くまきち日記

名古屋に住んでいる、くまきちのたわごと。

韓国でお買い物 その23

2014-06-30 22:26:19 | 韓国旅行
今回の買い物はコスメがほとんど。1000ウォン=約100円とレートは悪いが、計算はラク。
コスメは日本でネット購入したほうが安かったりするが、シートマスクなど単価の安いアイテムは現地で買った方が安い気がする。1+1セールとかやってるし。


リーダース皮膚科が出しているシートマスク。ドラッグストア WATSONSにて。



こっちは仁川空港の免税店で。10枚組。イ・ミンホのカード10000ウォン分使ったので24000ウォンくらいで購入。右はオマケ。



IOPEのクリーム。シートマスク。値段は日本で買うのとそんなに変わらない。仁寺洞のARITAUMにて。


上のオマケ。こっちの年齢を見て韓律(ハンユル)をくれたようだ。でも漢方化粧品の香りは苦手。



THE FACE SHOPのフットピーリング10枚組。70000ウォン。うち半分は会社の子に頼まれた分。


フットピーリングを買ったら付いてきたオマケ。より手軽なフットマスク5枚。普通に売ってもいる。


上のオマケ。フェイスショップは若い子向けの店なので、美人図以外は会社の若い子にプレゼント。




今回はCD3枚。

꽃 갈피/IU  カバーアルバム



LEE SE JOON/이세준  ユリサンジャのイ・セジュンのソロアルバム。



FOR LOVERS ONLY/SWEET SORROW  久しぶりのスウィート・ソロウ 

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ヒョシンくん 『モーツァルト!』で高評価レビュー

2014-06-29 12:38:44 | パク・ヒョシン












[レビュー]パク・ヒョシン、合格証受けた・・・ミュージカル『モーツァルト!』


イ・ジフン記者=「私は長調 私は単調 私は和音 私はメロディー 私の単語 私の文章 私の感触 私のリズム 音楽の中に
私は拍子 私は休止符 私はハーモニー 私はフォルテ 私はピアノ ダンスとファンタジー 私は 私は 私は音楽♪」

ずばぬけた歌唱力を誇るパク・ヒョシン(33)らしかった。ミュージカル『モーツァルト!』でタイトルロールに変身して歌うナンバー
「私は 私は音楽」は彼にとって打ってつけだった。
「私の運命を避けたい」など良い評判で噂の難しいナンバーを特有の牛追い唱法なしでも悠然と歌った。ハスキーな声で訴求力を増した。

だがテクニックがすべてではなかった。天才以前に人間であるモーツァルトの内面を見せたいという彼の望みが舞台の上でにじみ出た。
2010年ライセンス初演時からモーツァルト役を引き受けるイム・テギョン(41)・パク・ウンテ(33)は熟練している。
今回初めて『モーツァルト!』で彼らより‘少年的な’パク・ヒョシンは それで内面がいっそう揺れ動くようだった。

意欲が先立って動きと一歩一歩が多少誇張され、細かな感情表現はイム・テギョン、パク・ウンテより劣る。
だが、すでに高く評価されている彼らの間で 自分だけの‘モーツァルト’を作り出した点で合格点を与えるに適する。
前作『エリザベート』で発展した技量とを見せた点も高く買った部分だ。

パク・ヒョシンの合流以外にも『モーツァルト!』は新しかった。
特に『スウィーニー・トッド』『バンジージャンプする』で細密な演出力を認められたエイドリアン・オズモンドの加勢で
モーツァルトと周辺人物の葛藤戦が明確になるなど構成がしっかりしている。

『スウィーニー・トッド』『バンジージャンプする』でオズモンドと相性の良さを見せた舞台デザイナー 
チョン・スンホ教授(47・ソウル芸大演劇科)が新鮮さを加えた。
奥行き深く作られた舞台による立体感はキャラクターの多様性を生かした。
チョンデザイナー特有の曲線は高級感がある。
2幕の終わり、空中に浮かぶ数多くの音符照明の中に隠れた‘黄色のリボン’で彼の気持ちも確認できる。

8月3日まで世宗文化会館大劇場で見ることができる。キム・ソヒャン、イム・ジョンヒ、チョン・ジェウン、ミン・ヨンギ、キム・スヨン、
シン・ヨンスク、チャ・ジヨン、ペ・ヘソン、イム・ガンヒらが出演する。
プロデューサーオム・ホニョン、協力演出クォン・ウナ、音楽監督キム・ムンジョン、舞踏イ・ラニョン、衣装デザイナー ハン・ジョンイム。
175分(インターミッション20分含む)。3万~13万ウォン。EMKミュージカルカンパニー 02-6391-6332。
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ESTE HETSAL(エステ ヘッサル)

2014-06-27 23:14:11 | 韓国旅行
ソウルへ行くたびに通っていた明洞のエステ・健美人のスタッフ changさんが独立してサロンをオープン。
スタイリッシュな街カロスキルの裏通り・セロスキルにあるビルの一角にある ESTE HETSAL
햇살という名前のとおり、ビルの5Fにあり、明るい日差しがさしこむ素敵なサロンだ。



階段を上がるたびに、サロンのパネルがお出迎え。



上の階はこんな感じ。



そしてウェルカムフラワーが。



写真を撮ったのが夜だったので肝心の‘日差し’は見られないが、昼間はさんさんと日がさしこんで快適な空間。





オシャレなイラストが飾られている。



こんな一角も。



まずはこちらで着替え。



シックなイメージの個室。



明るいイメージの2人部屋。今回は右のベッドで施術を受けた。
真ん中の機械は、カッピング?みたいな吸引するやつで、施術中ポコポコとリズミカルな音がして笑ってしまった。



エステメニュー。
小顔、ホワイトニング、アロママッサージなど、色々な組み合わせのコースから選べる。
今回はchangさんオススメの「女優の秘密」コースをおまかせでお願いした。
背中のマッサージからはじまり、超音波、PDT光線ケアなど、のんびりリラックスできた。
終わった後は、むくみがちだった顔まわりが確実にスッキリして満足・満足。



changさんは日本語も堪能だし、少人数を対象としたサロンなので私のような一人旅でも気軽に行け、価格も手ごろ。
そして肝心の施術は、私もそうだが「changさんでないと!」という明洞の頃からのお客様もいるほどの確かな腕前。
ホームページによると、エステや皮膚科などで経験を積み、エステティシャン歴15年というベテランだそうだ。
念願の「自分の店を持つ」夢を叶えたchangさん。
3月末にオープンしたばかりなので、しばらくは休み返上の勢いで頑張っていくとのことだが、無理せず、長く続けていってほしい。


ホームページは こちら
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2014年 最初の韓国 その3

2014-06-27 20:46:50 | 韓国旅行
バラ園の続き。


公園内から来るとこんな感じ。


噴水で


ハトが休憩。



近くの幼稚園児が散歩に来ていた。









散策する人も。



こんなバラもいくつか見られた。



「プチ トリアノン」フランス産。フランス王妃マリー・アントワネットが好んだ離宮の名前を冠したバラ。





「ルージュロワイヤル」フランス産。放射状の大輪の花はひときわ強い香りを持ち、若葉は赤褐色。


うーん・・・あんまり美しいと思えないのは、私の好みじゃないからだろう。右のつぼみは良し。





「ジェミニ」日本産。開花するにつれコーラルピンクが強くなり、初心者におすすめの品種。


「丹頂」と似ているが、こっちのが好きかも。



「ジャルダン・ド・フランス」フランス産。かなりの多花性で一度に8~15房の花が咲く。





「金蓮歩」日本産。金色に染まった花弁が5~30輪 次々と花が咲く。


ハイビスカスっぽい。



「忍ぶれど」日本産。花びらが30枚あまりで10月でも豊富に咲く。


色がキレイ。





「ローラ」フランス産。オレンジ色とクリーム色の2色の調和が秀で シュートが強く育つ。





「タイムレス’98」アメリカ産。花が咲くサイクルが短いため 続けて花が楽しめる。




この咲き具合も好き。




庭園の一角には、韓国産バラを集めたコーナーが。


「国内初の国産バラ園造成」



「ハンマウム」赤と白の2種類の色あいが調和がとれて混ざった大きな花房のバラ。


なぜかこの花だけどうやってもピンぼけ。





「ミリネゴールド」花びらの色合いが‘天の川’のイメージを連想させ 花の形が秀でたバラ。


紹介写真は白なのに、咲いていたのはオレンジ。



「ウアミ」花びらが優雅な色合いの生け花用のバラで 花びらが多い。




「オレンジキャラメル」大型のバラで花びらの数が多く、花の色が鮮明で開花期間が長い。





バラを見た後はバスで蚕室駅へ。左がバス停。
最初は乗る勇気がまったく出なかったソウルのバスにも少しずつ慣れ、今回の旅では移動がだいぶ楽になった。
行き先があやふやでも、最寄りの駅前で降りて地下鉄に乗れば、たいてい何とかなると思う。



いろいろ買い物したあと鍾路3街に戻り、キムパッ天国でいつものツナキムパッ 2500ウォンとお茶を買って宿で昼食。




4時からエステを予約していたので、地下鉄で新沙駅へ。カロスキルならぬセロスキルにある ESTE HETSAL(エステ・ヘッサル)
明洞の「健美人」のエステティシャン changさんが独立してオープンしたサロン。詳しい記事はこちら


開店祝いにフラワーBOXをプレゼント。せっかくの写真がピンぼけ。


エステの後はデリバリーのチキンとマッコリをごちそうしていただいた。盛り上がっていて食べる前の写真を撮り忘れてしまった。


changさんとは年が1つしか違わないこともあり、友人のように接してくれる。
メールは韓国語でやりとりしているが、日本語バッチリのchangさんと、韓国語がまだまだな私の会話はほぼ日本語だ。
この日は私の後の予約は入れずにおいてくれていたので、ヒョシンくんの曲を聴きながらチキンを食べ、
いろんな話をして10時すぎまで楽しく過ごした。

帰国便は午後3時のため、朝から会社みやげのクルミまんじゅうを買いに仁寺洞へ。その後宿に戻って朝食。
試食用にもらったクルミまんじゅう、飲むヨーグルト(ぶどう味)と、PARIS CROISSANTのタルタルハムエッグ 4000ウォン。



今回も早々にソウル駅の都心空港ターミナルでチェックインしスーツケースを預けて身軽に。
明洞でCDとフットピーリングパックを買って12時半のA-REXに乗車。

エスカレーターの注意書き。荷物を捕まえていなければならないようだ。


都心空港ターミナルでチェックインしたアシアナ利用者に、仁川空港のロッテ免税店のクーポン10000ウォン分がもらえる券をくれた。


イ・ミンホのカード。化粧品にしか使えないので、シートマスクを買って使い切った。約1000円分の割引はありがたい。



機内食。帰国便はいつもサンドイッチだが、容器も含めて色あいがすべて黄色。わざとなのか?




今回はのんびりしたスケジュールだったが、そこそこ天気にも恵まれて良い旅だった。
ヒョシンくんのモーツァルトをもう1回見たいが、8月最初までしかやらないので、無理だろうなぁ。
changさんは「私の家に泊まりに来て下さい」とうれしい言葉をかけてくれたので、次の機会に甘えてみようかな。혜정씨 고마워요~
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2014年 最初の韓国 その2

2014-06-26 21:43:30 | 韓国旅行
2日目。夕方エステに行く以外、予定がないという贅沢な日程。

昨夜コンビニで買っておいたヨーグルトを食べて外出。


清渓川近くのpeggy pieで朝食。
モーニングの時間は終わっていたので、看板メニューのミートパイとアイスカフェラテを注文。6400ウォン。


小ぶりだがおいしい。


wi-fiパスワードは柱に。



その後はバラの庭園を見に、地下鉄でオリンピック公園へ。駅の出口からはちょっと歩く。


前を歩いていたカップルが見事なペアルック。



公園の南東角がバラ園の入口。


色とりどりのバラが植えられている。








『オリンピック公園のバラ広場は 皆さんの愛で作られています』
花壇への立ち入りや自転車の乗り入れ、飲食やゴミ捨て禁止の注意書き。



日本生まれのバラが結構あった。あとはアメリカ、フランス、ドイツが多かった。
意外にも、バラの本場というイメージのあるイギリス産のは見なかった気がする。

「プリンセス アイコ」日本産。バラで花芽を包んでいる花びらの姿が優雅で美しい。


華やかというよりは可憐なバラ。名前のとおり、愛子内親王の誕生を祝って作られた品種。



「光彩」日本産。赤で裏側はオレンジの花色で、アメリカのバラ選定賞で入賞した品種。



「琴音」日本産。薄い桃色のベースに中心部の輝くようなアプリコット色がさわやかだ。



「ノックアウト」フランス産。花の形がかなり良く、花が咲く前の花芽には香りがある。


バラというか椿っぽくも見える。



「黒蝶」日本産。花が放射型に咲くため 美しさが損なわれにくい。



「かぐや姫」日本産。生育が旺盛でベイサルシュートが発生して、香りがとても良い。


ハチが訪問中。



「丹頂」日本産。白い花びらの端に赤色が入った姿が丹頂鶴を連想させる。







「わらべうた」日本産。はかなげな雰囲気の品種で、多花性でいくつもの花房が集まって咲く。





「伊豆の踊子」フランス産。一つのシュートに4~6輪の花が付き 春から晩秋まで咲き続ける。





「ブルーライト」日本産。整った美しい花の形と優れた芳香性を持つ品種。





「イングリッド ウェイブル」ドイツ産。20枚の花びらが丸く平たい形で咲き、開花期間が長い。





「Hot Fire」日本産。上に広がる花の色あいが、筆で書いたような繊細さが美しい。





「ひなあられ」日本産。桃色の花が低く広がって伸びていく枝が霜のように覆う。


バラに見えない・・・


こうして見るとひなあられっぽい?



「万葉」日本産。オールドローズのように波打つような花びらが美しい。





「ベテランズオナー」アメリカ産。均一で整った花の形と色で格調と品格を持つ花。


これぞバラという感じ。





「ティネケ」オランダ産。切り花用のバラで花層が多くて寿命が長く、花もちがよい。






個人的には中心につぼみっぽさが残る、これくらいの咲き具合が好きだ。




「丹頂」


「わらべうた」




数が多いので、2014年 最初の韓国 その3 へ。
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2014年 最初の韓国 その1

2014-06-24 21:44:00 | 韓国旅行
木・金と休みをとって行ってきた韓国。今回はヒョシンくんの出るミュージカル『モーツァルト!』を見るのと、
明洞のエステでお世話になっていたchangさんが独立してサロンをオープンしたので、そちらへの訪問が目的。

フライトまでの待ち時間は、ほとんど空港職員しか来ない場所で文庫1冊読むのが定番だが、ショッピングエリアの下のフロア、銀行のもっと先へ行ってみた。
銀行までは両替などで旅行者とかがいるが、その先はほとんど誰もいない。空港スタッフでさえ数人見ただけ。
静かだしベンチもたくさんあるので、ゆっくりするのにはもってこいのエリアだ。

無人の情報コーナー。見に来る人はいるのか?


セントレアについて紹介している。


情報コーナーの先にあるロボットコーナー。愛・地球博でトヨタが展示していたi-unitがあったので撮影していたら・・・


スタッフの女性が「乗ってみませんか? 国内で乗れるのはここだけですよ。誰もいませんし」と声をかけてきたので、
この年でどうかとも思ったが、せっかくなので乗ってみた。手持ちのカメラで写真を撮ってくれる。
右手のレバーだけで前後左右に動かすそうだ。もちろんエンジンはかからないが、こんな経験めったにできるものではない。
スタッフ曰く「平日はほとんど誰も来ない」そうだが、この場所では当然だろう。
一応セントレアのHPには常設展示イベントとして載っているが、子供連れなどにもっとアピールすればいいのに。



アシアナ機内食。いつものメニュー。



機内のエンタテインメント誌。


『モーツァルト!』の広告が載っていた。


紹介記事もあり。



常宿のセファホステル。202号室は初めて。お湯の出がイマイチだが、2泊で7300円だから文句はない。







明洞で両替し、世宗文化会館へ。


6時半から先着100名にサインがもらえるというイベント中なので早めに行ってみたものの、
5時半時点ですでに200名近くが並んでいたのであきらめた。



景福宮近くのthink coffeeで早めの夕食。チキンブレストセット 10000ウォン。かなりのボリュームだった。



会場に着いたのが開演30分前とギリギリだったので、あわてて写真撮りまくり。
ディスプレイのケーキみたいなやつ。


柱のヒョシンくんは、人波が切れた一瞬で撮影。


本日のキャスト


かっこいいなぁ


キャストの隣には出演者のサイン。ヒョシンくんは独特の字体。


2階最前列の真ん中よりという最高の座席。遮るものが何もなく見られた。
前半・若い頃のモーツァルトは軽いキャラで、これまで見たことのないイメージのヒョシンくん。
後半は感情を最大限に表して悲しみと葛藤を表現していた。
全体的に歌うのが難しそうな曲が多く、『エリザベート』みたいに1度聴いただけで耳に残る歌はなかった。



サイン会はロビーで。しばらく待ったがヒョシンくんは出てこず、終バスに間に合わなかったので見ずに帰った。




夜の世宗文化会館も美しい。



パンフレット




イム・テギョンとパク・ウンテは2010年の初演から出演している








ヒョシンくんが金髪で登場することはないが、途中から舞台でいきなりカツラを脱ぎ捨てて自前?の茶髪で演技している


この日、妻のコンスタンティンを演じたのは歌手のイム・ジョンヒ


圧倒的な歌唱力で会場を魅了した男爵夫人役のチャ・ジヨン




練習風景




去年の11月にオーディションが行われていたようだ
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ヒョシンくん 三者三様のモーツァルト

2014-06-22 21:43:04 | パク・ヒョシン








ひとつの配役、3つの顔・・・どんなモーツァルトに会ってみようか


[ミュージカル『モーツァルト!』トリプルキャスティング公演 3回を観る]
  
パク・ウンテ - 苦悩する知識人の姿、清らかな音色で見せる
パク・ヒョシン - 1幕では茶目っ気あふれる少年・・・2幕では深みのある声で訴える
イム・テギョン - とぼけたモーツァルト、さっぱりした唱法で消化



世宗文化会館大劇場で去る14日に開幕した オーストラリア産ミュージカル『モーツァルト!』という独特な作品だ。
作品が語るのはロマンスもクラシック音楽でもない、主人公の自我分裂という難しいテーマだ。
それでも2010年の初演以来 国内で根強い愛を受けている。

新たな演出家 エイドリアン・オズモンドが投入された今回の公演は ナンバー(挿入曲)を大幅に変化させて
主人公の内的葛藤をより浮き彫りにした。
配役を消化するのがはるかに難しくなったという話だ。
今年のモーツァルト役にトリプルキャスティングされたミュージカル俳優イム・テギョン(41)、パク・ウンテ(33)と
歌手パク・ヒョシン(33)の公演3回分を去る17~18日に全部見た。
制作会社EMKの前の作品『太陽王』とは異なり3名すべてが安定的な歌唱力を誇示し‘悲運の天才’モーツァルトを演じたが、
スタイルには相当な違いがあった。

パク・ヒョシンは‘天真爛漫な少年モーツァルト’だった。1幕では溌剌として茶目っ気あふれる演技を見せ、
2幕は挫折が深いほど真っ白な魂が受ける傷がいっそう深く苦しく見えた。
感覚的で耳から離れないような声で「なぜ私を愛してくれなかったのか?」と叫んで父レオポルドに訴える時 この痛みは最高潮に達した。

パク・ウンテが見せた姿は‘苦悩する知識人モーツァルト’だった。清らかで澄んだ音色を見せながらも
心から絶叫するような声で自分の芸術世界が傷つく苦しみを訴えた。
1幕の最終曲“私の運命を避けたい”で「私は誰の奴隷でもない・・・私は自由だ」と叫ぶ時は自意識の悟りが舞台の外にはじけ出すようだった。

3名の中で最年長のイム・テギョンは‘あらゆる苦労を経験した老練なモーツァルト’を見せた。
サイコロ賭博をする初めての場面からおどけたりとぼけたりし、2幕でコンスタンチェ見せるデュエットではドラマティックな表現力を通じて
歌を台詞の一部のように自然に消化した。
劇の後半 大主教との葛藤が絶頂に達する場面では 自分の道を歩こうとする意志をさっぱりした唱法で巧みに伝えた。

ウィーンに行けというヴァルトシュテッテン男爵夫人の勧誘を受け入れる姿では微妙な違いが見えた。
パク・ヒョシンは故郷ザルツブルグが嫌いで離れるように見え、パク・ウンテには新しい運命を開拓しようという決意が感じられる。
イム・テギョンは‘すでに行くべきだがったのに・・・’と舌打ちするような演技をした。
実際のモーツァルトなら3通りの感情をすべて感じるようなものだ。
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