小寄道

日々生あるもの、魂が孕むものにまなざしをそそぐ。凡愚なれど、ここに一服の憩をとどけんかなと想う。

震駭、ジェンダー加減はあるんだな!

2018年08月03日 | 日記

 

先日、御茶ノ水女子という「女子」と銘打った大学が、入学に関してLGBTのtを受けいれる表明をし耳目を集めた。世の中は変わるもんだな、と思っていた矢先、「女子受験生の点数を減点し、合格者の割合を3割前後に調整していた」というニュースが飛び込んできた。

東京医大の入学試験における恣意的な女性差別は、今後、民事の集団訴訟にも発展しかねない「事件」である。こんなことを画策した大学関係者の社会観や世界認識は、あまりに閉鎖的・近視眼的というか、滑稽なほどの偏見に満ちているとしかいいようがない。

それにしても、この国におけるジェンダーの不平等はホンモノだ。

以前にも書いたが、国際機関のジェンダーギャップ統計では、日本は世界100位以下。だから、偏差のトラブルは各分野で湧出されると予測されたが、まさか医大入試で起きたとは驚愕だ。私など言葉を失うが、巷の女性たちは怒りもせず、わりと諦めているのか平然とし、街頭インタビューでは笑いながら受け答えしていた。

男女平等は憲法で謳われているが、やはりお題目のようなもので、ジェンダーそのものは依然として不平等であった。「男女共同参画社会基本法」なるものも、欧米の先進諸国の真似事なのか、その運用は曖昧模糊、つかみどころのないものなのだろう。

降ってわいたような、この東京医大問題。ナショナリストでもリベラリストでもいいが、政治家はじめ男女間同士で早急に議論したらいかが。

つまり、人権というものの基層を何におくかを問われる問題だ。ジェンダーは一次的か二次的か、そんな問題設定がまずある。

男か女か、そのどちらかに生まれて損得が生じるのは、この世界では「可笑しなこと」なのじゃ、もし。

この周辺の問題、および議論がどう推移していくか、私はマスメディアそのものに注目していきたい。なぜなら、同根のものが業界の就職試験に巣食っている。まあ、事なかれ主義で収束していく確率が高いので・・。それが日本の行く途なので・・。

東京医大は今後、「東京男子医科大学」に改名しないと、どうにかなってしまうのではないか。そんな危惧をもつが、大きなお世話であった。

 

 

▲自然の黄昏は美しい。人間のそれはどうかなあ、神様はやっぱり沈黙だろうな・・。



追記:
公務員試験は大丈夫ですか? 受験者数、合格者数で男女差のおかしな偏向はありませんよね。いちいち検証しませんけど・・。最近の女子の身体能力は、頭脳はもちろん、男子を上回るものがあります。胆力に至っては、なんといっても出産の力、男性以上といっていいでしょう。この辺で・・。


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