二本松の菊人形は日本一の規模と聞く、菊の展示というのは江戸趣味の伝統があるのに、最近は老人趣味と一般的には敬遠気味の感もあるが、我々はその老人であるからには、伝統を守って見ていかざるをえないぞと、菊人形は笠間以来となりますかな。初めは二本松城でナビ検索したら出てこなくて、市内に行けば案内看板ぐらいはあるだろうと、やはり案内矢印があって迷うことなく城の駐車場に、このお城は霞ケ城というんですね、規模は小峯城よりも大きいが門と一部だけしか残しておりません、広い跡地が会場となっていました。
城へのアプローチ
城門前には白虎隊と同じように若くして散っていったという往時の姿の銅像があって、こちらも戊辰戦争では奥羽越列藩同盟で幕府側で戦った城です、ここも石垣が立派なのと、樹木では松が見事な枝ぶりを見せておりました。
二本松少年隊の像が
城門へ
城門に入る手前から菊人形がお出迎え
松の緑と紅葉の色の対比
枝ぶりが見事な松も
本会場は有料ですが、展示は菊そのものの品評会と菊人形との二番組の構成となっていて、菊だけでもよくぞこれだけ育てたものだと伝統とは凄いもんだねぇと、そして菊人形の数も半端じゃない、期間中のメンテナンスも大変でしょう、これだけやるのは相当なマンパワーが必要です、二本松ではまだこれらを維持しているというのがご立派。
菊の展示ではよく見られる
各種の賞の札が付けられていて
総理大臣賞というのも、見に来ていたとは思われませんが
小ぶりの造りもあって
懸崖造り
それぞれこれだけの数の花を咲かせるというのが凄い
手前が仕立てる前だそうだ
盆栽仕立ても
経路は菊の品評展示ゾーンから菊人形ゾーンに移っていく。
菊人形の着せ替え中、期間内で3回ほど必要とか
徳川家康
篤姫
お犬さま
松の廊下
五重塔
雷電は横綱じゃなかったのに
七福神
近くにある東北サファリパークの宣伝でした
コースの最終は城跡の奥を回っていって、こちらには造られたらしい滝が二ヶ所にあって菊飾りが、最後まで菊を主役にした展示となっておりました。
この菊人形展は日本一というだけのことはあったが二回目も来るかというと微妙、会場内にはお土産売場もあったけど、我々にはこういうところで買うようなものはありませんでしたな、そういうのももっと充実させたらいいのにね。