My Home Town(旧風力発電と子育て日記)

観光と風力発電と子育ての日記です。

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地方版総合戦略 その3(稼ぐ)

2015-07-05 20:13:25 | その他の仕事
移住誘致は人数「量」ではなくてどんな人に移住してほしい
のかという言わば「質」という切り口で考えた方が良いと思う。

自分は地方版総合戦略策定のキーワードは「稼ぐ」だと考えて
いる。行政サービスの質をある程度維持していくためには町と
してどのように「稼ぐ」かという問題と、住民や移住者が生活
していくために「稼ぐ」という二つの「稼ぐ」について考える
必要がある。

町として「稼ぐ」という点ではこれはもう「観光」しか有り得
ない。これについてはまた別途考えたい。
もう一点の個人として「稼ぐ」とういうことについては、これ
を移住誘致と結びつけるべきだと思うのだがどうだろう。
当町は人口は1.3万人しかいないが、宿泊者は年案84万人(泊)
いる。ところが飲食、小売、卸といった業種がこの規模の割に
非常に弱い。つまり新規参入の余地があるということだ。

大きな企業の誘致が難しい以上、小さな経済を自分で回すことの
できる自営業に挑戦する人を応援するべきだし、移住して飲食店
などを開業したいというような人は更に優遇するべきだろう。つ
まり、移住と開業をセットで考えてくれる人を最優先に考えるよ
うにしたい。

少し想像して欲しいのだが、町内にいくつか元気で個性的な店が
できたら街の雰囲気は凄く変わるのではないだろうか。別荘地に
20人の人が移住してくるより、1つ元気な新しい店ができた方が
ずっと地域活性化の原動力になるように思う。
こう書くと別荘地への移住者を歓迎しないのか?とか言う人が出
てきそうだが、ここで言いたいのは全体を底上げするような施策
をとるだけの余裕はもはや行政には無いし、そういうやり方では
他の自治体と差別化を図るのは難しいということだ。

いずれにしても地域活性化といのは総じて経済(稼ぐ)にはどう
したら良いのか?という問題に行き着くはずなので、そこから目
を逸らしてきれいごとばかり言っても何も始まらないと思う。

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