代は 私も多感な頃であり、番組の中で展開される 非常にダイナミックな展開に興奮しながら画面に釘付けになったことを、今となれば懐かしく思い出すところです。

 

 

そんな 渡 哲也さん、当時 定番だった「角刈り・サングラス」の強面(こわもて)の役とは裏腹に、非常に人間味あふれた方であったことが伝えられています。

1995年の阪神・淡路大震災や 2011年の東日本大震災のときには 率先して被災地に駆け付け 炊き出しの先頭に立って被災住民の方々を励まされたことが伝えられています。

 

 

 

 

それも「~してあげる。」ではなく「~させていただく。」との姿勢で 被災者の方々と向き合い、心の底から支援(応援)している姿は、そこに大物俳優の影は 微塵(みじん)も感じさせないところでした。

 

 

 

 

そして 私自身、渡 哲也さんの〝姿勢〟について感銘を受けた点があるのです。

それは「礼節」であります。

渡 哲也さんは、相手が目上だろうと目下だろうと、初対面のときは 自分が座っていても必ず立ち上がり「渡です。」と自己紹介して 必ず頭を下げたそうです。

これは、できそうで なかなかできない所作ではないか、と。

 

人は 年を重ねるにつれ、相手を選んで その(自分の)所作も選んでしまいがちになるものです。

目上の人に会えば 立ち上がって挨拶すれど、そうでない人に対しては 座ったままだったりと、いわば 相手に応じて〝手を抜いて〟しまうものです。

もしかしたら この行為は、自分自身が 相手を〝差別〟していると言えるのかもしれません。

 

しかし 渡 哲也さんは、相手が誰であろうと 初対面のときは(等しく)立ち上がり、頭(こうべ)を垂れておられたとのこと。

私は この渡さんの「姿勢」にこそ 見習うべきところありと、強く感銘を受けました。

 

 

そんな 渡 哲也さんの訃報に接し、国民の一員として悲しみを新たにいたすと同時に、その生き様に改めて惚(ほ)れ直し、遠く及ばないまでも 見習えるところは倣(なら)ってゆきたい、と改めて思いをいたしたところでした。

 


終戦の日に思う

2020-08-15 | 日記

8/15 Sat.

 

8月15日は、第二次世界大戦が終結を迎えた「終戦の日」戦後75年を経てのこの日は、図らずも新型コロナウィルス禍が重なり、さまざまな面で これまでに無い社会状況の中で迎えた「あの日」であったように思います。

日本武道館で行われた「全国戦没者追悼式」も、厳かながら 参列者を限定して挙行されたことが伝えられていました。

 

 

 

 

 

 

無論、私は 実際の戦争を知りません。

私にとっての せめてもの「生きた情報」は、戦禍を生きた人(今は故人)の戦争体験談であり、この日(終戦の日)が巡るたびに、その静かな口調の中に 激烈な思いを回顧するところです。

 

その御仁(Aさん)は、輸送船の乗組員として 物資を運ぶ任を担い、南洋諸島へ向かう途中に敵機の攻撃を受けたそうです。

 

(写真は資料)

 

 

Aさんは、重い口を開くと「オレらは、丸腰のまんまで兵糧(ひょうろう)を積んで海を渡らされ、途中、いいようにアメさん(米軍)に狙い撃ちにされたんだ。まるで(祭りの)縁日の射的の景品みたいなもんだった。」と述懐しておられました。 

「当時の大本営は 兵器(航空機や戦艦)は最前線にこそ必要で、オレら輸送船は「直接ドンパチ(戦闘)するワケじゃないんだから、護衛は要らない。そのまま(丸腰)で静かにモノだけ運んで来い。」と言われていた。」

「ところが、だ。」

「最前線の兵隊さんたちだって人間だ。腹も減るし ドンパチやれば弾も尽きる。そこ(最前線)への補給が断たれれば 戦いようがない。」

「そこを判っていたのがアメさんで、判ってなかったのが日本軍だ。アメさんは、最前線に兵力をつぎ込む一方で、日本軍の兵糧を断つために 輸送船団を狙い撃ちにしたんだ。でも 状況判断を見誤った日本軍は、相変わらず物資輸送を軽んじて〝丸腰輸送〟をさせるばかり。」

オレの乗ってた輸送船も わずかな機銃で応戦してたけど、十数機のグラマン(米軍機)に襲いかかられちゃあ ひとたまりも無い。「敵機来襲!」の声から1時間も無いうちに沈没、多くの食糧や弾薬が海に沈んでった。仲の良かった僚兵も、オレの隣りで尻を打ち抜かれて死んでった。で、なぜかオレは助かった…今でも不思議で仕方がないよ。」

「それで…(第二次世界)大戦での戦没者数は310万人だろ。その中で、いいかい、その6割の140万人が「餓死」なんだゼ。弾に当たって死んだんじゃなく、腹が減って死んだのが6割…彼らは、アメさんに殺されたんじゃない、大本営の間違った方針に殺されたんだ。」と、ときに怒りとも思える表情を湛(たた)えながら。

 

そしてAさんは、ひと呼吸おいて こうも話してくれたのでした。

「さきの大戦は、最初から最後まで「情報」に踊らされたんじゃないかな。」

「帝国陸軍が暴走して、ときの勢いで〝戦争待望論〟の「風」を起こすと、負けじと海軍も増長して あげくマスコミまでもが世論を鼓舞して、日本の国民みんながソノ気になっちゃった。」

 

 

 

 

「戦中(せんちゅう)は 徹底した言論統制が敷かれ、反戦の「は」の字も言えば憲兵が飛んでくる。考えてみれば このこと(言論統制)自体、この戦争に無理があったことを 軍部が認めていたようなモンだ。で、戦争末期は「わが損害軽微なり」の〝大本営発表〟だ。」

 

「そして…最後の最後に聞いた〝正しい情報〟が「玉音放送」だったんだよ。「勝つ!」と刷り込まれていた情報のほとんどが捏造(ねつぞう)で、負けたと知らされた情報(玉音放送)こそが正しいものだった。」

 

 

 

「結局 国民は 上層部の情報に踊らされ、あげく(戦争によって)大事な家族や友人(の生命)をむざむざ失うことになっちゃったよね。」と。

 

 

 

終戦を迎えたこの日 私は、改めてAさんの述懐を回顧するうち「情報に基づく政治責任」について考えさせられたところです。

さきの大戦の時期は、いわば〝力(ちから)づくの政治運営〟が為(な)された最後の時期ではなかったか と。

客観的な分析や検証を置き去りにして「とにかく、この戦争は正しいんだ。」との「黙ってオレについてこい。」的な政治運営。

国民は国民で「上(軍部)がそう言うのだから仕方ない。」との追従ムードの醸成。

結果、300万人もの かけがえの無い国民の生命を失い(それも 6割が餓死)、国土は焦土と化し 2つの都市が原爆の被害に遭うことになってしまいました。

 

 

 

こんなことは、再び起きてはならない。

そのひとつは「戦争を起こしてはならない。」で、そのもう一つが「上層部の情報によって 国民生活が左右されるようではならない。」ではないか。

戦争体験者のAさんが述懐されたとおり、さきの大戦は「軍部の発した 誤った情報が正当化されたことにより起こった悲劇」とも言えるのです。

この史実を踏まえ、これからの政(まつりごと)においては、ときの政治が「正しい」として発する情報に対し、私たち国民は それを鵜呑みにするのではなく、ときに客観性をもって情報の内容を吟味し、場合によっては 国民が主体となって情報の可否(是非)を判断することも必要なのではないか。

 

私たちの身近な社会環境の中においても、例えば 本来は客観性に基づき 正しい情報の下で組織等を運営すべきであるのに、実際には 組織にとって都合のイイ情報だけを流して、その組織を維持しようとする〝内向きな組織運営〟を耳にすることがあります。

それは、一時期においては 関係者にとって安住できるところではありましょうが、将来的にみたとき、それはマイナス要因にしかならないものであり、そんなときこそ 勇気をもって正しい情報を出し合い、それを基に建設的な議論を交わしてこそ、本当の意味での「未来」につながると考えるところであります。

 

 

今、社会を席巻する「新型コロナウィルス禍」においても、そこら中で さまざまな情報が錯綜しています。

中国の地方都市に端を発した新型コロナウィルスは、当初 発生した武漢市の医師の告発を国(中国)が封じたことで、ウィルスの本当の怖さが正しく内外に伝わらないまま 海外への流出を許すこととなってしまいました。

その後 WHO(世界保健機構)においても、明確な危険情報も無いまま時間ばかりが経過し、あげく 世界的なパンデミック(感染爆発)を招くことになってしまった。

日本においても、状況を過小に止(とど)めようとするあまりに 正確な情報が伝わり切らずに現在に至り、最近では「感染防止と経済の両立」を前提とした情報(政策)の打ち出しにより〝日本丸〟は右往左往を繰り返しています。

 

 

 

75回目を迎えた「終戦の日」に際し、私は 改めて「情報の大切さと怖さ」を再認識させられることとなりました。

情報の中身と 出し方(隠し方)によって、社会は伸びもするし、壊れもする。

 

〝情報化社会〟と言われて久しい昨今、であるからこそ 私たちは、それ(情報)が 如何(いか)に上層部が発したものであっても、それが正しいもの(情報)であるかを自ら精査し、真に正しい情報だけを自らに取り入れたうえで 自らは道を誤らないように努める。このことが〝情報の海〟の中で溺れず ひいては組織や社会全体を守ることにつながるのではないか、と。

社会や組織においても(前述の)「黙ってオレについて来い。」的な〝一方的な運営〟ではなく、いわゆる「聞く耳を持つ」包容力のある運営をすることこそが、ひいては その社会や組織を守る(伸ばす)ことにつながることを認識すべきであると、強く感じたところです。

 

 

 

 

 

 

この日は「送り盆」

例年であれば、私の住む地域では「盆踊り」が行なわれ、住民が輪になって「夏」を謳歌すると同時に、祭りの終焉(15日)には やはり輪になって花火を焚いて、遠く祖先を思い つかの間 迎えた御霊を見送っているのです。

 

 

 

 

今年は 新型コロナウィルス禍のせいで、祭りの開催自体が叶わず 図らずも静かな盆を余儀なくされてしまいました。

それでも 祖先を思う気持ちに変わりはありません。

今年に限っては それぞれの家庭で祖先を送ることとし、来年 また、皆で集まり 賑やかな中で祭事が行なわれることを願って止まないところです。

 

 


【速報】長野市内で新型コロナウィルス 24・25例目の陽性感染者が発生

2020-08-14 | 日記

8/14 Fri.

 

新型コロナウィルスの猛威は止(とど)まるところず、今や全国の感染者数は5万人をゆうに超え、私(たち)が最も懸念する死者数も1万人を超えて久しくなった頃となっています。

長野県エリアにおいては 小諸市の理容院を発生源とするクラスターや、大北エリアの飲食店を発生源とするクラスターが報道されており 看過できない状況に陥っていますが、そのような状況下で 長野市内において 約2週間の間(あいだ)を経て新型コロナウィルスの陽性感染者発生の報告が飛び込みました。

 

 

 

 

15時から市保健所で行なわれた報告会見によると、今回 報告されたのは、24例目・25例目となる 2名の陽性感染者です。

 

 

 

 

 

現時点での詳細は 次のとおりです。

陽性感染者 (24例目) 20歳代(男性)/市内在住 X男さん とします。

・行動歴と症状及び経過は下記のとおりです。

 8月 8日~10日 東京都内に滞在

           ・都内で複数の人と会食の機会アリ

 8月11日 昼食後に頭痛 ⇒ 夕方になって 38,5℃の発熱

   12日 頭痛・発熱が続くため、長野市保健所に相談のうえ 医療機関Aを受診 ⇒ 検体採取

 8月13日 PCR検査の結果「陽性」判定

   14日  感染症指定医療機関に入院

       症状 ⇒ 軽症

・濃厚接触者 3名 (うち1名が都内で食事で同伴した人)

 

陽性感染者 (25例目) 30歳代(女性)/市内在住 Y子さん とします。

・行動歴と症状及び経過は下記のとおりです。

 8月10日 咽頭痛・鼻水

   11日 38℃の発熱があり、長野市保健所に相談のうえ 医療機関Cを受診 ⇒ 検体採取

 8月13日 PCR検査の結果「陽性」判定 ⇒ 感染症指定医療機関Cに入院

       症状 ⇒ 軽症

       ※ 市外へは出ていないとのことだが 現在調査中

・濃厚接触者 同居者 3名・同居者以外 2名 (検査結果 ⇒ 陰性)

 

※24例目と25例目の人は、関連は無い とのこと。

 

 

 

 

今回のケースは、2つのパターンに類別され、併せて私たちに 異質のサディッション(示唆)を伝えていました。

 

24例目のX男さんは「東京由来」の可能性が高い とのことです。

このことについては いわゆる〝出所(でどころ)〟が明らかであり、そういう点では 判りやすい事例であるものの、やはり 感染者の多いエリア(自治体)=感染リスクの高いエリアへの出入りについては、その必要性を充分に吟味し 検討したうえで行動すべきであること。

一方、25例目のY子さんは「市外には出ていない」とのことで、こちらは〝(現時点では)経路不明〟ということになり、すなわち たとえ市外に出ることが無い場合でも、感染するリスク(可能性)は 既に長野市内にも遍在していることを覚悟しなければならない、ということであります。

 

 

 

 

 

長野市においても、ついに25名の陽性感染者を数えることとなり、看過できない事態に至っております。

(従前も触れていますが)これからは 残暑も厳しき折り、熱中症との兼ね合い(併発)も懸念される中、私たちは より慎重な対応が求められることになります。

かかる 高リスクの厳しい状況に立ち向かう最大(最良)の方策は、感染予防の基本行動による自衛行動でありましょう。

自分たちの身近なエリアで 陽性感染者発生の報を耳にする度に、その重要性を 改めて強く思わされるところです。

 

 

なお 長野市保健所長は、会見の末尾に「これまで長野市内で発生した陽性感染者の全員が、感染症法に基づく「法的入院措置」が解除され (つまり)みなさん(感染者は)快方に向かっています。」と報告しておられました。

これは 何かと厳しい状況の中、一縷(いちる)の朗報と言えるでしょう。

冒頭にも申し上げましたが、自分たちの地域で コロナ禍による最悪の事態(死亡事例)だけは招いてはならぬ。

 

そのためにも「あれ、おかしいな?」と思ったら スグに長野市保健所に電話を入れて指示を仰ぎ、早期対応に努めてください。

このことは 他でもなく、自らの健康を早期のうちに守る最適な対応なのです。

 

【新型コロナウイルス感染症有症状者相談窓口】

 平日の日中(8時30分~17時15分) ⇒ ☎ 026‐226‐9964

  上記以外の時間          ⇒ ☎ 026‐226‐4911 (市役所代表電話)

 


東日本台風から10ヶ月が経過

2020-08-14 | 日記

8/13 Thu.

 

今月も また13日が巡ってきました。

令和元年東日本台風が発生した日です。

特に 今月は8月。迎え盆の日と重なることになりました。

私も含め 人はそれぞれに墓参し、実家の御霊に手を合わせると同時に さきの災害などで亡くなられた方々のご冥福をも祈られたことと拝察いたすところであります。

 

 

あれから10ヶ月が経過しました。

残念ながら、ニュース報道以外のツール、関係者のHPやFacebookで いわば「月命日」ともいえる この「13日」に触れる者は殆(ほとん)ど居なくなってしまいました。

〝風化〟が進んでいるといるということでしょうか…。

そんな状況ではありますが、せめて私自身は この「13日」を忘れることなく心に留め、そして このブログで情報発信することで みなさんにおかれても、毎月13日には「あの日」を思い起こしていただき、それぞれに〝考える機会〟としていただければ幸いに存ずる次第であります。

 

 

 

 

千曲川の堤防が決壊した 長沼エリアにおいては、新たな築堤が完成し 遠目ではすっかり原型を取り戻した景色であります。

 

 

 

堤防内部(表部)をコンクリートで強靱化し、そこに覆土を施して自然形を為した堤防の表面には、被災前のように うっそうと草が生えています。

堤防そのものは強靱化を果たし、でも表面は優しい風合い(風土)を維持し 周辺の社会安全を守ってゆきます。

 

 

 

 

堤防の頂点部は「県道」として監理(管理)されることになっています。

自転車道を確保したうえでのアスファルト路面です。

 

 

 

 

地区内では 被災家屋の解体作業(公費解体・自主解体)が 順次に亘り行なわれています。

 

 

 

 

解体を終えた場所の多くは〝更地化〟しています。

 

 

 

何軒のお宅が「再びここで暮らす」を選択してくださるのでしょうか。

大きな災害の後だけに 周囲から軽々なことは言えませんが、地区の住民生活が再び維持されることを願うばかりであります。

せめて我々関係者は、みなさんが もう一度この地に根ざしてくださるよう「復興計画」の確実な履行に務めるところであります。

 

 

 

 

発災後は〝臨時の被災ゴミ置き場〟となった「長沼公園」、今後 復旧されることになっています。

 

 

 

 

ゴミが置かれていた地面(表土)を剥離し、新たに覆土したうえで 公園機能を回復させることになっております。

 

 

 

 

現在は コロナ禍の影響などで、工事そのものが見送られておりますが、いずれ復旧工事が緒に就き、いつの日か またこの公園に、子供らの笑顔が見られることになるでしょう。

 

 

 

 

被害も著しかった「長沼のリンゴ」も 再び枝に実を付け、日に日に色づきを増していました。

 

 

 

今年は 露地物にとって ことのほか厳しい年となってしまいましたが、これからの日照を糧に おいしい長沼リンゴが収穫されることを期待するばかりです(早生/わせ は既に出荷を開始)。

 

 

 

 

 

 

 

 

ところ変わって、千曲川の長野市域 最大の難所(=カーブ地点)の塩崎ポイント。

 

 

 

 

こちらのポイントは、堤外(河川側)の堤防法面の強靱化(コンクリート表土)が これから施工されることになっており、現在 施工に向けた下準備が行なわれています。

 

 

 

 

コンクリート施工面を除草し、タグを付して 今後の工事を待ちます。

年度内の完成をめざし、今後 本格的な強靱化工事が行なわれることになっています。

 

 

 

ここ〝塩崎ポイント〟の重要性については これまでも何度も触れていますが、北上する千曲川が大きくカーブする中、さきの令和元年東日本台風の際には、増水に伴い 曲がりきれなかった本流の濁流がここ(法面)にぶつかり、あわや決壊→犀川南エリア全域が浸水か という〝土俵際〟まで追い込まれた経過がありました。

そんな 最悪の事態を避けるためにも、同地点の堤防の強靱化は 必ず履行しなければなりません。

今後の工事の進捗を注目するところです。

 

 

 

 

長かった〝雨期〟を経て、空には 夏雲が浮かぶ時期となりました。

 

 

 

 

 

季節は移ろい、やがて また秋を迎えることになります。

過ぎていった10ヶ月の歳月ですが、それらを糧に 明日に向けて歩み続けるところです。

 

 


モノを言うこと ・ 言うべきこと

2020-08-13 | 日記

海の向こうの隣国中国で「一国二制度」の下 自治(政治)が運営されているハズの香港で、新たに施行された「国家安全維持法(国安法)」に違反したとして、香港主要紙創業者の黎智英氏や 女性民主活動家の周庭氏ら10人が逮捕(後に保釈)されたことが報じられました。

 

 

 

 

周氏のフェイスブックなどによると、同氏には国安法が施行された7月以降 SNSを利用して外国勢力と結託し、国家の安全に危害を加えたとの疑いが向けられていたとのこと。

これに対し周氏は 逮捕を回避するため、国安法施行直前 所属していた政治団体を脱退し、その後は目立った活動を控えていましたが、今回 突然の摘発を受けることとなりました。

当局は 今回の逮捕容疑の具体的内容について明らかにしておらず、政治的弾圧ともいえる強行手段とも言えるところです。

 

 

 

 

海外、とりわけ中国における〝力づくの言論統制(抑圧)〟については、これまでも度々伝えられております。

最近では、新型コロナウィルスが国内(武漢市)で発生した いわゆる初期段階において、その状況をSNSで〝告発〟した現役医師を拘束し、それ以上 情報発信しないよう厳しく規制して(正しい)情報の封じ込めを行なったことが記憶に新しいところです。

自国にとって都合の悪い情報は封じ込めに徹し、とにかく表(おもて)に出さないこと。

また 周庭氏逮捕の〝こじつけ理由〟のように、中国の傘下に居るべき香港が「民主化」という大義をもって増長することの無いよう、新たな法律を作って それ(言論統制)を無理やり合法化したうえで国民(言論)の弾圧を図る。

まさに 国民のための政治ではなく、国家のため それも一部の主権者のための政治が堂々と行なわれている姿には、時代錯誤を強く感じると共に「政治」という業(ごう)の〝暗部〟を見た思いがしたところであります。

 

 

 

 

・・・・・・。

これらの案件は 非常に極端な事例ではありますが、私は「言論統制」という〝政治手法〟を広く解釈したとき、日本の政治(行政)の場 ときに私たちの身近な場面でも、これに類する業(ごう)が為(な)されているのではないか、と思わされることがあります。

中国版の言論統制が「言いたいことを言わせない」ようにする〝力(ちから)づくの言論統制〟であるとするならば、日本の言論統制には「言うべきことなのだけれど、言わない」ようにする〝忖度(そんたく)づくの言論統制〟があるのではないか と感じるところが多々あります。

 

 

記憶に新しいところでは、現政権における いわゆる〝森友問題〟。

大阪の国有地が 不当ともいえる大幅な安値で、当時 学校法人「森友学園」に払い下げられた件について、そのウラに 当時の理事長夫妻と総理夫人との蜜月ぶりがあり、その影響があって土地価格が異常に安くなったのではないかと疑惑が。

そして ここが問題の核心なのですが、この土地売買を巡って 財務省理財局による国有地払い下げの経緯を記した文書を国会に提出した際、それが(直接指示されたものではないのですが)何者かの手により 首相や夫人の関与が疑われかねない記述を削除する「公文書改ざん」が行なわれ、その(国会での)説明も 真実とはほど遠いものとなったのでした。

公の場で言うべきことを言わず、あげく資料の改ざんに手を染めなければならなかったのは、なぜだったのでしょうか。

 

さらに (原爆記念日・終戦記念日等の)時節柄で申せば、さきの第二次大戦においては、大戦末期 実際には敗走を重ねる戦況であったにも関わらず「わが損害 軽微なり」と強弁を重ね、国民に正しい情報を流すことなく世論を誘導した〝大本営発表〟がありました。

 

 

ある意味、前者(力づくの言論統制)よりも 後者(忖度づくの言論統制)の方が、やっかいなのかもしれません。

言いたいことを、言わない。言うべきだとは思うけれど、言わない。自分の立場や 自分が安住する組織を守るために、言わない。

社会全体や 組織の将来のためには言うべきなのだけれど、それを言ったら騒ぎになるし 職場で無用の敵をつくったり孤立してしまうかもしれない。それに このまま言わないことが、今のままの組織を守ることになるし、言えば自分の出世にも差し支えることになるかもしれないから、言わない。

 

これが まさに〝忖度づく=日本式 言論統制〟ではないか、と。

 

さらに 私は、かかる言論統制=政治の為す業(ごう)の「目的」について考えさせられました。

彼らは いったい何を守ろうとしているのでしょうか?

中国における〝力づくの言論統制〟を行なう者は、国家権力を守ろうとしていることが透けて見えます

では 例えば〝森友問題〟に関わる(関わった)者は、(国会等で)言うべきことを言わず さらに資料を改ざんしたことで、何を守ろうとしたのでしょうか。

それ以外にも、社会や組織の問題点を知りながら それ(問題点)を言うべきなのに敢えて言わない者たちは、いったい何を守ろうとしているのでしょうか。

 

 

「保身」という言葉があります。

全体の利益を追求することを建前としながら、その実(じつ)は、御身(おんみ)を守ることに汲々とする振る舞い。

もしかしたら〝日本式 言論統制〟は、日本人の深層心理にある「保身」を訴求するための〝防衛本能〟なのかもしれません。

 

 

昨今 さまざまな面で社会情勢が厳しさを増す中、自分だけが良ければイイという「保身」の考えに立って行動基準を決めることは 既に憚(はば)かられる時代になったと強く認識します。

そのためにも、言うべきことは言う 意識(勇気)をもって社会活動に臨むべきである。

そして 社会も「言いたいことが言える環境づくり」をシッカリと構築しなければならない。

中国のような言論統制は論外ですが、例えば わが国においては、悪しき馴れ合いのような状況を打破し、全体のために 言うべきことは積極的に言える環境、そして その発言を基(もと)に、建設的な議論を交わすことができる環境をつくりあげてゆかなければならないのではないか。

 

 

「それを言ったらおしまいヨ。」という言葉があります。

〝大人の会話〟を促す ウィットに富んだ諺(ことわざ)ですが、こと 政治(行政)の場では、私は それを敢えて否定したいと思います。

それを言ったらおしまい、ではなく、それを言ったから始まるのだ。と。

 

 

 

 

 

◇おまけネタ ~この時期ならではの花~

私は「オクラ」の花が好きです。

 

 

 

 

 

専(もっぱ)ら緑色が中心の家庭菜園で、黄色い花弁の中心に あずき色のコントラストを有した大輪の花が華やかに咲いています。

 

 

 

南米を原産とするオクラは、およそ日本離れした容貌をもって 夏の風物詩となっています。

もちろん、独特の粘り気をもった「実」の方も好物ですヨ。

 


猛暑を超えた「酷暑」/コロナ禍 悩ましいであろう違和感 ~〝反マスクグループ〟の不可思議 ~

2020-08-12 | 日記

8/11 Tue.

 

◇猛暑ならぬ「酷暑」

異常気象ともいえる日本列島。

私たちは、確か ついこの間まで、記録的な長雨に悩まされていたハズであります。梅雨明けも8月にズレ込むなど 近年に無く長い雨季を終え、やれやれといったのもつかの間、今度は一転 猛烈な暑さに見舞われることとなってしまいました。気温は連日30℃を超え、日中は強い日差しが容赦なく照りつけます。

 

この日も 東の空に昇った太陽は、朝から強烈な陽光を放ち、気温はグングン上がってゆきます。

 

 

 

 

日中は、何というか 焼け付くような日差しが容赦なく照りつけ、居合わせた人と「ちょっとこれは尋常じゃないですね…。」と顔を見合わせるほどでありました。

午後になって 中御所の気温表示を見れば…

 

 

 

その温度表示は、何と 37℃。

 

 

 

 

人の平熱を超えるほどの気温に達していることが伝えられ「マジか…」と唸(うな)るばかりでありました。

 

 

 

 

7月までは、連日の雨模様による〝水責め〟に遭い、月が変われば 今度は陽光による〝陽(ひ)責め〟に遭わされる毎日…何というか 戦乱の世に容赦の無い敵将に、あの手この手の攻撃を受けているような厳しさを味わう毎日といった感じです。

 

後の報道を見れば、群馬県エリアでは、実に40℃を超える地点もあったとか…これを灼熱地獄と呼ばずして何としましょう。

 

 

 

 

そのうえで「コロナ禍」という厄難も重なり、私たちの日常生活は 気候の面でも厳しさを増すばかりといったところです。

このうえは、コロナ対策…いや、場合(状況)によっては それ以上に〝暑さ対策〟に神経を配り、不測の体調不良に陥らないよう 水分補給や冷房の使用などに心がけるべきというところであります。

そして その「カギ」は〝マスクとの付き合い方〟かもしれません。

あまりに装着時間が長いと、水分の未摂取や想定を超える体温上昇の要因ともなるマスク。

一説によると ヒトは鼻から(ある程度冷えた)外気を取り込むことにより〝体調管理の司令塔〟でもある「脳」を冷やしているとのことですが、マスク装着により 熱をもったままの空気が体内に還流、脳の冷却が進まずに体調を崩すことにつながってしまうこともあるそうです。

 

 

 

いずれにしても、この日このときの気候は 避けようもない〝現実〟ですので、私たちは まさに人智を尽くして「コロナ対策&暑さ対策」を講じてゆかなければならないところであります。

 

 

 

 

 

◇「推し店プラチナチケット事業」好反響が続々と

長野市が、新型コロナウィルス禍に喘(あえ)ぐ個店さんに 再び顧客を呼び戻すために打ち出した「推し店プラチナチケット事業」は、私が聞く範囲でも 多くの好反響を呼び起こしているようです。

先週末に チケットなどの機材が送付され、順次スタートした この事業は、市のホームページ等で事前に情報をキャッチした消費者(市民)さんが登録店に積極的に出向いてチケットをまとめ買いしたり、たまたま個店さんを訪れた顧客さんが「¥3,000の購入で¥5,000が消費できる」との〝お得感〟を知って即買いするなど、開始早々にチケットがどんどん捌(さば)けると 足を運んだ多くの個店さんから ウレシイ悲鳴が聞かれています。

もっとも (繰り返しになりますが)この事業は、個店さんには 補助金的なメリットは無く…(金銭的な)得をするのは顧客さんだけなのですが、そこは割り切っていただき「得をしてもらい、再び三たび来店してくれる」を最大のメリットに据え、その際は 精一杯の接遇に努め〝(わが店の)魅力アピール〟に努めてくださるよう ご期待いたすところであります。

 

 

 

 

 

 

 

◇新型コロナウィルス感染症の怖さを度外視? 反マスクグループの不可思議

ニュース報道で、新型コロナウィルス禍の最中(さなか) マスクの装着に反対し デモ?を起こした市民グループのことが報じられ、耳目を疑いました。

その連中が言うには、何でも マスク(装着の推奨)は人権侵害であるから そんなこと(マスク装着)は止(や)めよう。そもそも 新型コロナウィルスは「単なる風邪と同じ」だ。だから みんなでマスクしないで(JR)山手線に乗ろう!などと声高に叫び、ちょっとした物議を醸しているようです。

 

おそらく この連中は、たまたま(運よく)コロナ感染症に罹患しないで現在に至り、その病魔を嘗(な)めてかかっているのだと思います。

果たして コロナ感染症は単なる風邪か?答えは 否(いな)でしょう。

私が聞く限りでも、(血中の酸素不足による)言葉にできないほどの倦怠感と不調感、そして肺炎を起こした際の息苦しさは 想像に堪えないところであり、情報の中だけでありながら その厳しい病状に胸ふさがる思いがするところです。

 

また、この感染症の特徴でもある「味覚・嗅覚障害」・・・実は私、5年ほど前に「味覚障害」を経験し、その何ともいえない違和感と不調感に 実に恐ろしい思いをしたものでした。

当時 なぜか慢性的な「鼻炎」に見舞われた私は、点鼻薬なる〝鼻づまり解消スプレー〟を頻繁に使用していました。

 

 

 

 

ノズルの先端を鼻腔に入れ、シュッとひと吹きすると たちどころに鼻詰まりが解消されるのです。

当時鼻炎に悩まされていた私は、ことあるごとにシュッシュと噴霧しては過ごしていたものでした。

ところが ある日、食事の際に 味噌汁を口にしても、お湯としか感じられないことに気づきました。

刺身に醤油を付けても やはり味はせず。決定的だったのが 七味唐辛子をいくらかけても辛味を感じなくなってしまったのです。

この違和感の恐怖。

私はパニックに陥ってしまいました。

慌てて 原因は何?と調べると、どうやら犯人は 点鼻薬に含まれる成分だったのでした。

成分表にある「ナファゾリン塩酸塩」これを過剰に摂取すると、副作用として 味覚障害を起こすことがあるとのことでした。(但し これは薬が悪いのではなく、過剰摂取した私が悪いのです。念のため)

 

 

 

それを知って 直ちに(点鼻薬の)使用を止めたところ、数日して味覚は元に戻り 安堵したことを今でも覚えています。

(味覚障害の)症状が出たときには、このまま味が分からないまま生活を送ることになってしまうのか…と、えも知れない恐怖感に見舞われたものでした。

コロナ感染症に罹った人が 同様の思いをしているとすれば、その不安感は いかばかりかと推察するところです。

 

 

 

・・・。

この「反マスクグループ」、自分たちの主義主張を述べることは妨げられるところでは無いでしょうが、他の市民を巻き込んでの行動は慎むべきでありましょう。

そんな〝デモ行為〟は路上で行なわず、それこそ「リモート」で行なってもらいたいものです。

 

そして「コロナ感染症は 単なる風邪」と言うならば、一度 コロナ患者の入院する病院に行って、その現状を自分の目で見てきてからモノを言え、と言いたいところであります。

何だったら、防護服ナシで看護を手伝い、その厳しい現場を体感すると同時に 自ら被験者となり「コロナは単なる風邪」を証明してくれよと言いたい、とは、ちょっと言い過ぎでしょうか。

憤りが高じてしまいました。すんません。

 


コロナ禍 衰えを知らず / 国会のオンライン化の未熟(未達)に感じられる〝当事者意識の欠如〟

2020-08-11 | 日記

新型コロナウィルス禍に喘(あえ)ぐ日本列島、8月10日には 感染者が5万461名に達し、ついに(コロナ感染者)5万人を超えたことが報じられました。

 

 

 

 

遡(さかのぼ)れば、今年の1月15日に国内初の感染者が確認されて以来、そこから約3ヶ月後の4月18日に累計1万人、さらに約3ヶ月を経た7月9日に2万人を超えました。

そして、その後 感染者の増加ペースは一気に上がり、その約2週間後の7月26日に3万人→その9日後にの8月4には4万人に到達、そして その6日後に5万人を超えることとなってしまいました。

これは もはや異常なハイペースと言わざるを得ません。

 

私(たち)は、この(急増の)背景には 新型コロナウィルスの全国的な広がりがあると思います。

(感染者)2万人くらいまでの「コロナ禍」は、東京を中心とした〝都市部(だけ)の問題〟に止(とど)まっていました。

それが、今や(感染者の発生は)全国に及び、陽性感染者発生の報は 全国の自治体から満遍なく伝えられるに至っています。

最近では、都会から遠く離れた沖縄県での感染者の急増、また これまで感染者がゼロだった岩手県内での感染者発生の報、さらには 島根県の高校の学生寮における大規模クラスターの発生など、まさに日本中のそこここで まとまった数の陽性感染者が確認される事態に至っており、そして その傾向は今後も続くと覚悟しなければならない状況に陥っているようであります。

 

また、前述の島根県の学生寮での事例にあるように 一つの施設やその関係先でのクラスタ-の発生は、まさに対岸の火事では済まされません。

石川県のカラオケ店での カラオケ大会を通じての感染拡大・沖縄県の保育園での40人近い関係者のクラスターを初め 児童福祉施設での感染・武蔵小金井病院(精神科)でのクラスター発生など、全国の さまざまな分野の施設や関係機関で感染拡大が広がっていることが 毎日のように伝えられています。

長野県エリアにおいても、最近では小諸市の理容院における感染拡大や 諏訪エリアの病院での院内感染の報が耳に新しいところであります。

 

もはや〝地方都市はクラスターに無縁〟との俗説は「神話」に過ぎなくなっています。

私たちは、他の土地でのクラスターの報を耳にするにつけ「明日は我が身」との自覚(自戒)を より強く抱き、日々を送ることに努めるべきことは 言うまでもありません。

 

 

ところで (先日も触れましたが)「新型コロナウィルスは高温多湿に弱い」との〝学説〟が全く功を奏しないことが判明することになった 厳しい暑さの中での感染拡大の中…カレンダーを ふと見れば、あと2ヶ月ほどで秋が訪れます。

また再び 新型コロナウィルスやインフルエンザなどの感染症のトップシーズンが巡ってくるのです。

今でさえ 右肩上がりの感染者の増加傾向、やがて秋が来て冬の到来となったら 一体グラフはどのような曲線を描くことになるのでしょう。

 

そんな心配を胸に 今(の感染予防)を精一杯努めるべき と、思いをいたすところであります。

 

 

 

 

◇「国会議員のオンライン化」進んでいない現状が明らかに

働き方改革のコンサルティング会社が、中央省庁の国家公務員に対するアンケート調査を行ない、その中で「行政のデジタル化」が進まない一因に、国会議員の旧態依然とした認識や行動 さらに言えば〝(デジタル化への)無配慮〟があることが明らかになったことが伝えられています。

 

 

 

アンケート調査では 今年3月から5月の間の〝働き方〟にどんな変化があったかについて、約500人の国家公務員から回答を得たとのこと。

アンケートの中で「議員への説明が 電話やオンラインに移行したか?」という質問に対しては 83%が「そう思わない」と回答したとのこと。

 

 

 

 

新型コロナウィルス禍の中、民間企業は 国の求めに応じ「テレワーク」や「オンライン会議」などを進めてきていますが、その〝提案者〟であり〝旗振り役〟でもある国会(議員)については、その成果は ほぼ上がっていないようであります。

議員への文書の送信手段が 未だに約86%が「ファクス」とのこと。

中には、パソコンで印刷したものを(官僚が)ファクス送信し、それを受信側(議員事務所)がシステムに入力するなどの〝非効率で二度手間な慣習〟があることも判りました。

また 中には「緊急事態宣言中での通常勤務はテレワークだったが、国会議員のレクについては直接の面談を求められ、そのためだけに出勤せざるを得ない状況だった。」とか「緊急事態宣言中なのに、平気で毎日のように職員を呼びつける議員がいた」また「省内⇔省庁間⇔民間との打合せなどは そのほぼ全てが「オンライン」に移行した中で、議員レクや党の会議や国会だけが相変わらず「対面を前提としたもの」で、強い違和感(時代錯誤感)を感じた。」という声も聞かれたとのことです。

 

 

また「国会議員が 省庁職員の〝働き方〟について配慮していると思うか?」との質問については 8割以上の職員が「そうは思わない」と回答しているとのこと。

 

  

 

中には「議員が配慮している様子が全く見えてこない。不要不急のレクを求めてきたり、地元支援者への特例措置を求めてきたりする。」とか「質問通告がそもそも遅い上に 通告しても極めて抽象的な例が散見される。国会はいつまでたっても紙の資料で議論をしており、非効率な上にさらに無駄な税金が当てられていることになぜ問題意識を持たないのか疑問だ。」とか「同じ党の違う議員から 何度も同じような問合せを何度も受け、その度に何度も同じ説明をさせられる。前回のやり取りを踏まえずゼロから同じ詰問を繰り返されるので、精神的にきついうえに 生産性も無いと実感。これに対応する時間があれば もっと前向きな政策議論ができるのに と心から思う。」との声も寄せられているとのことです。

 

 

新型コロナウィルス禍における「新たな日常(活動)」は、安倍総理を筆頭に 国会全体が全国民に対して推奨しているものです。

民間企業に対し 在宅勤務・テレワーク・オンライン会議を推奨し、最近では 国民向けに、ワーク(仕事)と バケーション(休暇)を一体化した「ワーケーション」なる新たな〝働き方〟を紹介する動きもあります。

 

しかし…その〝言い出しっぺ〟が 相変わらずのアナログ活動に終始しているとすれば、それは あまりに説得力が無いと言わざるを得ないでしょう。

自らを変革する努力を無くして、他者(国民)に対して「変われ」と言っても、そこには実感が伴ってきません。

 

残念ながら 私はそこに「当事者意識の欠如」を禁じ得ません。

同じ現場に立って、同じ苦労を味わい、同じ痛みを感じ、同じ試行錯誤を重ねてこそ「共感」が生まれ、そこに初めて「同じ価値観に立ったうえでの成果」が期待できるのではないか。

 

残念ながら、彼らには それが、欠けている。

かかる「働き方改革」然り、現下の新型コロナウィルス禍における 例えば医療現場への支援 然り、さきの「原爆の日」における 今後の非核化への取り組み 然り・・・現場に下りて(入って)現場の〝現実〟を知ればこそ行なえる政策が、それを知らずして形にしようとしてみても、それには「実感」が伴わないのではないか。

 

 

今回の アンケート結果を通じて、現下の政策の〝抜本的な問題点〟を見た思いがしたのでした。

 


長崎原爆の日に思う / 「コロナ差別」 残念な真相心理

2020-08-10 | 日記

8/9 Sun.

 

◇長崎原爆の日に

8月9日は、さきの大戦の末期、長崎市に原子爆弾が投下された日です。

あれから75年、今年も 長崎平和公園において「祈念式典」が挙行されたことが報じられていました。

 

 

 

 

式典では、この1年に亡くなった被爆者など 合わせて3,406人の名前が書き加えられた18万5,982人の原爆死没者名簿が納めらたとのこと。

長崎市での平和式典も、新型コロナウイルスの影響を受けることとなり、さきの広島会場と同様に規模縮小を余儀なくされました。会場には 安倍総理はじめ68の国の代表、また被爆者やその家族など 関係者のみが参列、例年の1割ほどの500人規模の式典となったそうです。

 

そんな中 式典の主催者である長崎市長は『平和宣言』の中で「新型コロナウイルス感染症が自分の周囲で広がり始めるまで 私たちがその怖さに気付かなかったように、もし 核兵器が使われてしまうまで人類がその脅威に気付かなかったとしたら、取り返しのつかないことになってしまう。」と述べ、新型コロナウイルスの脅威と同じように、核兵器の脅威も世界共通の課題だとして、すべての人々が当事者として問題解決に向けて参加するよう呼びかけておられたのが印象的でありました。

そのうえで、「核兵器廃絶は、人類が自らに課した約束」として、被爆者の長年の悲願である核兵器禁止条約を日本政府が1日も早く署名・批准するよう求めました。

これに対し 安倍総理大臣は、広島原爆の日に続き 核兵器禁止条約には触れず「唯一の戦争被爆国として『核兵器のない世界』の実現に向けた国際社会の努力を、一歩一歩 着実に前に進めていくことはわが国の変わらぬ使命だ。」と述べるに止まりました。

 

また 被爆者代表として89才の方が「平和への誓い」を述べられ、その中で「被爆者が1人 また1人といなくなる中にあって『長崎を最後の被爆地に』との思いを訴え続けていく。」と決意を述べておられたのでした。

 

 

長崎市長の式辞にあったように、わが日本国は さきの大戦によって国難に陥り、その「止(とど)め」ともいうべき大被害を(原子爆弾によって)受け、その後「安全保障」という形で いかに戦争被害から国民を守るか、の議論が積み重ねられております。

しかしながら、かかる多様な社会情勢においては、今や「安全保障」は、単に 戦争から国民を守ることだけが全てでは無いと 私も強く認識するところであります。

 

現下の新型コロナウィルスの猛威は、武力による社会への影響を凌駕(りょうが)するに至っています。

現に (従前にも触れましたが)ウィルス感染により 米軍空母が機能停止に陥るなど、一発の銃弾も飛ばずして大国の軍事活動が止まる…今や 軍事兵器よりも脅威の存在になっていると言っても過言ではありません。

また、やや類(たぐい)は異なりますが、日本においては 食料自給率が未だ4割を下回っており、海外依存度が非常に高い状態…このことは ひとたび世界的な食料問題(食料危機)が起きれば、それは即ち 日本人の食生活の危機に直結するところであり、それは 言うなれば「食の安全保障問題」と言わざるを得ません。

(この〝海外依存問題〟は 図らずも「コロナ禍」における〝マスク不足問題(マスクの殆どを海外(中国)に依存していたことによる国内流通の逼迫)〟によっても顕著となりましたね)

 

 

 

・・・・・・。

長崎市への原爆投下は〝天候の気まぐれ〟であったことも伝えられています。

曇天の8月9日、たまたま米軍の爆撃手の目視に叶(かな)ってしまったことで標的にされ、大きな被害を受けることになってしまったナガサキ、そのうえでの負の歴史を経て現在に至る中「こんな被害はナガサキを最後にしてほしい。」との 被爆者の悲痛とも言える声を聞き、そのうえで 現下のコロナ禍をはじめ、さまざまな「安全保障」の必要性・重要性を再認識しなければならない。

 

 

図らずも大きな犠牲を強いられることとなってしまった 長崎の方々の悲痛な経験を無にすることのないよう、私たちは これからの「社会の安全保障」について心してゆかなければならないと 改めて思いをいたしたところであります。

 

 

 

 

 

 

 

◇跋扈(ばっこ)する「コロナ差別」

過般のニュースで、東京から青森市に帰省した人(60歳代)の自宅の玄関先に、そのこと(帰省したこと)を中傷するビラが置かれていたことが報じられ、心を痛めたところです。

 

 

 

 

ビラは7日に家の玄関先に置かれており「いい年して何を考えてるんですか?」など書かれていたとのことです。

取材に対し男性は「帰省前に 自費でPCR検査を2度受けていて、いずれも陰性だったため帰省した。こんな中傷を受けて悲しい限り。」と述べていました。

 

また これより前に、岩手県での「新型コロナウイルス感染者“第1号”」となってしまった男性の勤務先に 抗議の電話が相次いでいたことも報じられています。

この会社は 社員が感染したことを自主的に公表していましたが、そのことで社名が特定され 多くの電話やメールが100件近く寄せられたそうです。内容の大半は感染した男性を誹謗(ひぼう)中傷するようなものだったとのことです。

 

 

この手の〝コロナ差別問題〟については これまでも何度か触れていますが、一つには「恐怖の裏返し」があると思います。目に見えないウィルスが いかにも身近に迫ってきたような恐怖感に苛まれての当事者への攻撃(非難)。

そして もう一つには「排除の論理」があるのでは と。

ウィルスに感染していない自分は「善」で 感染した人は「悪」である。だから、それを懲(こ)らしめ排除するためにバッシングを行なう。そして その行為は正しいものであるという一方的な思い込みがある。

その歪んだ深層心理には、他者を攻撃することで 自分を優位に置き えも知れぬ安心感を得ようという、さもしい心理が増幅して (事例のような)心無い行為につながってしまう。

 

 

私はこれらの行為(心理)は「人の心の弱さ」の表れではないかと思います。

自分の心が弱くなるほど 不安に苛まれ、あげく「自分だけは助かりたい」と願い、そのことが排除の論理や誹謗中傷につながるのではないか。

 

しかして この社会現象は、社会構造そのものが不安定になるほど顕著になるとも思わされます。(ある事案に対して デモが起きるような)

社会(政治)が安定し、人心に不安が無ければ このような心無い行為も起きないのではないか。

すなわち 誹謗中傷・差別の発生は、そのまま「政治の不安定」を投影していると言わざるを得ません。

 

 

これ以上、地域社会の中で 人と人とが傷つけ合うような悲しいやり取りが起きることの無いよう、政治が 真に(国民が)安心できるメッセージ(政策)を打ち出し、自分のことだけでなく 他者をも思いやることのできる社会を再構築すべきである。

そう願うのは、私だけではないハズです。

 

 


夏のコロナ禍

2020-08-09 | 日記

◇コロナ禍での猛暑に、要 警戒

8月7日に「立秋」を迎え 暦のうえでは秋となった日本列島ですが、8月に入ってから ここのところ、梅雨明けが遅れた分を取り戻すかのような猛暑となっています。

列島の多くの地域で気温は30℃超えを記録し、場所によっては体温に達するところも。

この暑さは まさに健康被害レベルとなっています。

 

 

 

 

さきには 都内で「熱中症アラート」が発表され、まさに熱中症が重大な健康被害を及ぼすことに警鐘が鳴らされていました。

 

 

 

 

 

この、遅れてやってきた猛暑下において、その健康被害リスクを「コロナ禍」が増長させているのは ご案内のとおりであります。

コロナウィルス感染予防のための「マスク着用」による 体温上昇や水分不足が熱中症の引き金になること、また コロナ禍に伴い「外出が減ったこと」による 暑さ慣れ不足や体力の低下なども、暑さ(熱中症)に負けてしまうマイナス要因となっていることが定説となっています。

 

 

 

この厳しい時期、熱中症になること無く 乗り切ることができるよう、水分補給や 状況に応じてマスクを外す臨機応変さなど、適切な自己管理に努めることが求められていることは言うまでもありません。

 

 

そんな現下の状況下で 私(だけではありませんが)などが懸念するのが「熱中症」と「コロナ感染症」の〝紛らわしさ〟であります。

これまで 新型コロナウイルスについては、その初期症状として 咳やのどの痛みなどの「上気道症状(風邪の症状)」に併せて「頭痛や発熱」また「倦怠感」などの症状も その症例として挙げられています。
そして、その後者の症状(頭痛や発熱・倦怠感など)の症状が まさに熱中症にも当てはまるとのことです。

そして この〝似たような症状〟が、発症者本人はもとより、医療現場そのものを混乱に陥れていることが伝えられています。

これまで 新型コロナウィルスが無かった時期は、熱中症の症状であれば 直ちに救急搬送して処置にあたるなど 救急(消防局) → 医療現場(病院)への 速やかかつ適切な〝生命のリレー〟が行なわれたところですが、現下の「コロナ禍」においては、例えば119番通報により 頭痛や発熱・倦怠感などの症状が訴えられたとき、現場は 先ず「コロナウィルス感染症患者ではないか?」を疑ってかからなければならなくなってしまっているのです。

そして その対応の必要性は、救急・医療現場においては 大きな負担となっていることが伝えられています。

 

119番対応を行なう救急当局(消防局)は、従来であれば 一報を受け直ちに現場に飛び出していましたが、現在では「熱中症」として119番された場合でも「新型コロナウィルス」を前提として、マスクはもちろん 防護服やゴム手袋などの感染予防装備を装着して現場に駆けつけることになっています。

これは 言うまでもなく二次感染の予防~ひいては救急現場の崩壊を未然に防ぐための措置であります。

 

 

 

そのうえで 受け入れる病院側においても、単に熱中症患者としての扱いでは無く 最悪のケース(コロナ感染者)を想定したうえで、熱中症による症状なのか 新型コロナウイルス感染症を疑う症状なのか鑑別(識別)するために、血液検査や熱中症治療に平行して 新型コロナウイルス感染症対応のため、医療従事者も感染予防を徹底した上で PCR検査などの〝コロナ対応〟を行なうことが求められてくるのであります。

 

 

 

 

ここで大変なのは〝時間との戦い〟である救急搬送業務においては、業務の中に コロナ対応のための装備などの時間が要される中においても 迅速に患者の所まで駆け付け 然るべき対応をしなければならないこと…まさに二重三重の負担の中で通常業務を遅滞なく行なうを求められており、その大変さはいかばかりかと推察するところであります。

もしかしたら、現場のみなさんの方が 熱中症になってしまうのではないかと憂慮されるほどですよね。

 

そんな中 過日、沖縄県浦添市で 熱中症の119番通報の対応を巡って「熱中症かコロナ感染症か」との判断~対応の中で重大な齟齬(そご)が生じたことが伝えられましたが、私は今後 全国で似たような事例が起こるのではないかと憂慮する者の一人であり、これから残暑が厳しくなる中、それに比例するように 現場には〝新たな負担と新たな対応ニーズ〟が求められてくるのではないかと予想せざるを得ないところです。

 

いずれにしても、コロナ禍に猛暑が加わり 私たちの社会生活そのものも厳しさを増してきております。

一人ひとりが、熱中症対策として 水分補給などの自衛措置を怠りなく行なうと同時に、コロナ対策として 手洗いや3密回避、また適切なマスク使用などの、こちらも自衛に努めることで、この厳しい残暑を乗り切ってゆきたいものであります。

 

 

ところで…これは 半分〝愚痴〟になるところですが、確か 5月くらいの段階で、複数の識者が「新型コロナウィルスは、暑さと紫外線に弱いので 夏になれば感染の勢いは弱まる。」って言ってなかったでしたっけ?私は確かに聞いた覚えがあります。

それが どうです。夏になって収まるどころか〝第二波〟の襲来ですヨ。

 

話しが違う!と思っているのは、私だけでなないハズです。

 


長野市議会8月臨時会 / 推し店プラチナチケット始動

2020-08-08 | 日記

8/8 Fri.

 

この日「長野市議会 令和2年臨時会」が招集され、予算総額57億3,555万円の臨時補正予算案を中心にした議案や専決処分・報告事項について審査・議決・承認が行なわれました。

 

 

 

 

この日、主たる議案として提出されたのが「長野市プレミアム付き商品券~ながのビッグプレミアム商品券~」です。

 

 

 

これは、新型コロナウィルス禍により落ち込んだ 長野市の社会経済を再び活性化につなげるため、市民向けに発行する「特典付き商品券」です。

 

 

 

この手の〝商品券事業〟については、さきに『推し店プラチナチケット事業』として、市民が個店さんの応援を兼ねて 商品券を購入した店で消費活動を行なっていただく新事業が実施されることになっております。

 

 

 

 

そのうえで 今議会に上程された『ながのビッグプレミアム商品券』は、いわば〝第二弾〟として発行されるものであります。

 

さきの『推し店プラチナチケット事業』は、商品券の使用を発行した店に限定することにより、市民の人たちが コロナ禍で疲弊した常連店さんを支援することを主目的に据えて実施されるところですが、今回の『ながのビッグプレミアム商品券事業』は (商品券が)使用できる店を限定せず(後日募集/若干の制限アリ)、広く市民のみなさんに(商品券を活用して)消費行動を高めて(広めて)いただこうというものです。

事業(メニュー)の概要は下記のとおり。

・購入できるのは、長野市に住民票のある方。

・商品券の種類 → ① 購入金額¥10,000で、¥15,000 使用できるもの

         ② 購入金額¥5,000で、¥7,500 使用できるもの の2種類

         ※ 但し、総額の一部は、市内の中小店舗に使用を限定

・購入金額には上限があります → 上限10万円

・申込期間 → 令和2年 10/1 ~ 10/31

・利用期間 → 令和2年 12/1 ~ 令和3年 3/31

・利用できる店舗 → 9月に募集・応募した市内の店舗の全て

 

 

 

 

今回の事業を初め、ここのところ 長野市が打ち出した〝商品券事業〟は、いわば 加藤市政の、コロナ禍に立ち向かう積極姿勢の表れと観測できます。

列島全体が 新型ウィルスに翻弄され、疲弊を余儀なくされる中、で あるからこそ下を向かず、みんなで前を向いて歩んでゆこう。そのために市は 事業を通じて市民の元気(経済活動)を支援してゆきたい。

 

 

第一弾『推し店プラチナチケット事業』は、当初の予定を大きく上回る 個店さんからの申し込みがあり、今後の(チケットの)活用に期待が寄せられています。

そのうえで この日上程された『ながのビッグプレミアム商品券事業』においても、多くの市民の方々に活用していただき、長野市経済のさらなる向上に資されることを期待いたすところです。

 

 

但し 後の議案審査(討論)の場で、無所属のK議員から「この手の事業は、経済的に余裕のある人が利用できるもので、生活困窮に喘(あえ)ぐ人たちは その原資にすら手が出ない。不公平感が拭えない事業だ。」との反対討論が出され、私自身 その視点は重要であると認識させられました。

この事業の利点は認めつつ、一方で コロナ禍の中で困窮する方々が遍在していることも常に心に留め、伸ばすとことは伸ばす・救うべきところは救う との〝多面的行政〟が肝要であることを再認識いたしたところです。

 

 

 

なお 併せてこの日は、公共料金のキャッシュレス払いを推進するための事業が上程され、私は 建設企業委員会の場で「水道料金・下水道使用料キャッシュレス決済導入事業」の予算(システム改修費)について審査に臨みました。

 

 

 

 

これは、社会に浸透しつつある「キャッシュレス払い」を 公共事業にも導入しようというもので、いわば 居ながらにして公共料金等の支払いを行なうことができる〝便利ツール〟と申せます。

この議案の審査(建設企業委員会)にあたり、私の方からは「(キャッシュレス決済の)市民の利便性向上を進めることの中に「収納率の向上」の視点を盛り込み、手軽に支払える=不払い・延滞の防止 につなげることに努めるべき」との意見を述べさせていただきました。

 

 

その他の歳出事項として、

・新型コロナウィルス感染症対策資金(貸付)利子補給金事業 (3,872万4千円)

・新型コロナウィルス 制度融資保証料交付金事業 (3億9,967万7千円)

・南長野運動公園体育館空調設備整備事業 (1億3,500万円)

・ながの文化芸術応援事業 (2,303万5千円)

・教育ネットワーク強靱化事業 (6,568万円)

・職員テレワーク環境整備事業 (2,775万3千円)

・庁内キャッシュレス決済導入事業

  証明書発行手数料・施設使用料・市税および各種保険料の支払い (3,168万1千円)

・災害弔慰金 (2,000万円)

が 上程され、可決成立しました。

 

 

令和2年度も折り返し点に近づき 相変わらず厳しい社会情勢ではありますが、さまざまな取り組みを経て、少しでも長野市(市民)が元気になれるよう 私の立場でも活動を重ねてゆきたいを思いをいたしたところであります。

 

 

 

 

◇『推し店プラチナチケット事業』が始動しています。

この日の午後、近所の理容店さんから「クラちゃん『推し店プラチナチケット事業』の機材が届いて、さっそく活用が始まっているよ!」との一報をいただきましたので〝取材〟に足を運びました。

 

 

 

こちらの理髪店さん、私のブログの愛読者?でもおられます。

そんな中、私の記事から『推し店プラチナチケット事業』の情報をキャッチし、今回 その取扱店として 名乗りを挙げられたのでした。

 

店の入り口には さっそく「推し店(チケット)使えます」のポスターが掲示してありました。

 

 

 

 

店内にも、保健所発行の「新型コロナウィルス対策ポスター」に並んで「推し店ポスター」が掲示されており、チケット取り扱いの第一条件である「コロナ対策」がシッカリと講じられていることがアピールされていました。

 

 

 

 

オーナーさんによると、機材が届いたこの日 さっそく購入の申し込みがあり、この日だけで10冊近いチケット(冊)が販売されたとのことです。

 

 

 

 

そして そのいずれのお客さんも、この日 購入したチケットを理髪代金の支払いに充て、残った分は 一旦持ち帰ったうえで、また髪が伸びた頃に持参され 理髪代の足しにされるとのことでした。

この日だけで数十枚のチケットが〝消費〟されたことから、日々の整理を欠かさないようお願いいたしたところです。

 

 

 

 

私が伺ったときには、店内には まだお客さんがいらっしゃいました。

 

 

 

こちらのお客さんも、精算時に このお得なチケットの話しを聞いて「ほいじゃ、オレも2冊いただいてくワ。」と言いながら「これで今年は このチケットだけで(理髪が)済むな。また来ます。」と笑顔を残してゆかれました。

 

 

 

 

(既に 何度か触れていますが)この事業は、実質的には お客さんに大きなメリットがあり、個店さんには (補助金などの)いわゆる直接的な実入り〟にはつながりません。

しかし、チケットを購入した人は、また 必ず来店してくれます。

個店さんにおかれては、そんな「顧客のつなぎとめ」を最大のメリットと捉えていただき、さらなる顧客サービスに活用していただければと思うところです。

 

これから年末に向け『推し店プラチナチケット』を通じて、市内経済に活気が生まれることを期待するばかりであります。


原爆の日に思う / 危険交差点

2020-08-06 | 日記

8/6 Thu.

 

◇広島原爆記念日に思う

8月6日は、第二次世界大戦末期に 広島市に原子爆弾が投下された日です。

この日は あの日から75年を迎え、被爆地・広島市では 犠牲者を追悼するとともに、「核兵器のない平和な世界」の実現を願う被爆者の訴えを国内外に発信する「平和記念(祈念)式典」が行なわれたことが報じられました。

 

 

 

 

会場の「平和公園」には 安倍総理大臣のほか、83の国の代表などが参列しましたが、今年は新型コロナウイルスの感染防止のため 一般の参列者席が設けられず、参列者は例年の1割に満たない780人余に止(とど)まったとのことです。

式典では この1年に死亡が確認された人、合わせて4,943人の名前が書き加えられた 32万4,129人の「原爆死没者名簿」が原爆慰霊碑に納められ、原爆投下の午前8時15分に参列者全員で黙とうを捧げました。

 

 

 

 

広島市長は『平和宣言』の中で「日本政府には 核保有国と非核保有国の橋渡し役をしっかりと果たすためにも、被爆者の思いを誠実に受け止めて核兵器禁止条約の締約国になり、唯一の戦争被爆国として 世界中の人々が被爆地ヒロシマの心に共感し連帯するよう訴えてもらいたい。」と述べ、政府に条約への参加を求めました。

これに対し 安倍総理大臣は「核軍縮をめぐり立場の異なる国々の橋渡しに努め、各国の対話や行動を粘り強く促すことによって 核兵器のない世界の実現に向けた国際社会の取り組みをリードしていく。」と述べたものの、核兵器禁止条約について触れることはありませんでした。

 

また この日は、国連の グテーレス事務総長がビデオメッセージを寄せ「核のない世界は われわれの手からすり抜け、さらに遠のいていくように見える。対立や不信感、対話の欠如により、世界が無制限な核競争の再発の脅威にさらされている。」と指摘、そのうえで「意図的なものや誤算によって核兵器が使用されるリスクは非常に高く、このような傾向が続くことは許されない。核兵器の危険を完全に排除する唯一の方法は、核兵器を完全に排除することだ。核兵器禁止条約の発効を心待ちにしている。」と述べました。

さらに「若者たちは重要な役割を担っている。彼らの考えに耳を傾け、声を聞く場を作るべきだ。」と述べ、核兵器に対するさまざまな情報を若い世代に伝える重要性を示しました。

 

広島への原爆投下の史実については、生存した被爆者の方々が「語り部」として 現地を訪れた人に、当時の凄惨な状況を体験者として生々しく伝えることで、核兵器の恐ろしさと戦争の無意味さを後世につなげる役割を担われています。

しかし 戦後75年を迎え、かかる被爆者の方々も高齢化を余儀なくれされ「私たちの寿命が先か、(日本の)非核化が先か。」とさえ話されているとのことです。

 

世界の核軍縮を巡っては、核保有国が核兵器の近代化を進め非核保有国との対立が深まるなど 核兵器廃絶に向けては、私たちが求めるものとは逆行していると言わざるを得ません。

3年前に国連で採択された「核兵器禁止条約」は現在の批准国が40ヶ国で、発効に必要な50ヶ国には遠く及ばず。肝心の 唯一の被爆国である わが国でさえ 批准書にサインしておりません。

その陰(かげ)には「日米同盟(安全保障条約)」があります。

今や、日米関係は〝蜜月〟ともいえる友好関係にあります。かつては戦火を交える中で憎しみ合い 互いに多くの血を流し、結果「原爆」という最終手段を用いて さらに多くの日本人の生命を奪うことになった史実も今は昔…今や 日本は〝かつての敵国〟アメリカによる「核の傘」によって守られる立場に至っています。

こんな顛末(現在の日米関係)を、祖国を思い戦禍に散った かつての日本兵は想像したでありましょうか。

 

私たちは、広島原爆投下により生命を奪われた32万人余の方々をはじめ、さきの大戦で戦死した300万人余の方々の尊い生命を無にすることのないよう、これからも 非戦・非核の声を上げ続けなければならないと存じます。

そのことは、歴史を遡(さかのぼ)る中で 英霊の御霊(みたま)に応えることになると同時に、今を生きる私たちのみならず、次代を生きる子や孫の時代においても「平和社会」が維持されるための礎(いしずえ)となる。それを改めて自覚しながら これからを生きてゆきたいと強く思う一人であります。

 

 

 

 

 

 

 

◇不測の「危険交差点」懸念が現実のものに

中心市街地に〝新たな道路〟が開通し、そのことにより利便性は向上したものの 新たな〝危険の火種〟となっていることが問題となってしまっています。

去る6月1日、市の中心市街地(中央通り)にある「問御所町」信号から 長野大通りにある「上千歳町」信号までを東西に直結させる『県庁緑町線』が開通しました。(画像の中のマーク周辺)

 

 

 

この道路の開通で 長野県庁と長野大通りが一直線で結ばれることになり、利便性は向上することになったのですが、その一方で〝不測の危険箇所〟が発生することになってしまっています。

 

 

 

と いうのも、この東西の道路が開通する以前は、昭和通りと権堂を結ぶ〝南北道路〟が優先(道路)で、東西を走る車両は(行き止まり/丁字路)により一時停止することになっていました。

ところが、県庁緑町線の開通により、東西の道路が優先となり、今まで止まらずに走り抜けることができた〝南北方向〟が一時停止しなければならなくなったのであります。(画像は南北方向)

 

 

 

このことについては、一般的には 道路交通法に基づき 止まるべき側が止まればイイ話しなのですが、ここで問題になっているのが、永年に亘り〝南北優先〟が身に染みついてしまっている市民ドライバーの人たちが「東西方向が優先・南北方向は止まれ」の〝新ルール〟を把握し切らないままに現場(交差点)に進入、結果、(南北の)一時停止を無視して交差点を突っ切ってしまう事案が散見されてしまうのです。(画像は東西方向)

 

 

 

 

私自身、この道路が開通した直後から この交差点の〝隠れた危険〟を感じ取り、さきの議会の委員会(建設企業委員会)で指摘、万が一の事故が発生することのないよう 注意喚起を行なうべきことを意見してまいりました。

それらを踏まえ、市(建設部監理課)においては 公安の「止まれ」標示とは別に 注意喚起看板を設置したところですが…。

 

 

 

 

残念ながら、私(たち)の懸念は現実のものとなり、その後も この交差点では「出会い頭事故」が多発する事態になっているようです。

 

その後 かかる実態は、ローカルTV局で〝魔の交差点〟として特集されていたのでした。

 

 

 

 

きっかけは、かかる交差点における 車 対 車 の物損事故。

 

 

 

道路を北に向かう 市内在住のベテランドライバーが、過去の経験値のままに 一時停止しないで交差点に進入、東西を走行する車両と衝突してしまったのです。

 

 

 

 

また 別の日には、今度は南に向かうバイクが一時停止で止まらず直進、東西方向に走る軽自動車と衝突するなど、これまで 少なくとも3件、同じような事故が続いているとのことです。

 

 

 

 

この事態に対し、住民からは信号機の設置など対策を求める声が上がりましたが、それを所管する長野県警察は この交差点の直近に「鍋屋田小学校信号」があることなどを理由に「さらに新たな信号の設置は難しい。」と判断していることが伝えられていました。

 

 

 

 

 

 

しかしながら 市としては現状を看過できないことから、近いうちに「カーブミラー」を設置することにしております。

 

 

 

 

現在 この交差点には、警察官が立って指導に当たっていることを現認しておりますが、未だに多くのドライバーが 昔の〝慣れ〟のままにハンドルを握る中「〝優先〟が逆転した状況」を把握し切れていないようであります。

 

読者のみなさんにおかれましても、もし かかる交差点付近を通行されるようでしたら「今までとは違う」ことを再認識していただき、不測の事故に遭わないよう 充分に注意してくださるよう お願いいたします。

 

特に、南北方向を通行の際の「一時停止」は勿論(もちろん)のこと、東西(優先)を通行する際にも、かかる交差点については〝一時不停止で(交差点に)突っ込んでくるクルマがいる可能性〟を視野に「~かもしれない運転」に心がけていただきたい と思うところです。

 

(写真と文は無関係)

 

 


『推し店プラチナチケット事業』 取扱店公開 / 「明日」へのミーティング

2020-08-06 | 日記

8/5 Wed.

 

◇『推し店プラチナチケット事業』スタートを控え、取扱店の公表などが行なわれています

新型コロナウィルス禍により 客足が遠のいてしまった個店さんを支援するため、長野市が行なう 期間限定のスポット事業『推し店プラチナチケット事業』のスタートを目前に控え、取扱店の公開など 具体的情報が(長野市から)示されています。

 

 

 

 

この事業の中身については (既に何度か紹介させていただいておりますが)長野市が ¥5,000利用できるチケットを希望する個店さんに無料で配布(受付は既に終了)し、各店がそれを¥3,000で消費者(常連さん・新規客さん)に販売、市は 差額(プレミア分)の1冊¥2,000×販売冊数分を補助するものです。

 

長野市によると、この事業については 当初は周知不足もあり、発行予定の13万冊に対し 取扱申込みが低調であったとのこと。

ところがその後、この事業の〝真の狙い(目的)〟が 正しく理解されたのでしょう、周知期間の後半になって申込みが急増、最終的には予定冊数を大きく上回る申込みがあり、長野市はウレシイ悲鳴を上げることとなったそうです。

この好反応に対し 市は、当初は発行冊数の〝間引き〟なども画策しておりましたが 私などは折に触れて「せっかく多くの申込みがあるのなら、間引くことなどせずに増刷すればイイ。」と具申していたのですが、どうやら 多方面からも同様の声が挙がったらしく、最終的に(市は) 個店さんのご意向を踏まえ増刷することとなったことが報告されていました。

 

チケットは、今週末を目処に 申込んだ個店さんに送付されます。

それを受けた個店さんは、届いたチケットの全てのページに ゴム印などで「ウチの店(推し店)」が判るよう表記していただき、その後 各店の顧客さんに販売 → 活用していただきます。

 

 

 

 

長野市から送付される機材の中には、期間中 店舗に掲示するポスターも同封されてきます。

 

 

 

 

この事業のポイントは「チケット販売・活用を〝次につなげる〟」もの。一見すると、チケットに付与した¥2,000のプレミア分は 消費者にとってはお得ですが、店にとっては おまけ分を市が補填するだけのことなので、プラスαの〝補助金のような旨味(うまみ)〟はありません。

しかし もう一方では、顧客の立場に立って考えてみると 違う「価値観」が見出されます。

先ずは 市の補助金を活用して、消費者(顧客さん)に「お得感」を享受していただくこと。「あの店に行ったら、¥2,000分 得をした。」と感じていただくことです。

そのうえで「得した分、もう一度 あの店に行こう。行って、得した分も含めて もう一度消費してみよう。」と思い、実際に消費行動を興していただくことです。

そして その間には、個店さんにおいては 改めての来店を感謝すると同時に、自分の店の魅力を再アピールするなどして さらなる〝つなぎ止め〟の努力を図り、一旦は遠のいた客足の復活を図る。

片や 常連さんにおいては、¥2,000もの「おまけ」を甘受したうえで 行きつけの店を応援することができ、それはまさに〝常連冥利〟というところではないか。

中には、プラチナチケットの取り扱いを聞いた〝新規のお客さん〟も来るかもしれません。個店さんにおいては、そんな ご新規さんにも気を配ることで〝新たな顧客獲得〟が図れるかもしれないのです。

 

 

 

 

このように『推し店プラチナチケット事業』は、単に〝お客さんが¥2,000得した〟だけの範疇(はんちゅう)ではない〝その先〟を見越した事業であることを含み置いたうえで活用されることが 大いに期待されており、取り扱い募集期間の後半になって、その〝真の狙い(目的)〟が 正しく理解されるに至りました。

個店さんにおいては、1円も「腹」は痛まないとはいえ、チケットを¥3,000で売るだけではメリットは無いことを踏まえ、それ(販売したチケット)を顧客さんに使い切っていただくこと、そして 二度三度と足を運んでもらい、それ以降の継続的な消費行動につなげてこそ「真の事業メリット」となることをご理解いただき、事業を活用してくださるよう ご期待いたすところであります。

 

 

なお 長野市のホームページには、諸注意に併せて「取扱店の一覧表」が公開されています。

野市ホームページの中の「使えるお店を調べる」のサイトをクリックすると、市域内をエリアごとに分けた中、業種別に個店さんが紹介されています(8月1日現在)。

 

 

 

長野駅周辺を筆頭に、長野市域をいくつかのエリアに分け ジャンルごとに掲載されています。

 

 

 

横罫にエリアが示され、

 

 

 

縦罫にジャンルが示され、その欄の中に 個店さんの店名・住所・電話番号・営業内容が掲載されています。

飲食業あり サービス業あり…長野市内で販売などの生業を営む あらゆジャンルの店舗が軒(のき)を並べておられ、多彩なバリエーションとなっています。

 

 

 

『推し店プラチナチケット事業』取扱店 一覧(pdf様式)

            ⇓

https://www.city.nagano.nagano.jp/uploaded/attachment/347318.pdf

 

 

 

 

市民のみなさんにおかれては、先ずは行きつけの個店さんを支援するために、さらには この機会に(各々の目的に応じて)新たな個店さんを〝開拓〟していただき、¥3,000購入で¥5,000分が使える〝お得感〟を満喫していただければと存じます。

 

なお チケットは、購入した その日から使えます。

例えば A店さんで¥4,000の買い物をする際「プレミアムチケット」を¥3,000で買い、その日の買い物をチケットで支払えば、即座に¥1,000の実質割引を得ることができます。

で、残りの¥1,000分は 次の機会に再び同店に足を運んでいただき、引き続き(12月31日の期限までに)消費していただくことになります。

 

また、購入には制限はありません。一人で何冊買ってもいい事業になっています。

但し、(公平性を担保するため)個店さんの判断で「お一人様△冊まで」と 適切に制限する場合には、そのお店のルールに準じて購入してください。

 

なお、諸条件により チケットで購入できない商品や、取り扱いについて若干の制限もありますので、詳しくは 長野市のホームページを参照してください。

 

『推し店プラチナチケット事業』長野市HP

          ⇓

https://www.city.nagano.nagano.jp/site/covid19-joho/454590.html

 

 

 

いずれにしても、現時点で言えることは「めっちゃ お得!」ということであります。

「買わなきゃ損・使わなきゃ損」の価値観をもって〝積極購入・積極消費〟していただきますよう 私の立場でもご推奨させていただくところです。

そのうえで(これが肝心なのですが)みんなの力(消費)で 長野市が 再び元気な街(まち)になれるよう、力強いご協力を 切にお願い申し上げるところであります。

 

 

 

なお 長野市においては〝チケット事業第2弾〟として『ながのビッグプレミアム商品券事業』を実施します。

来る8/7招集の「長野市8月臨時市議会」で議案として上程され、可決・成立の後に正式発表となります。

本ブログでも 順次ご紹介してまいりますので 併せてご期待ください。

 

 

 

 

 

 

◇「明日」に向けたミーティング 3題

この日 図らずも、さまざまなジャンルにおける 3つの「ミーティング」に参加することとなり、それぞれに認識を新たにいたしました。

 

 

【Vol.1】 障がい者(知的・精神障がい者)支援における諸問題に取り組むためのミーティング

ブレーンのMくんが、永年に亘り(知的・精神)障がい者支援に取り組む中で、当事者の方々と良好な人間関係を構築すると同時に、現場(障がい者支援施設等)における諸問題に気づくこととなり、そんな中 ある障がい者の親族が抱いた〝誤解〟をキッカケに、これまでの諸問題を改めて整理し「単なる告発に止(とど)まらず、障がい者支援の「明日」にプラスになるような〝提起〟を行なおう。」ということになりました。

この取り組みについては、先ずは 永年に亘る長野市の福祉事業の〝膿(うみ)〟を出すことが求められることから、何というか 一筋縄ではゆかない作業になることが想定されますが、幸い、Mくんを中心に「心ある人たち」が賛同してくださるそうですので、私の その「チーム」の一員として、長野市の福祉事業に対し いたずらな対決姿勢では無く、あくまで これからの障がい者福祉事業が適正に行なわれるものになるよう、まさに適切な提言を行なってまいりたいと思うところです。

 

 

【Vol.2】 川中島エリアの「まちづくり」に向けた活動の〝リ・スタート〟を提言

かねてより 川中島地区住民自治協議会の懸案であり、具体化に向けて取り組みが始まっている「都市計画道路川中島幹線の北部延伸と、それに付随する まちづくり」について、この頃、関係地区の自治会から出された公民館建設の要望と それに応える民間事業者の事業計画に、前述の住自協の取り組みがリンクする好機が訪れたことから、関係者が住自協事務局に一同に会し 今後の取り組みについて意見交換を行なうと共に、合意点を見出すこととなりました。

 

当該の「都市計画道路川中島幹線」を初め これからの「まちづくり」については、公的な行財政運営が厳しさを増す中、スピード感をもって(計画を)具体化するためには「民間活力」が欠かせない要件になっており、さらに言えば その計画の通底には「住民の〝意思表示〟」が非常に重要になっています。

そして この(住民による〝意思表示〟の)考えは、まさに 地域の「明日」を占う新たな思考であり、そういう点において 川中島地区の住民自治協議会が中枢を成し、そこに民間力が融合して進められる「都市計画道路川中島幹線の北部延伸」に向けた取り組みは、全国に先駆けた好事例となることが期待されます。

この日のミーティングを通じて、今後 (コロナ禍の影響もある中で)少人数で キメ細かい「ワークショップ」を実施してゆくこと、その取り組みは 川中島地区住自協の「公認」をもって行なうことが確認されました。

 

単なる道路延伸ではない、私たちの子や孫の世代に「良かった」と言ってもらえるような「まちづくり」を具体化することが求められています。

 

 

【Vol.3】 少年スポーツの育成に賭ける思いを支援

これまで 地域の少年野球チームの監督をされていた Mさんが、一念発起の末に「公益財団法人 日本スポーツ公認コーチ」のライセンスを取得し、今後、単なるムラの子ども野球の範疇(はんちゅう)を超え、スポーツを通じて フィジカル(技量)に止まらず、メンタル(精神鍛錬・情操育成)の面でも 健全な青少年を育成したいとの構想を拝聴し、今後の 彼の取り組みについて支援を約束させていただきました。

コロナ禍の、さまざまな面で制約を余儀なくされている中、で あるからこそ、青少年(少女)の健全育成の大切さが再認識されるようになっており、Mさんは それら総合的な(子どもたちの)成長を支援するべく、先ずは公認資格を取って 本格的に活動展開してゆきたいとのことです。

私としても その意気に大いに賛同し、今後 さまざま面で情報交換を重ねてゆくことで一致しました。

 

 

さまざまなジャンルで、それぞれの思いをもって「明日」に向けて全力を尽くす方々が居られる。

私の立場でも それぞれに 精一杯支援してゆきたい と、私なりに 思いをいたしたところであります。