陶の詩

趣味の世界を極めたい!

青森での二日目

2013-06-07 19:38:21 | 旅行
朝8時過ぎにホテルを出て龍飛岬を目指す。
途中広い平野を延々と続く建設中の高架を見て
新しい高速道路を造っているのかしら?
何だろうねと会話してしばらく走ったら
北海道新幹線の看板が目に入る。

へー、新幹線だったのね。

トイレ休憩で寄った青函トンネル記念館では
海底トンネルの中にケーブルカーで入れるというので
チケットを買い乗ることにする。





急勾配の坂を140m下り、海底トンネルの坑道へ。



係員が下で待ち受けていて説明してくれる。



今自分は海の底の方にいるのだと思うと不思議な気分。
それにしてもトンネル工事のご苦労がしのばれる。

今回訪れた龍飛岬は晴天にも恵まれ、風も穏やかで
北海道もうっすらと望むことができた。



息子が3歳になったばかりの春先に行ったときは
風の岬の異名のとおり、風がものすごくて車のドアを開けたら
ドアが引きちぎれそうな勢い
息子は一人では歩けないくらいだし、大きなお腹を抱えた私(妊娠8カ月)でさえも
歩くのがままならないし、飛んでくる小石が痛くて早々に岬をあとにしたのでした。

さて、龍飛岬からは十三湖に行き、お昼に名物の特製しじみラーメンを
食べる。しじみのダシがきいていてスープがおいしい。




お腹もいっばいになったことだし、五所川原市金木町の太宰治記念館、斜陽館へ。
太宰の父は明治の大地主で階下11室278坪、二階8室116坪という豪邸を建てた。
中を見学したけれどその豪華さには驚くばかり。



しかし私は太宰治の本って[走れメロス]しか読んだことないなー。
なぜほかのを読んだことがないのかしら?
やっぱり自殺しちゃったというのが今一つ読む気にならないのかも。
彼の作品がたくさん展示されている部屋でそんなことを考える・・・。

さて次に五所川原の駅近くにある立佞武多(たちねぷた)の館へ。
五所川原のねぷたは、明治時代に高さの隆盛を極めていたけれど
電線の普及で背の低いものとなったらしい。

それが当時の写真と図面が出てきたことから
1996年に市民有志が高さ22mの巨大ねぷたを復元。
1998年より祭り名を[五所川原立佞武多]として90年ぶりに復活させたそうだ。

展示されているねぷたは三体あり、まずエレベーターで4階まで上がり
目の高さでねぷたの一番上の部分をみてからグルグルと回廊を下りながら
ねぷたの各部分を見て歩く。
下まで来ると見上げるのが大変なくらいの大きさで迫力がある
これが町を練り歩くのを見てみたい物ですね。





夜は高橋竹山の愛弟子で津軽三味線の第一人者の西川洋子さんが
経営している甚太古(じんたこ)へ。
ここは郷土料理をいただきながら、津軽三味線の生演奏が聴けるお店。





竹山さんの思い出話と三味線の演奏と津軽弁のおしゃべり。
洋子さんの気さくな人柄で熱心なファンがたくさん
それでも大地震の後、一年ほどは客足がパタリと落ちたそうだ。
最近になって青森に観光客が戻ってくるようになったとか・・・。

夫が青森にいたときもよく通ったお店だものだから
久しぶりに行ったのにちゃんと覚えていてくださって
話がはずんだこと

気がついたら10時になっていてびっくり。
またの再会を約束してお別れしたのです。