般若心経

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2019-11-02 | Weblog

 災害復興で思い出したこと

 相次ぐ台風や大雨により関東、東北地方及びその周辺で大変な被害が発生しました。
河川の決壊、土砂災害、家屋の損壊なと被災された方は不安な毎日を過ごされていることと思います。
 一昨日の新聞に「不用品ゆっくり仕分け 復興への知恵」という記事が載っていました。昨年の西日本豪雨で被災された方の経験談です。




 被災直後、『物を仕分ける気力を失い、あれこれとボランティアに細かく注文するのも気が引けて、全部捨てるよう頼んでしまった』ということです。
 これを読んで昨年ボランティアで家屋、家財の片付けをした時のことを思い出しました。以前ブログでアップしましたが、被災された方々はほぼ全員がこの記事の方のように「とにかく全部捨ててくれ」と言われます。泥にまみれた家具、電気製品を始めとする什器、書籍、食器など少しでも早く忌まわしい思い出から逃れたいという気持ちもあったのでしょう。
中には泥水を吸って形が崩れてしまった段ボール箱に入ったたくさんの漆器類もありました。調理器具、食器やガラス製品、陶器磁器製品など、最初は「洗えば使えますよ」と言っていたのですが、大勢のボランティアからその都度どうするか尋ねられている姿を見て、気の毒になり勝手に判断してそっと横に除けておきました。被災された方にとっては二度手間になったかもしれませんが、今回の記事を読んでよい判断だったと思います。

 西日本豪雨で被災した倉敷市真備地区には、全国各地から多くのボランティアが駆けつけて来られていました。今回の被災地でも多くのボランティアを必要としているそうです。出来れば私も応援に行きたいところですが、少し遠方過ぎ、移動や現地での宿泊などを考えると踏ん切りがつきません。
ただただ、被災された方々の不安が少しでも軽くなるようお祈りするばかりです。