くまきち日記

名古屋に住んでいる、くまきちのたわごと。

ヒョシンくん 『ファントム』またまた高評価

2015-05-22 22:35:30 | パク・ヒョシン










『ファントム』パク・ヒョシン、嗚咽の中に咲いた真実の歌の花


暗闇の中 パク・ヒョシンの歌は閃光 それ以上だ。

悲劇的な運命に泣く凄絶さ、仮面の中 孤独に包まれて身悶えする激しさ。
パク・ヒョシンが演じるミュージカル『ファントム』の主人公ファントムには そのありふれた憂慮さえなかった。
パク・ヒョシンに 声だけで観客をつかめる力があるという事実を全部知っていたからだ。

ファントムは劇中 たった一度も観客に顔を見せてくれない。仮面を替えるその瞬間にも 後ろを振り返らない。
そのため表情よりは身ぶり、繊細な演技、感情を込めた歌唱力ですべてのものを表現しなければならない。
そして絶えず歌で大衆を感動させたパク・ヒョシンは 劇に完全にとけこんでファントムを完璧に完成させた。

パク・ヒョシンが見せるファントムは 自身が愛する女性の前では甘美だが、自身の悲劇的な運命に苦しむ時は凄絶だ。そのうえセクシーさまである。
運命を受け入れて嘆く時は悲痛な姿を見せたりもする。2時間を超える公演の間 パク・ヒョシンはさまざまな魅力を数え切れないほど見せる。
絶えず暗闇の中に隠れているが、いつも仮面で顔を覆っているが いっそう成熟した演技力を感じることができる。

パク・ヒョシンのディテールした演技は見る人を感嘆させる。指先ひとつひとつの動きから驚き、マントを翻して歩いて行く足どりも没入度を高める。
顔が覆われて表情で語れないので 体をいっそう使うことになるが、手でファントムが感じる喜びと挫折の感情がすべて感じられる点が驚異的だ。
特に自身の過去をすべて知った後 悲しみ 全身を震わせて嗚咽する姿は 観客の心まで泣かせた。
パク・ヒョシンがどれだけ劇に集中しているか、どれだけ真情性を持って歌うかが考えられる部分だ。

驚くべき点は 彼が体も支えられないほど涙を流すが 歌を歌った時はいつもそうであるように完璧だということだ。
発声と唱法はもちろん 歌詞伝達力まで素晴らしい。この姿はまるで彼が自分のコンサートで“野生花”を歌う姿を連想させた。
パク・ヒョシンは“野生花”を歌って 時折多くの涙を流してきた。自身の自伝的な話を歌うだけに その感動と悲しみが大きくなるためだ。
しかしパク・ヒョシンはこのように泣きながらも 曲が醸し出す美しい雰囲気はそのまま伝えてきたし、自身の歌唱力を思い切り出した。
言いかえればパク・ヒョシンの歌には障害物がないという意味だ。

パク・ヒョシンのファントムの歌の中で“幻ではない。あなたは私のところに来て 私の音楽になるだろう”という歌詞がある。
ミュージカル『ファントム』舞台の上 パク・ヒョシンは愛する女性クリスティーン・ダーエを自身の音楽であると語るが、
観客にとってはパク・ヒョシンが音楽そのものだ。
品格があってロマンチックなパク・ヒョシンの歌は 絶賛を受けるに十分値する。
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2015年 2度目の韓国 その1

2015-05-22 02:25:19 | 韓国旅行
2月に続いて2度目の韓国。今回の目的はヒョシンくん主演のミュージカル『ファントム』だ。


朝10時すぎはフライトラッシュの時間帯。各社ずらっと並んでいる


離陸も順番待ち


こんなイラストの付いたANA機も。




何やら部品があるが、ドリームリフターはいないなぁ・・・


と思っていたら飛んできた! 着陸の瞬間。


ゆっくりとやってきて


所定の位置に到着。


後ろが開いて






部品を入れる体勢に


サイズぴったり。




すっぽり入った!


積み込み完了。到着したばかりなのに、またどこかへ飛ぶのかな? 



今回は値段重視でチェジュ航空で行ったが、韓国からのフライトが遅れ、出発が30分遅くなった。
隣に座った女性2人組は、オリンピック公園で行われるコンサートに行くらしく、地図を見ながらあれこれ話をしていた。

金浦空港は小規模なので、仁川に比べると入国審査の待ち時間が少なくてラクだ。空港のあちこちもきれいに改装されていた。


今回はwifiルーターをレンタルしていかなかったので、空港横のロッテモールのセブンイレブンでwifiプリペイドを購入。
以前のようにレシートに番号が印字されたものではなく、よくあるプリペイドカードタイプになっていた。4日分で9900ウォン。


日本語の説明もあり


PINコードはスクラッチ


結果、まともに繋がったのが帰国当日の地下鉄始発待ちの時。全然使えなかった!!
宿はwifiがあるからいいが、街なかで使えないのはいろいろ不便なので、高くてもルーターレンタルしたほうがよかった。


宿は久々のセファホステル。部屋も前と同じ202号室。
荷物を置いて、近くの両替店へ。レートは100円=890ウォン。明洞まで行く時間がなかったので、レートの比較ができず。
そのまま仁寺洞へ向かい、土産物店で会社でばらまき用のチョコを買い、荷物を置いてから地下鉄駅へ向かった。


東大門歴史文化公園駅で下車。ちょうどお釈迦様の誕生を祝う「燃灯祝祭」の時期と重なっており、パレード?に向かう人たちがいた。


タヨバス発見!!



忠武アートホールに到着。ここは以前 ユン・ドヒョンの『光化門恋歌』を見に来たことがある。


暗くなるとこんな感じ。


エントランス横のパネル。


ヒョシンくんのアップ




柱にもヒョシンくん


撮影ブース。韓国人の女の子にスマホでの撮影を頼まれたので、言葉はわからなかったが引き受け、何とか撮れた・・・と思う。


本日のキャスト




今回の席。インターパークで何度も取り直したので、早期割引だったが、結果的に正規価格と変わらない値段になってしまった。





コンサートと違い、ミュージカルは会場の撮影にキビシイ。なにげに撮影しようとすると、係員がすぐ飛んできて注意されている人があちこちにいた。
作品自体のできばえはともかく、ヒョシンくんの歌と演技は素晴らしかった。
ヒロインをお姫様抱っこして歌ったり、銃で撃たれて苦しげにセリフを言ったりと、難しい演技も淡々とこなし、もちろん歌唱力も文句なし。
最後に死を迎える場面では、まわりの女性は皆、涙をぬぐっていた。もちろん私も泣いた。
ヒョシンくんは、ずっと仮面を付けたまま、一切顔を見せない。カーテンコールで後ろ姿を見せた時に仮面を取るが、舞台を向くことなく幕が下りた。


プログラムのみ購入










練習風景のショット




この顔、すごく好き


なんと! 2016年『モーツァルト!』再演。ヒョシンくん出るかなぁ。


そして『レベッカ』も。こちらは芸術の殿堂と、会場まで決まっているようだ。


『エリザベート』のお知らせも。


チケット取ったし、パンフレットがあったので持ってきた






公演後は歩いて東大門方面へ。デザインプラザの夜景


ショッピングビル


ぶらぶら歩いて広蔵市場へ。10時すぎなので店じまいした屋台も。



ピンデトックをテイクアウト。コンビニで買った山査春(山査子の酒)と一緒に、宿で遅い夕食。
アルコールが入ると眠くなってしまい、結局そのまま寝てしまった。



その2へ続く。
コメント (2)
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