フィンランドの交通事情編(右側通行)
*経理係の体験に基づくものですので ご参考までに宜しくお願いします
↑南西部に行ってまいりました。
バカンス時期のせいでしょうか?玄関口のヘルシンキや古都トゥルクは人通りが多く 車両も普通に多かったです。右左折には気をつかいました。
「右折は小回り、左折は大回り」と念仏を唱えながら曲がりますw。信号機があればこのおまじないと共に左折は対抗車線の直進車に注意すれば良いことになります。
はじめ戸惑ったのが左折専用信号が併設されている所。左折の際に 最も右の車線から中央車線に近いレーンに移動しますが
信号機が二つ柱についていて其々違う色が灯りますので、左側で点灯しているサインに従います。
点灯の仕方も日本と違いまして、黄色の次に点灯するのは赤だけではなく青(緑)の場合もあります。
都市部は歩行者がバカンスで気が急くのか?赤信号だろうが「行けそうなら行く」お姿が数回見受けられましたw 車のほうが止まります。
4輪も2輪も24時間ライトオンです。
また信号機のない市街地の交差点では 右側からくる車が優先です。
右側からくる車が右左折したいのか直進したいのか とりあえずおとなしく見守ります
逆に左からくる車にも、この国にきて日が浅いため信用しきれずwやはり注意します。自分の車体に突っ込んできそうでw
相手の道路の方が優先道路であることも多かった。一旦停止線でまず左、そして右左と首を動かすことになります。
"左からこないなー 右からもこないわー もう一回左見とかんとー "という感じです^ ^
といいましても、郊外では車は少なくなりますので 慌てなくても大丈夫でした👌
郊外では小さなロータリーもたまに出現します。左からくる車に注意してウインカーはつけずに右折しながらロータリーに進入、
曲がりたい道の手前で右折のウインカーをつけて抜けていきます。
町から町への移動区間は速度制限80キロの標識を良く見かけました。学校やショッピングモールが見えてくると途端に50キロになります。
ビューポイントにしては 何にもないなぁという所にカメラマークの看板がよくありまして、これは実はスピードを記録してますよ の看板です。
「この近くに車両が何気なく止まっていたらポリスだから気をつけて」と仲間に言われました。
その方によるとスピード違反の取り締まりは結構厳しいらしく 帰国後に請求書が届いたことがあったということです。
しかし総じてみなさん 安全運転です。
一説によると コイツのせいらしい
↑トナカイのパテ。これに隣のマスタードをたっぷりぬると美味しい。ソテーやミートボールも美味しかったですよん
トナカイが道に出没するので ぶつかると大破するとか。たしかに田舎道はもちろん一般道でも高速道でも 鹿注意 の看板は結構みました。
ただそれ以上に、皆さん穏やで心に余裕があるように感じられます
そもそも人口500万人のお国で渋滞などは郊外ではあまりみられません。オートバイ同士なら 必ず合図を送りあいます
わたしのオートバイとすれ違うと 笑顔を見せてくれたり、手を振ってくれる車もあります
煽ったり急かしたりの国とは違うなぁ。。
生活自体を楽しんでいるような。もっと言えば生き急いでいない、といいますか。。
フィンランドは今年最も素晴らしい世界ランキングで1位になっています。
それは「自分自身で幸せを感じるかどうか」というもの。…ちなみに日本は確か60番代だったかと思います…
国土の面積はほぼ一緒ながら急峻な日本では高速道路は延々とのび高額の走行料金を払っていますが、フィンランドでは無料。
人口500万人でもまかなっていけるものなのですね。確かに片側二車線ずつの広〜い道幅をもった高速道路もありましたが、
地方にいくと一車線ずつの簡素な作りになっていきます。でも他の町へと移動するには超べんり。
幹線道路から大きなロータリーを介して自由に出入りできます。
ただアスファルトは日本のものより対候性はなさそう。地方での話ですが駐車していたらみるみるスタンドが埋まっていきました。
今年は想定外の暑さで、柔らかくなってしまったようです。
地方の町の幹線道路をそのまま いい気になって先に進むと やがてダートになることも多い
わずかな人口の為にそうそう舗装はしないのかな?人の家がポツンとあるだけになったりしますので。
手前に怪しい看板は確かにありました。『道路がナナメになって車が脱輪している図』です
w
が後ろを付いてきていた仲間にはわざと伝えず
先に行ってみます。
確かに水平でもない道にほぼ全面、コブシ大の石ころがジャリジャリに続き、
ER6Nでスタンディングで楽しむわたくしの後ろで 砂塵を浴びながら涙目で
仲間は付いてきたようです。
今回行けなかった道。
フィンランドには海の道と氷の道があると聞きました。
島の端まで行くと道が突然消える。
やがてやってくる船に車体ごと乗って、次の島まで連れて行ってもらいます
海にも道が続いているのですね。
大小数千もの島々が連なるフィンランドらしい道です。
そして冬には氷の厚さを調べて、お役人が道を設定するそうです。
いつかまた機会があれば、車でも自転車でもいい、ぜひ走ってみたいものです。
↑島と湖はあちらこちらに。高低差はあまりないフィンランド。
↑スオメンリンナ島からのショット
↑フィンエアーのフライトカメラのリアルタイム画像
経理係の海外ツーリング報告、もう少々お付き合いを。