くろねこの散歩道

日々のつれづれを…違った視点で、のんびり書いていきます。

感謝の心

2007-01-11 01:02:17 | のんびり

人間は、一生懸命な時ほど「感謝の心」を忘れてしまいがちになります。
アクセル踏んで飛ばしている時は、視野が狭くなります。

自分が一生懸命やっているのに、何で周りは?こんな思考になります。

 制限速度40km/hの一般道を80㎞/hで、非常にとばしている時イメージしてみてください。違反ですね。
 同じ道を40km/hで、走行して時、イメージしてみてください。制限速度です。
 同じ道を15km/hで自転車で走行している時、イメージしてみてください。
 同じ道を3km/hで歩いている時、イメージしてみてください。

さて、それぞれの視野はどうなりますか?

 飛ばしているときほど、物理的に周囲が見えなくなります。

「どうして自分だけは頑張っているのに!」という思考になったら、取りあえず止まってみましょう。周囲の風景が見えてきます。

 冷静に判断できます。色々な風景も見えてきます。

 どうして正月に電車に乗れるんですか?
 どうして正月にスーパーが開いているんですか?
 どうして元旦に年賀状が届くんですか?
 元旦でも救急車や警察は動いています。

本当にありがたいですよね。

 自立支援医療も同じです。医療保険制度、介護保険制度も同じです。

 医療保険、介護保険で助かっています。本当にいい制度です。
 当たり前ではないんですよ。もし制度が潰れれば100%自腹です。
 医療福祉スタッフや当事者でも、最近何か大きく勘違いしている人が非常に多い気がします。

 社会保険は相互扶助です。お互い様です。
しかし、ついつい「感謝の心」を忘れがちになりますよね。
 国が悪い!行政が悪い!とか、権利だ!権利だ!と騒ぎすぎです。

 本屋で、いかに脱法的に会社の社会保険料負担を抑えるとか・・・
 いかに社会保障制度を脱法的に利用するか・・・
 などの本を眺めて寂しくなりました。

 みんなが本のとおりにしたら、保険制度自体がつぶれてしまいますよね。
 しかし、制度は手厚くと言いながら、その財源不足の埋め合わせのための消費税増税に反対では・・・筋が全く通りません。

 立ち止まって考えてみませんか?

保険を利用せずに済む人は、健康でありがとう。
病気で保険を利用する人は、病気でも保険を使えて安く上がってありがとう。

って自分は思います。