余白のメモ

詩と短歌と好きな本
指の上で春はほほえむ

クリムト 接吻

2022-11-30 23:29:34 | 十五の詩
ゆるがない幻想に
たわわに実る妖艶の果実
浮き立つ綻びの赤が
恍惚を結びあわせる
官能がきりりたつ
生命の喜び
きらびやかな空気の粒が
形を成していく
つながれていく輪の
接吻をうけたまう

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