プロ家庭菜園家のやさい畑日記 ~相模原 清水農園~

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人参のβカロテンあることをしないと、ほとんど吸収されません

2015年03月05日 | 過去の記事

人参の鮮やかなオレンジ色はβカロテン。
人参と言えばβカロテンと言うくらい、広く知られている栄養素ですが、ひと手間加えないと体内で吸収されることなく、そのほとんどが体外へ排泄されてしまうらしいんです。
せっかく一生懸命食べてるのに、吸収されないのはもったいないので、勉強しときましょう☆




βカロテンはプロビタミンAと言い、体内でビタミンAに変わり、呼吸器や鼻の粘膜の保護、強い抗酸化作用で悪玉コレステロールの酸化を抑え、がん予防に活躍すると言われています。

実はこのβカロテンは油溶性と言って、油に溶けやすく、水に溶けにくい性質があります。
そのためなのか、生のままの人参を食べても、体内には10%以下しか吸収されず、ほとんどそのまま外へ出てしまうそうなのです。
それに対し、油で炒めたり、揚げたりして、成分を油に溶かしてあげると、体内での吸収力が70%程度まで上がります。

ですから、人参のβカロテンを取り入れたいときは、天ぷらや炒め物、きんぴらなどにするのが良いようです。
スープにする時も、煮る前に軽くオリーブ油など質の良い油で炒め、その油ごとスープでいただくようにすると、良いと思います。


それを踏まえて、前から気になってるんですが、
「βカロテン」と大書きされた野菜ジュースを見かけるんですけど、あれは吸収されやすい形になってるんですかね・・・。







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