陶の詩

趣味の世界を極めたい!

金子みすず童謡集より

2007-08-06 15:39:56 | 映画・劇・本
「木」 

お花がちって
実がうれて、

その実が落ちて
葉が落ちて、

それから芽が出て
花がさく。

そうして何べん
まわったら、
この木はご用が
すむかしら。



セントラルパークにて




「木」

小鳥は
こえだのてっぺんに、
こどもは
こかげのぶらんこに、
小ちゃな葉っぱは
芽の中に。

あの木は、
あの木は、
うれしかろ。


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4 コメント

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みすヾの詩 (やまぼうし)
2007-08-08 03:23:53
物悲しくて、郷愁を誘う、子供の頃に戻ったような
Fantasticで優しい詩
私も大好きです読めば読むほど好きになります
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Unknown (ゆきたん)
2007-08-09 18:30:33
やまぼうしさん、

難しい言葉や表現を使ってないのに心に響きますよね。
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優しい気持ちになる!! (ニニナナ)
2007-08-10 11:00:25
遠~い 昔、母の背中に甘えて聞いたような素敵な文章ですネ・・・日本人の持つこういう感性ずうっ~と、ずうっ~と残したい
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Unknown (ゆきたん)
2007-08-11 11:29:03
ニニナナさん、

本当にそうですよね。 彼女に純真な心があるからこそこういう詩をつくれるんでしょうね!
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