玉ねぎを食べると、血液がサラサラになると言われていますが、押さえておくべき知識がないと、サラサラ効果を十分に発揮できないことがあるようです。
玉ねぎの血液サラサラ効果を最大化するメカニズムがあるんです。
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玉ねぎを生で食べると、辛味を感じると思いますが、これは硫化アリルと言う辛味成分。
この硫化アリルが玉ねぎ自身の酵素で分解されると、血液をサラサラにする物質に変わると言われています。
酵素は普段、細胞壁の中で眠っているのですが、一たび細胞壁が破れて空気に触れると、酵素が活性化されて硫化アリルを分解し始めます。
ただ、この酵素は熱に弱いので、十分に分解が終わる前に熱を加えてしまうと、分解が止まって血液サラサラ効果が十分得られません。
硫化アリルも水に溶けやすいので、分解される前に水にさらすと、やはり血液サラサラ効果が得られなくなってしまいます。
NHKの「ためしてガッテン!」によると、酵素が硫化アリルを分解して十分な血液サラサラ部室を作りだすまでの時間は15分と言うことです。つまり、玉ねぎをカットしたら15分そのまま置いておくこと。
それと、酵素を沢山働かせるためには、細胞をできるだけたくさん破った方がいいので、カットの仕方は、ごく薄切りか、みじん切りにするとようでしょう。
この血液サラサラ物質は、熱に強いので、加熱調理しても効果があります。