7月21日、長野市域で新たに3件(市1145~1147例目)の新型コロナウィルス陽性感染者の発生が報告されました。
その概要は下記のとおりです。
・市(1145例目)/60歳男性(軽症)
時 系 列 7月19日/発熱・倦怠感⇒20日/検査⇒入院調整中
感染経路 市1140例目の同居者
濃厚接触者 同居者2名
・市(1146例目)/10歳未満男児(軽症)
時 系 列 7月18日/発熱⇒19日/検査⇒20日/入院調整中
感染経路 県外陽性者の濃厚接触者
濃厚接触者 同居者2名
・市(1147例目)/50歳代女性(軽症)
時 系 列 7月17日/発熱・咳など⇒19日/検査⇒20日/入院調整中
感染経路 県5070例目の濃厚接触者
濃厚接触者 同居者2名 同居以外の1名
列島は 梅雨明けを待っていたかのように猛暑日が続くこととなり、ここ長野市も「内陸性気候」の影響を受けるせいか 全国屈指の〝暑いまち〟となっています。
そんな状況下、私たちは 再び「コロナ対策⇔熱中症対策」…今の時流でいえば〝二刀流〟での健康被害防止に努めなければならない季節を迎えることとなりました。
コロナ禍から約2年…昨年も〝マスクの夏〟を経験したところですが、ひょっとしたら今年の夏は 昨年以上に厳しい暑さとなるのでは…と思わされるような暑さを実感する者の一人です。
この〝コロナ禍での夏〟で難儀とされるのが「コロナ感染症と熱中症の紛(まぎ)らわしさ」であることは ご案内のとおりであります。
(2020年の記事)
コロナ感染症も熱中症も 同じような「熱感」の症状が顕著で、当の本人はもとより 消防や医療関係者においても、その判断を下しにく状況となるもの…例えば救急搬送ひとつ取っても対応が大きく異なることになるのは難儀このうえないところでありましょう。
そのうえで私たちは、コロナ対策の基本行動を順守すると同時に 熱中症対策も怠りなく行なうべきことを互いに心掛けたいところです。
特に高年齢者については、長い人生の中での生活習慣などにより 昨今の〝高気温の夏〟に対応し切れない面もあり、注意が必要と思います。
実はウチも、こないだ実家に立ち寄ったら 30℃をゆうに超える室内で、オフクロがフウフウ言いながらウチワを扇(あお)いでおり、慌ててクーラーを作動させて難を逃れたことがあったのです。
オフクロは「クーラーは身体に良くないし電気代がかかる。」と真顔で話していたのですが、それを聞いて「これって 高年齢者が〝宅内熱中症〟に陥る典型的なパターンじゃん…」と実感したものでした。
いざクーラーを入れると、さすがのオフクロも その快適さを実感したようなので、せめて日中の(高温の)ピーク時間帯くらいはクーラー使ってよと懇願?し、どうにか納得してもらったところです。
〝コロナ禍の夏〟においては、マスク装着により体内に熱の籠(こも)る状態や、やはりマスク装着に伴い 喉の渇きを感じずに水分不足に陥るなどの弊害が取り沙汰されていますが、いずれにしても ときに相矛盾する〝真夏の自己防衛〟について、一人ひとりが改めて注意喚起に努めるべきことを実感させられるところです。