余白のメモ

詩と短歌と好きな本
指の上で四季はほほえむ

アンチ

2021-11-19 22:43:03 | 十五の詩
見つからない真白な地図
失われた怪奇の波高
照らされる右側と
隠された左
二面性の島の上には
激しい雨が降っている
息つまる胸の苦しみ
残した生きた証し
書き残した断片は
無謀な地図に当てられる
光のささない地図
心臓にさされた
芳香の冒涜
アンチは地図に杭を刺す

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