三十路の食卓

食事の記録・食にまつわるあれやこれや
かっこいいごはんも いいかげんな飯も 全ては私のリアリズム(おおげさ)

山うに豆腐との遭遇

2013-07-29 10:31:45 | こんなものを食べてみました。
〈5月26日の食事〉
朝:-
昼:不明、でも何かしか食べてるはず
夜:山うに豆腐焼おにぎり 舞茸とズッキーニと豚の炒めもの 日本酒

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仕事でバタバタしたり、はたまたオンラインゲームにハマって勤しんでいる間に、まさか2ヶ月前の綯いようになっているとは。
我ながら驚愕し、引いてさえいるところです。
そして本日書きたい内容はといえば、4月に行ってきた吉祥寺のお取り寄せイベントで買ったものについて。
4月の伏線、まだ回収できてないの!と、これまたびっくり。

それはまあさておき、始めましょうか。

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さてそのイベントにおいて、私が一番に楽しみにしていたもの。
マンガ「おとりよせ王子 飯田好実」の中で、一番惹かれていたもの。
それがこの「山うに豆腐」なんである。
山うにとはいかに、といえば、あのイガイガを纏った海洋生物は関係ない。
その正体はといえば、「豆腐のもろみ味噌漬け」なのであった。

私は豆腐があまり得意ではなく、とりわけ冷奴という形態が苦手である。
そんな豆腐に対してラブコールを送りたくなるのは、味噌の力によるところが大きい。
味噌味が好きで、居酒屋でクリームチーズの味噌漬けなんかがあったら、ついつい頼んでしまうタチなのだ。
苦手を関心にまで持っていく味噌は凄い。
豆腐も味噌も大豆から出来ているのに、こうして好みに分岐点を与えるというのも、よく考えれば凄い。

その、ほぼほぼ大豆で出来た山うに豆腐の話に戻ろう。
ねっとり感や濃厚さを例えて「うに」と称しているが、テクスチャーで近いのは、室温で少し柔らかくなったクリームチーズやバター。
だが、原料が同じ分味も染みやすいのか、クリームチーズの味噌漬けよりも味噌味が浸透しているようだ。
これは美味しいに決まっている。
いずれにしても、あんた本当にもともとは豆腐だったの?と肩を揺らして尋ねたいくらい、豆腐とは別物である。

そのまま酒のアテにしてもいいのだが、やってみたかったのは、おにぎりの片面にこれをたっぷり塗った焼おにぎり!
「おとりよせ王子」の真似…なのだが、バーベキュー会場にて網に乗せて焼き、山うに豆腐が塗られた面はバーナーで焼き目を付ける…までの完全コピーはさすがに出来ず。
自宅にて、オーブンのみで近付ける事にする。

美味しいものだけで作っているのだから、出来上がったものが不味くなるはすがない。
だが、オーブンというのも中々難しいものだ。
山うに豆腐の上に焦げ目を…と欲張ればおにぎりの水分が飛ぶし、おにぎりの出来を最優先すれば、普通の味噌おにぎりと大差なくなってしまう。
ううむ、飯田くんが食べたものは、こんなもんじゃないようだ。

とにもかくにも気に入ったこの一品。
おとりよせしなきゃなあ…と思っていたところ、都内でも売っているのを先日発見した。
バーナーを買って、リベンジしたいところである。