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2020-01-13 | Weblog

 はやぶさ2講演会(第1回)

1月11日、はやぶさ2講演会が倉敷科学センターにて開催されました。
講師はJAXA宇宙科学研究所・准教授 吉川 真先生、
吉川先生ははやぶさ2のミッションマネージャを務められ、テレビ記者会見などでよく見る方です。会場プラネタリウムの160席が満席になりました。

講演の中から
・ 「はやぶさ2」が明らかにした小惑星リュウグウの姿
・ リュウグウへの2回のタッチダウン
・ 小天体探査がなぜ重要か
・ 命名の話
  リュウグウはフランスの人が発見した。最初に発見した人に命名権があるのだが、日本からお願いして「リュウグウ」と命名した。(小学4年生の男の子の質問に答えて)
  リュウグウの表面にはたくさんのクレーターが確認され、このクレータにも名前がつけられた。
これらはおとぎ話から「モモタロウ」、「キンタロウ」、「ウラシマ」、「キビダンゴ」、「オトヒメ」などと付けられた。数十万個を超える小惑星の中のひとつの小惑星のクレーターであるから、日本の好き勝手に付けたのかと思ったのだが、IAU(国際天文学連合)に申請してひとつずつ審査を経て命名されたものである。一つのクレータに「シンデレラ」を申請したところ、フランス語でシンデレラという意味の「サンドリヨン」に変更されたものもある。
  大きな岩石にも名前が付けられ、「イイジマ」、「オカモト」という岩がある。これは若くして病で亡くなられたJAXA研究員の方の名前である。

 一時間半の講演を終え夜8時半過ぎ、科学センターの外は満月の夜空でした。その夜空の全く想像もつかない遥かかなたに向けて、おおぜいのJAXA研究員の方々が全力を尽くして「はやぶさ2」の運行、制御をしているのだと思うと、見上げた夜空の果てに壮大な夢があるような気がしました。


はやぶさ2のステッカーです