本山寺五重塔
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11月2日
四国八十八ヶ所第七十番札所本山寺で五重塔内部の一般公開がありました。
平成26年(2014)から始まった本山寺の五重塔解体・保存修理はこの春、素屋根が取り払われ、建築工事が完了したばかりです。
工事は2層目から上をすべて解体し、傷んだ部分を補修したうえで組み直したそうです。補修できない部材は新しく作り、取り換えています。
内部のいたるところに補強のための鋼材やワイヤーやロッドが見られます。木造の塔に”鋼材”、最初見たときには、ちょっと違和感がありましたが、鉄骨を組み込んだり、鉄筋コンクリートでできた五重塔もある現在、これもありかなと思います。東大寺大仏殿の屋根裏に巨大な鉄骨を入れて補強していることはよく知られています。純木造より強くなり、耐久性が向上し、費用も有利になるのであればよい選択ではないでしょうか。
本山寺の心柱は地上からではなく、2層から上に伸びています。
一般に心柱の効用に耐震性があげられていますが、今回の解体修理にともない顧問を務められた東大の教授は「心柱があるから地震に強いというのは都市伝説にすぎない」と話されていたそうです。 そういえば先日読んだ「五重塔のはなし」でも心柱の効用は、まだはっきりとは解明されていないと書かれていました。
本山寺の五重塔は明治から大正の時代にかけて建立されたものです。複雑に組み合わされたまるで巨大なパズルのような部材を目の当たりにして、これが奈良、平安の世から途切れることなく日本に受け継がれてきた建築技術、伝統建築物であることに見学者の皆が「すごい!」を連発していました。
五重塔1層の須弥壇に安置する五智如来は3年後に修理が完了するそうです。今回は2層目までの公開でしたが、3年後には最上層までの公開を予定しているそうです。そのときには是非もう一度訪れてみたいと思います。
軒裏の垂木と組物
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心柱
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心柱下部
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屋内の木組み
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軒の組物
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高瀬 渡邊 てんぷらうどん 小 @450
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黒いものはワカメです
JR本山~本山寺~JR丸亀
帰り坂出で途中下車、生うどんと茹でうどんをおみやげに購入