『酔中トーク③』チョン・イル‘つらくなってから一日一日に感謝した心’
②からの続き・・・
-もともと俳優になるのが夢でしたか?
「高1の時 偶然 演劇部に入ったんです。『僕らのゆがんだ英雄』を上演していたんですが その時演技の面白さを知ったんです。
そして『ハイキック』のオーディションを見て運良くキャスティングされました」
-それ以前の夢は何でしたか?
「中学まで夢がなかったんです。そのまま演劇部に入って演技したんですが めったにない‘やりきった感’があったんです」
-本人が思っていた俳優になれましたか?
「いいえ。もちろん社会人初期ならみんなそうですが 私もちょっと大変でした。大衆が見た時 俳優が華やかに見えますが 食事もできず寝ることもできず
‘これが俳優なのか’と思いました。デビュー時 たくさん愛されることもプレッシャーだったんですよ。自分との戦いが続きましたね」
-傷ついた時もありましたか?
「『ハイキック』を撮っていた時でした。デビュー作で準備ができてない状態でたくさん愛されたから耐えられなかったんです。
二十歳だったからどんなに幼かったか。それを耐えるのがとても難しかったんです。作品がダメならダメで 全部私のせいだと思ってつらかったです。
でもその過程に慣れていったら受け入れられたんです。引き受けたことに最善を尽くす人になりたいです」
-代替服務はどうでしたか?
「平凡な32才のチョン・イルとして行ってきました。公共交通機関を使い 暇を見つけて英語の勉強もしたんですよ。そういう面で自由でした」
-たくさんのことを感じましたか?
「代替服務の時間が重要でした。一緒に勉強する人たちが20代初めでしたが 彼らの人生に対する情熱が深いと感じました。
僕たちは出会う人が限定されていますが その時は多くの人の考えを聞くことができて視野が広がりました」
-映画とはあまり縁がありませんね
「欲はいつもあります。演劇もしたいです。大学路に行って何度も見るほうですが 2010年に『ビューティフル・サンデー』の後 縁がありませんでした。
良い作品にぜひ参加したいです」
-体調は大丈夫ですか?
「脳動脈瘤のために定期的に検診を受けています。撮影中 帯状疱疹にかかって忙しいスケジュールを終えたから体をちょっといたわろうと。
頭の検査も3ヶ月ごとにやっています」
-悔しくなることはなかったんですか?
「つらくなって得たものもあります。一日一日に対する大切さを悟っています。つらかったことを認めて 世の中を視覚と瞬間の記憶がすべて大切です。
1ヶ月はとてもつらかったですが 気持ちを改めて打ち勝っていく過程を克服しましたね」
-事故が何度もありましたね?
「こう言ったらダメなんでしょうが事故の数が多いです。私が何かをしなくても後ろで車が突っ込んできた場合もあります。
注意しているけれどこういう場合はどうしようもないですよね。最大限 公共交通機関を使おうというのもそういうことからです」
-そろそろ結婚について考えたりはしませんか?
「まわりの友人がほとんどみんな結婚して子供を持って暮らしている姿を見ると結婚したいですね。代替服務前までは結婚の必要性がよくわかりませんでしたが
最近は違います。でもまたこうも思います。結婚は二人が良くてするものだけれど 家でも責任を負わなければならない部分があるから
もう少し成熟してから結婚したいです」
-家族の反対を押し切って結婚することはないですか?
「両親はオープンマインドですが 私がそうしたくないですね」
-スキャンダルがありませんね
「会わないことはなかったんですが上手く避けて会ったようです(笑) 熱愛説が一度出たらレッテルのように付いて回るから気を遣いますよね。
人に被害を与えることを嫌う性格ですから。それでも上手く隠すほうではありません。公共の場所で手を握ってデートして すべきことはすべてしました」
-非難もなかったんですよね?
「社会的に物議をかもすほどの行動をしなかったんです。そうやって生きるのか やめるべきかいつも考えているんですよ。
イ・スンジェさんが『ハイキック』の時 耳がすりきれるほどおっしゃったお言葉が‘君 ありがたいと思わなければならない。君がこうして愛されなかったか。
安住するのではなく大衆の愛に報いながら生きよ’と。金をたくさん儲けたと偉そうにせずに熱心にしなければならないと言ったけれど
幼い時に聞いた言葉が私には大きな影響を及ぼしました。基本をしっかり守って生きていきたいです。
たくさんの人が愛して下さること自体がどんなにありがたいことでしょうか」
-どんな俳優になりたいですか?
「チョン・イルを思い浮かべた時 記憶に残る作品がある俳優でいたいです。大衆に良い影響力を与えられる俳優として残りたいんです。
俳優は公人ではありませんが 多くの影響を与える点で もっと努力しようと思います。良い影響力を与えられる俳優になりたいです」
[취중토크] 정일우 "아프고 나서 하루하루에 감사한 마음"