90年代の‘オッパ’たち、ミュージカルで帰ってきた
1世代アイドル出身のスター、ミュージカルの舞台で観客を訪ねて
カンタ、『マディソン・・・』で初デビュー
パク・ヒョシン、『笑う男』で2年ぶりに
ソン・ホヨン、コ・ユジンらも着実に活躍
文化界で吹いている‘90年代熱風’がミュージカル界にも広がっている。特にこの夏は1990年代を風靡した1世代アイドル出身のスターが
大挙してミュージカルの主人公を引き受けて観客と出会う。過去 彼らのファン層を形成した30~40代の女性客の心を動かせるのか注目される。
最も目に付く部分は韓国の元祖アイドルグループH.O.Tのメインヴォーカルだったカンタのミュージカル進出だ。カンタは8月11日から10月26日まで
ソウル・蚕室シャルロッテシアターで再公演されるミュージカル『マディソン郡の橋』で男性主人公キンケイド役を引き受けて初めてミュージカル舞台にデビューすることになった。
昨年の初演当時 主人公だったパク・ウンテとダブルキャスティングされたカンタは アメリカの田舎町で平凡な人生を送ったイタリア出身移民のフランチェスカとかなわぬ愛を夢見る
ナショナル・ジオグラフィックの写真家ロバート・キンケイド役を引き受け 運命的で激情的な愛に揺れる男性の姿を見せる予定だ。
イ・ジフンらとほぼ同じ時期に活動した他のアイドル出身俳優がミュージカル界にすでに進出して盛んに活動してきたのとは異なり カンタはこれまでシングルアルバム活動に力を注いできた。
ミュージカル俳優としては遅まきのデビューと言える。アイドル時代から強みとして持っていた甘い美声に演技力がどう調和するのかがデビュー成功のカギになるとみられる。
カンタは今回のミュージカル出演を控えて「新しいことに挑戦する感じが良い」とし「ミュージカル『マディソン郡の橋』は映画より生き生きとして躍動的なようだ」と期待感を表した。
ミュージカル界ですでに厚いファン層を持っている歌手パク・ヒョシンも2016年『ファントム』以後2年ぶりに再びミュージカル舞台に上がる。7月10日から8月26日まで
ソウル・瑞草洞 芸術の殿堂オペラ劇場で初演予定のミュージカル『笑う男』で主人公グウィンプレン役を演じることになった。ビクトル・ユゴーの同名小説を原作とした新作の主人公グウィンプレンは
人身売買団コンプラチコスによって奇異に裂けた口を持つことになった悲劇的な人物で 劇中 口の傷を隠すためにスカーフを巻いて出る。
パク・ヒョシンは頬まで避けた唇を表現するため特殊メイクをして 世の中に向けた恐れと傷であふれた目で ミュージカルの中で繰り広げられる不条理な世の中に直面する。
2000年『ロック・ハムレット』でミュージカル界に足を踏み入れて以後『エリザベート』『モーツァルト!』『ファントム』等に出演して 歌と演技だけでなく強大なチケットパワーまで
すべて兼ね備えた俳優として独歩的な足場を固めてきたパク・ヒョシンは 今回のミュージカルの主人公を引き受けてミュージカル界でいっそう地位を固めることになった。
この作品の作曲家フランク・ワイルドホーンは 作品制作初期からパク・ヒョシンを念頭に置いてナンバーを作曲したと明かしたことがある。
1999年にデビューして‘国民グループ’として爆発的に愛されたgodのヴォーカル ソン・ホヨンは ミュージカル『All Shook Up』と『三銃士』など多様な作品で
しっかりした演技力と歌の実力を認められ ミュージカル俳優として第2の全盛期を迎えている。現在彼は1日から開幕し8月12日までソウル・新沙洞クァンリムアートセンター
BBCHホールで公演中のミュージカル『ドッグファイト~サンフランシスコで一夜』に出演中だ。この作品は昨年末 全世界を魅了した映画『グレイテスト・ショーマン』の作曲家デュオ
ベンジ・パセクとジャスティン・ポールの作品で 1960年代 暴力が日常化していたアメリカ社会で育ったローズと バードらベトナム戦参戦を控えた若い海兵隊員の物語を扱う。
ソン・ホヨンはシンガーソングライターを夢見る少女を通じて自分のアイデンティティーを探す海兵隊員バード・レイス役を演じる。
1990年代のロックバンド‘Flower’のメインヴォーカル コ・ユジンもミュージカル俳優として着実に活躍中だ。2012年ミュージカル『モーツァルト・オペラ・ロック』でデビューして以来
『ファリネッリ』『マリア マリア』などの作品でヴォーカルと演技力を認められミュージカル俳優として完璧に変身した彼は 7月29日まで ソウル・大学路JTNアートホールで行われる
小劇場ミュージカル『トゥモロー・モーニング』で離婚を明日に控えた結婚10年目の夫ジャック役を演じ 現実的なこの時代の夫の悩みを代弁する。
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