こんばんは!
先日、ヤングが蔵の入り口でなにやら刷毛を片手に、不思議な香りのする液体をぬりぬり・・・。
実はこれ、発酵技術を利用した優れもの!「柿渋(かきしぶ)」なのです。
柿渋は、渋柿の未熟な果実から得られた果汁(・・・、汁液というべきか?)を発酵、熟成させて得られる液体です。
柿に含まれるタンニン(カキタンニン)は防腐作用があるため、古くから様々なシーンで用いられてきたようです。
木工品や建築木材の塗装、衣服や紙製品の強化・防腐に役立ってきました。
現在では、シックハウス症候群を起こさない塗料としても評価を高めているすばらしい液体なのです!
ちなみに、防腐効果に加え、防虫効果や除菌効果も期待できる優れもの!
・・・ただひとつ、この不思議な香りは数日間、鼻に残る・・・。
タンニンは、タンパク質と結合する性質を有しており、清酒の清澄剤として利用されますが、天吹では、清澄剤として利用することはなく、建物や木製器具に塗布することで、カキタンニンの防腐効果にあやかっております。
塗ってから時間がたつにつれ、色が濃くなり味のある色合いになります。
←皆様のワンクリックで頑張れます!
にほんブログ