くろねこの散歩道

日々のつれづれを…違った視点で、のんびり書いていきます。

無理な競争の行く末

2007-01-19 15:45:50 | 政治・経済
今日は、もう一本書きます。

 週間東洋経済(1月13日号)の「雇用破壊」を読んでいらっしゃる方も多いと思います。労働ビックバンの特集が組まれています。読まれていない方も機会がありましたら、ぜひ読まれてみてください。分かりやすく書いてあります。

 ホワイトカラーエグゼンプションも、そもそも会社に来ても来なくても各自の自由で経営者と同じように働ける立場の人が、その対象者ではないかなと、自分は最近感じました。年収は関係ありません。休みも会社のカレンダーに左右されずに取れる人。

 今国会は選挙対策のため先送りです。参議院選挙の結果次第で、秋の国会で出てきます。

 そもそもどうして、偽装請負やら派遣やら問題が出てきたのか?
結局は人件費の削減です。

本音では、安くこき使えて、都合が悪くなったらポイ出来る人が欲しいんです。そうしないと競争に負けてしまうと経営側や株主が思っている。

 経済界がアメリカのマネをしようとしている。自分達の意識もアメリカをマネしようとしている。社会の仕組みを、わざわざアメリカ化しようとしているんです。真似しても本家には勝てないと思います。
 同じ物の大量生産大量消費の文化が変わらない限り・・・どんどん厳しくなっていくと思います。

 競争に負けない為には、無理に競争に参加しないで独自路線で行けば良い話です。簡単です。
 一人一人の意識が、良い意味で「人は人、自分は自分」と思えるようになりたいですね。


戦う事は苦悩

2007-01-19 15:40:35 | メンタルヘルス全般
こんにちは、くろねこです。

 昨日は、とある裁判を傍聴してきました。その後の、懇親会にも参加させて頂きました。

 最近の社会の風潮として、何かあればすぐに訴えてやる!そんな傾向が強いと思います。
 しかし自分の憎しみや怒りだけで、訴えようとするならば・・・訴えるのは辞めましょう。中途半端に権利権利と言っても、返り討ちにあっておしまいです。さらに惨めになります。

原告側、被告側、恐ろしいくらいの資料が積み上げられていました。総力戦です。
昨日は本当にドラマのような感じでした。

 労働法では判例がルールになる傾向があります。
 裁判で幾ら損害賠償取ったではなく・・・裁判で新しいルールを作る攻防なんです。割にはあいませんよ。自分の個人的な怒り、憎しみの感情だけでは戦えません。

 それに見合う本人の力量がなければ、戦をしても一気に一網打尽に潰されます。

 戦をするということは、敵も味方も大きな犠牲を伴います。沢山の人が傷つきます。自分も傷つくんです。戦をしなくて済めば、それに越した事はないんです。

しかし戦う以上は冷静な判断をして、時として残酷にならなくてはいけない。

 勝っても、負けてもしんどいのだと思います。