My Home Town(旧風力発電と子育て日記)

観光と風力発電と子育ての日記です。

当日記の内容については風車ファン以外の無断での転載転用を固くお断りします。

寿都町のチャレンジ

2010-01-02 15:47:06 | 風車日記
新エネルギーへの取り組みは将来に対するチャレンジです。
チャレンジしているのは北海道の寿都町です。

以下、読売新聞の記事です。

『札幌から西へ約3時間、日本海沿いに車を走らせると、入り組んだ湾越し
に風車が現れる。その数8基。「風のまち」北海道寿都(すっつ)町に到着し
たことがすぐに分かる。

 町では年間を通じて風が吹く。とりわけ春から夏にかけては、太平洋側か
ら日本海に向かって山あいを縫うように吹く強風「寿都のだし風」に見舞わ
れる。

 山あいの1基を合わせ、計9基ある風力発電所の総出力は約1万2000
キロ・ワット。市町村が行う風力発電事業としては国内最大級の規模を誇る。

 町の風力発電の歴史は1989年にさかのぼる。中学校に電力を供給する
目的で出力82・5キロ・ワットの発電所(現在は廃止)を設置した。自治
体の風力発電としては全国初の施設として注目を集めたが、風を常時、効果
的に受けられる場所ではなかったため、採算割れとなった。

 それでも「風は町の大切な資源。発想自体は悪くないはず」とあきらめな
かったのが、当時は町職員だった片岡春雄町長。99年に出力230キロ・
ワットの発電所建設に携わり、2001年に町長となった後も風車の増設を
進めた。現在、風で生み出した電気は北海道電力などに売却しており、売電
益は年間7500万~8000万円に及ぶ。

 風がもたらす富は、町の活性化事業に充てている。その一つが、磯焼けに
よって海藻が減り、やせてしまった寿都湾を再び豊かな海に再生するための
藻場作り。海に栄養分を供給する山の植樹にも収益をあてがう。

 町はさらに、11年の完成を目指して2基の風力発電所増設を計画してい
る。片岡町長は「総出力を最低でも2万キロ・ワット、できれば3万キロ・
ワットに高めたい。そうすれば、町への還元も目に見える形で表れ、町民の
風への意識はさらに高まるだろう」と話している。』 以上、転載終わり。


信念をもって取り組んでいるようです。
批判屋には決して真似できません。「志」が違います。

エネルコンの風車ですが、日立エンジニアリングの仕事だったと思います。
日立エンジニアリングは年4回の点検を希望したようですが、最終的に、
故障対応を含めた包括的な保守形態に落ち着いています。高額な部品交換
は別にして、定期点検に故障した際の復旧費用を上乗せして契約することに
より、予算が無くて修理できずに風車を止めておくという事態を防ごうと
いうことだと思います。

がんばってください。