般若心経

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2019-11-09 | Weblog

 臓器移植

 記入されている方多いと思いますが、後期高齢者被保険者証の裏面に臓器移植の意思表示欄があります。
 私も臓器移植は何十年か前黄色い臓器移植カードをもらったときから、その後運転免許証や国民健康保険証の裏面に意思表示欄が設けられるようになってからも、ずっと「移植可」と記入しています。 ただ最初から眼球だけは×(移植を希望しない) にしています。
 なぜかといいますと、目が見えなくなるということに不安を感じるのです。暗い所がこわいのではなく、見えないことにおそろしさを感じるのです。街で杖を使って歩かれている目のご不自由な方を見るにつけ、私にはとてもできることではないといつも考えてしまいます。
そして、死後であっても眼球を刳りだされることにおそろしさを覚えてしまうのでした。逝った後の目は、もはや見るという機能をなす器官ではないということは分かっているつもりですが、おかしなことです。
 ところが今回保険証裏面に意思表示を記入するに際して、眼球に×は記入しませんでした。なぜか以前に感じていた死後のおそろしさを覚えなくなっているのです。
 年を取って感受性が鈍くなったのかもしれません。それともそれが普通なのでしょうか。