くろねこの散歩道

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福祉スタッフ=ボランティア?

2006-03-24 23:32:28 | 福祉
こんばんは、くろねこです。

 気になるニュースです。

本庄の知的障害者更生施設労使問題:賃金支払いを命令--県労働委 /埼玉

 ◇不当労働行為認める
 本庄市今井の知的障害者更生施設「ひまわり自立支援センター」(入所者50人)の元職員らが組合活動を理由に解雇された労使問題で、県労働委員会(遠藤順子会長)は23日、同センターを運営する社会福祉法人「本庄ひまわり福祉会」(中村勉理事長)に対し、未払い賃金を支払うよう命じる命令書を交付した。
 本庄ひまわり福祉会労働組合とユニオン連合埼玉が04年9月、不当労働行為救済申立書を提出していた。命令書などによると、同センターの女性職員(25)が04年6月、職員の親ぼく会で労組の活動を紹介しようとしたところ、別の職員に制止されたうえ、4日間の出勤停止処分を受けるなどした。また別の4人の元職員も組合活動を理由に同センターの管理職らに退職を迫られた。
 県労委はこうした行為を「組合活動を嫌悪した不当労働行為と認めざるを得ない」としたうえで、同福祉会に「不当労働行為を繰り返さない」などと明記した誓約書を同労組に発行することなどを命じた。
 県労委の命令書を受け同労組の松本智委員長は「納得いく判断がなされた」とし、同福祉会に対して「早く命令書(の内容))を実行することを望む」と話した。また、福祉施設のあり方について「経営者が職員をボランティアの延長と考えているのが間違いで意識改革が必要」と述べた。
 同福祉会の中村理事長は「今後は弁護士と相談して決めたい」とコメントしている。

3月24日朝刊
(毎日新聞) - 3月24日11時4分更新


 使用者側、労働者側とも、意識改革が必要なのでしょうね。福祉業界の大きな問題点だと思います。福祉=ボランティア=善、という意識を根本的に捨てる事です。ボランティアは、力のある人間の都合でどうにでも解釈されます。
 カッコはいいですが・・・労使双方ともコスト意識やモラルがなくなる温床です。長時間のサービス残業と根本的には同じです。
 
 一人一人のスタッフも、福祉という名の下に、何でもかんでも、すぐボランティアという安易な発想になっていないでしょうか?
 滅私奉公して、倒れたらどうするんでしょうか?自己責任でしょうか?

 この意識を捨てない限り、他産業(医療・福祉業界以外)との連携は厳しいと思います。SW・PSWは医療福祉業界で、一番他の業界との接点が必要な職種だと思います。こう考えるのは、自分だけでしょうか?


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